杉山隆男のレビュー一覧

  • 兵士は起つ―自衛隊史上最大の作戦―
    何度も涙が出て来そうになった。
    自衛隊員の方々の『覚悟』には本当に頭が下がります。
    皆様のお陰で今もなんとか平穏に過ごせている日常に感謝致します。本当にありがとうございます!
  • 昭和の特別な一日
    昭和は遠くなりにけり。東京オリンピックの頃、筆者の記憶に残る特別な日。ノスタルジックに振り返る昭和の東京。

    「上空1万フィートの東京五輪」 昭和39年10月10日(土)
    「さらば、銀座の都電」 昭和42年12月9日(土)
    「日本橋には空がない」 昭和38年4月12日(金)
    「ブロードウェイがやって...続きを読む
  • OKI-囚われの国
    過疎化が進み、国境の防人とも言うべき日本海沿いは限界集落ばかり。隠岐に限らず、どこでも起こり得る。「永久に手を上げる事を忘れた囚われの国」ではあるが、ここまでおバカな国民ではないだろう。前半のコメディタッチは深刻な事態から目を逸らす為?
  • 兵士は起つ―自衛隊史上最大の作戦―
    東日本大震災の時に実際に被災しつつも救助活動等にあたった隊員への取材結果をまとめた本。

    その他、普通に隊員に取材した結果をまとめた本もシリーズ化されている。
    彼らの「普段の生活」を知るには良いかも。

    「軍隊またはその他の実力組織」というのは何十万人、何百万人で構成される「自己完結型組織」だから、...続きを読む
  • 私と、妻と、妻の犬
    主人公は妻とうまくいっていなくて、子供がいなくて、犬を飼っている中年男・・・。全く同じ状況である自分にとっては激しく共感できた。妻に詰問されるシーンなど、リアルすぎて背筋が冷たくなった。
    ただ、そういった状況にない人が読んでも、ただのヘタレたオヤジがグジグジ言ってるだけの話なんだろう。
  • 兵士は起つ―自衛隊史上最大の作戦―
    自衛隊は災害救助に徹するよう、役割を明確にできないのだろうか。寡黙で任務に忠実な組織。がしかし、同時に軍隊であるという現実…
  • 兵士は起つ―自衛隊史上最大の作戦―
     3.11での自衛隊の活躍が描かれている
    感動、「事に臨んでは危険を顧みず、身をもって責務の完遂を務め、もって国民の負担にこたえる」という言葉に感動
  • 兵士は起つ―自衛隊史上最大の作戦―
    もちろん、涙無しには読み進めることができない。
    手を汚さない高みから皮肉なご高説を述べるだけの大江健三郎や坂本龍一が伝えることのできない、「現場」の視点だ。
  • 兵士を追え
    「兵士」シリーズで海上自衛隊にスポットを当てた巻です。
    哨戒機と潜水艦がメインになってます。

    哨戒機の方では武器員という職種が印象的。
    米粒のような船影を見た瞬間、型から船名まで当ててしまうのはまさに「名人」!すごすぎる・・・。

    潜水艦パートでは、やっぱりごはんの話が良かった(´∀`)
    朝食の卵...続きを読む
  • 兵士に告ぐ
    <>西普連という特殊精鋭部隊を中心に自衛隊についての様々なことを詳細に書いてくれている。本当に多くの自衛官の方々と話してきた作者が、しっかりみっちり書いてくれてあるところが嬉しい。大変面白かったであります!
  • 兵士を追え
    「兵士」シリーズの第三弾は潜水艦部隊と哨戒機部隊が対象。以前にも書いたけれども、「自衛隊とは何なのか」というようなことを考えるにあたって、法的なあるいは思想的な方法論をとる前に、こうやって現場をつぶさに見てなされたレポートを読むことは非常に有効、というか、大事なことだと思う。
  • 兵士に聞け
    かなり面白いノンフィクション。題材は自衛隊、従って、題名「兵士に聞け」の「兵士」は自衛官のことである。レンジャー訓練・護衛艦・奥尻島の部隊・カンボジアでのPKO活動等がテーマになっている。
    筆者は個々のテーマに関する丹念・丁寧な取材と、そこで働く自衛隊員への、これも丹念・丁寧な聞き取り、インタビュー...続きを読む
  • 「兵士」になれなかった三島由紀夫
    兵士に聞け シリーズ、で