あらすじ
社員の7割が知的障がい者のチョーク製造会
社・日本理化学工業。
60年もの間、障がい者雇
用を続けながら、業界トップシェアを確立す
る。世界でも例のない企業として、〝日本でい
ちばん大切にしたい会社〟と注目を浴びるが、
その一方では、社員の家族、経営者や同僚た
ちの苦悩と葛藤があった。「働く幸せ」「生き
る喜び」に満ち溢れたノンフィクション。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
感動と尊敬で心がいっぱいです
たまたま子供に何を読んでるの?
と聞かれたので、
チョークを作っている会社のお話だよ
と伝えたら、
本田さんの話?と言って教科書を持ってきてくれました
エースと呼ばれている本田さんのことが、教科書に載っていたのです
この本を読んで四つの幸せは
人に愛されること。人に褒められること。人の役に立つこと。人から必要とされる事。
働く事で幸せを感じることができるということ
日本理化学工業株式会社の経営陣は素晴らしい人たちです
障がいを持つ人を雇うだけでなく、どうしたら社員が幸せでいられるかを常に考えて行動しています
自分たちも一緒に動き、働く事での気づきや従業員に対しての感謝の気持ちが溢れています
楽な仕事だけして嫌なことからは逃げ、従業員が困っていても解決することもせず、自分の好きに経費を使い、昼間は居眠り、YouTube視聴、口だけ偉そうに知ったような口を聞く経営者が多い中
そして家族経営だと私的なことにばかりお金を使う人も多い中
大山会長、社長、さらに家族で一緒に働いてる人たちみんなが、常に一生懸命働き、サポートし、改善して、土台を作っているのです
頂点に立って、上から見下ろしたりしてないです
こんな会社があるなんて。
この会社で働くすべての人たちは日本の宝ですね!
Posted by ブクログ
この本と出会うまで、本当の「働く幸せ」を知らなかった。これほど働くことは特別で素敵なことなんだと、驚き、感動し、心に響いた。
お金を稼ぐ手段としてアルバイトをしていた私は、この本と出会い、お客さんに向かう姿勢や仕事の取り組み方が大きく変化することになった。
誰かの役に立つこと、必要とされることは、この上ない喜び、幸せであり、それを忘れてはならないと、忘れないために何度も思い返そうと思う。
障がい者の方と関わる機会があまりないですが、障がい者の方の魅力的な個性や才能、可能性、向上心、を持っていることを知ることができ、価値観が変わった。
教員を目指している私は、虹色のチョークを使って、将来を担う子供たちに勉強よりも大切なことを教えられる気がします。
Posted by ブクログ
「人の温かさ」に尽きた。
健常者も知的障がい者も隔たりなく生きる事の出来る社会の縮図が、人と人との繋がり、温かさがチョークを介して紡いで行ったその来たし方を知ることが出来た。
「人の幸せ」はどんな事なのか。当たり前だからこそ考えた事がなかったものも教えてもくれた。働くこと、人の役に立つこと。これはただ金銭の為ではなく、必要とされ、褒められ、愛されることで人は幸せを感じることである。これは僕自身共感し、嬉しかった言葉だった。
今、大学で保育・教育を学んでいる。講義の中でも障がいに焦点を当てたものが何度もあった。自分では分かっている問題であっても、この本は改めてその大切さ、人の尊さを感じる事が出来た。
出来るできないがあるのは当たり前のこと。だからこそ出来ないではなく、どうやれば出来るのかを考えていくこと。この考えをずっと持ちながら色んなことに挑戦していこうと思う。