杉山隆男のレビュー一覧

  • 兵士は起つ―自衛隊史上最大の作戦―

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    何度も涙が出て来そうになった。
    自衛隊員の方々の『覚悟』には本当に頭が下がります。
    皆様のお陰で今もなんとか平穏に過ごせている日常に感謝致します。本当にありがとうございます!

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    2023年08月09日
  • 昭和の特別な一日

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    昭和は遠くなりにけり。東京オリンピックの頃、筆者の記憶に残る特別な日。ノスタルジックに振り返る昭和の東京。

    「上空1万フィートの東京五輪」 昭和39年10月10日(土)
    「さらば、銀座の都電」 昭和42年12月9日(土)
    「日本橋には空がない」 昭和38年4月12日(金)
    「ブロードウェイがやってきた!」 昭和41年10月29日(土)

    昭和27年生まれ、神田神保町に生まれ育った筆者の原風景。オリンピックの前後で東京の街並みは大きく変わる。その象徴的な出来事を4章構成で描いている。オリンピックの開会式のブルーインパルスが描く五輪。都電の廃止、日本橋川への首都高速の建設。ちょっと意外なセレクト

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    2020年11月24日
  • OKI-囚われの国

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    過疎化が進み、国境の防人とも言うべき日本海沿いは限界集落ばかり。隠岐に限らず、どこでも起こり得る。「永久に手を上げる事を忘れた囚われの国」ではあるが、ここまでおバカな国民ではないだろう。前半のコメディタッチは深刻な事態から目を逸らす為?

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    2020年10月29日
  • 兵士は起つ―自衛隊史上最大の作戦―

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    東日本大震災の時に実際に被災しつつも救助活動等にあたった隊員への取材結果をまとめた本。

    その他、普通に隊員に取材した結果をまとめた本もシリーズ化されている。
    彼らの「普段の生活」を知るには良いかも。

    「軍隊またはその他の実力組織」というのは何十万人、何百万人で構成される「自己完結型組織」だから、ある意味「運用要領がマニュアル化されている社会そのもの」なところがあって、それについての知識を得るというのは、ミリタリー関係なしに面白い。

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    2019年02月16日
  • 私と、妻と、妻の犬

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    主人公は妻とうまくいっていなくて、子供がいなくて、犬を飼っている中年男・・・。全く同じ状況である自分にとっては激しく共感できた。妻に詰問されるシーンなど、リアルすぎて背筋が冷たくなった。
    ただ、そういった状況にない人が読んでも、ただのヘタレたオヤジがグジグジ言ってるだけの話なんだろう。

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    2016年02月18日
  • 兵士は起つ―自衛隊史上最大の作戦―

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    自衛隊は災害救助に徹するよう、役割を明確にできないのだろうか。寡黙で任務に忠実な組織。がしかし、同時に軍隊であるという現実…

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    2015年10月15日
  • 兵士は起つ―自衛隊史上最大の作戦―

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     3.11での自衛隊の活躍が描かれている
    感動、「事に臨んでは危険を顧みず、身をもって責務の完遂を務め、もって国民の負担にこたえる」という言葉に感動

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    2015年09月13日
  • 兵士は起つ―自衛隊史上最大の作戦―

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    もちろん、涙無しには読み進めることができない。
    手を汚さない高みから皮肉なご高説を述べるだけの大江健三郎や坂本龍一が伝えることのできない、「現場」の視点だ。

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    2018年10月19日
  • 兵士を追え

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    「兵士」シリーズで海上自衛隊にスポットを当てた巻です。
    哨戒機と潜水艦がメインになってます。

    哨戒機の方では武器員という職種が印象的。
    米粒のような船影を見た瞬間、型から船名まで当ててしまうのはまさに「名人」!すごすぎる・・・。

    潜水艦パートでは、やっぱりごはんの話が良かった(´∀`)
    朝食の卵をスクランブルにするのかゆで卵にするのか
    夕飯のステーキの焼き加減はどうするのか・・・
    隊員ひとりひとりにそこまで聞いてくれるなんて驚いたw

    個人的には水上艦の方ももっと出して、と言いたいところですが、
    筆者の船酔い体質を考えるとあまり無理も言えませんね(;・∀・)

    いつも地道に日本を守ってくれ

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    2011年12月02日
  • 兵士に告ぐ

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    <>西普連という特殊精鋭部隊を中心に自衛隊についての様々なことを詳細に書いてくれている。本当に多くの自衛官の方々と話してきた作者が、しっかりみっちり書いてくれてあるところが嬉しい。大変面白かったであります!

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    2010年10月25日
  • 兵士を追え

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    「兵士」シリーズの第三弾は潜水艦部隊と哨戒機部隊が対象。以前にも書いたけれども、「自衛隊とは何なのか」というようなことを考えるにあたって、法的なあるいは思想的な方法論をとる前に、こうやって現場をつぶさに見てなされたレポートを読むことは非常に有効、というか、大事なことだと思う。

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    2011年07月25日
  • 兵士に聞け

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    かなり面白いノンフィクション。題材は自衛隊、従って、題名「兵士に聞け」の「兵士」は自衛官のことである。レンジャー訓練・護衛艦・奥尻島の部隊・カンボジアでのPKO活動等がテーマになっている。
    筆者は個々のテーマに関する丹念・丁寧な取材と、そこで働く自衛隊員への、これも丹念・丁寧な聞き取り、インタビューにより、自衛隊・自衛官のその場その場での行動・働き方を記録している。自衛隊と言えば、特に本書でも扱っているPKO活動への参加をめぐって、その活動が憲法に違反するのではないか、といった議論が盛んに行われたことを思い浮かべることが出来るが、筆者はそういったことに対して、一言も私見を述べていない。ただただ

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    2011年07月25日
  • 私は自衛官 九つの彼女たちの物語

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    ネタバレ

    過酷であろう自衛官の仕事に女性が就くのは、どういう動機があってのことなのかという興味が湧いたことがきっかけで本書を手に取りました。

    彼女たちは男女共同参画社会の過渡期に職に就いたとのことですが、男性自衛官と肩を並べるにはという気負いがない人が多く感じられました。

    「うまくやらずに、ちゃんとやる」
    基本や初心を忘れることなく、着実にやる。私の生活にも取り入れられるやり方だと思いました。

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    2025年04月03日
  • 兵士は起つ―自衛隊史上最大の作戦―

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    日本に甚大な被害をもたらした『3・11』東日本大震災。「その時」に自衛隊員はいかに行動したのか? 長年自衛隊を追い続けている筆者による迫真のルポルタージュです。彼らの姿に改めて感動をおぼえました。




    筆者による自衛隊を追ったルポルタージュ『兵士』シリーズを初めて読んだのは自衛隊を志願していた頃のことで、結果的には視力の関係で入隊は出来なかったものの、彼らのことを理解するためにはかなり役に立ったことをここに記しておきます。

    ここでは『自衛隊史上最大の作戦』と称して、あの甚大な被害をもたらした『3.11』東日本大震災の際、彼らがどのように行動したかということが、詳細な筆致で描かれております

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    2024年07月30日
  • 「兵士」になれなかった三島由紀夫

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    兵士に聞け シリーズ、で15年にわたり自衛隊を取材した杉山隆男による、三島由紀夫と自衛隊の物語。鍛え上げた上半身(腕力)を誇った三島だが、鍛えられていない下半身は脆弱なまま(脚力不足)で体験入隊時の持久走では、常に劣後していた等の指摘が興味深い。劣後しながらも真剣に付いてゆこうという三島の鬼気迫る雰囲気が印象的だった、という当時の教官(隊員)たちの様々な三島の思い出が語られております。虚弱な体(小柄)だったが故に、太平洋戦争に行けず、兵士になることができなかった三島由紀夫が、敗戦後、作家になったころから体を鍛えはじめ(心を鍛えることも含め)それがどのように展開し、あの壮烈な最後を迎えたのかとい

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    2023年02月02日
  • 私は自衛官 九つの彼女たちの物語

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    幹部候補の転勤の多さにクラクラする。夫婦で候補なら、別居覚悟。キャリアアップも大切だが…。専門性と汎用性のどちらも可能とする仕事か。

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    2022年07月17日
  • 兵士は起つ―自衛隊史上最大の作戦―

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    ほんまに、こんな風な気持ちで活動してくれとるんかと思うと、頭が上がらへん。しかも、それやのに感謝されることにそれでも葛藤しとるってのは、なんて報われへんことなんやろう。ほんまに。

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    2022年01月11日
  • 兵士を見よ

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    航空自衛隊の活動を追ったノンフィクション。ミリタリーファンは、自衛隊の装備や兵器にはやたら詳しいが、自衛隊員が実際にどのような任務・活動をしているかは意外に知らなかったりする。自衛隊の隊員や家族がどのような気持ちで任務にあたっているか、国防に関心があるのであれば一読する価値があると思う。

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    2021年05月02日
  • 兵士に聞け

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     笑福亭鶴瓶さんが吉田茂を演じたドラマに、本書『兵士に聞け』からの引用がありました。即ち、

     ......君たちは自衛隊在職中決して国民から感謝されたり歓迎されることなく自衛隊を終るかもしれない。きっと非難とか誹謗ばかりの一生かもしれない。ご苦労なことだと思う。しかし、自衛隊が国民から歓迎され、ちやほやされる事態とは外国から攻撃されて国家存亡のときとか、災害派遣のときとか、国民が困窮し国家が混乱に直面しているときだけなのだ。言葉をかえれば、君たちが「日蔭者」であるときの方が、国民や日本は幸せなのだ。耐えてもらいたい。

     といふ吉田茂の言葉であります。杉山隆男氏の「兵士シリーズ」は存在は知つ

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    2020年08月28日
  • 兵士を追え

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    ネタバレ

    兵士シリーズ第三弾は海自(潜水艦+哨戒機)どちらも露出が少ないので同行レポ、クルーのインタビューは大変貴重である。が、P−3C哨戒機の磁気探知機を水面に降ろして使用するとの記述(間違い)だけはいただけない。

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    2018年10月14日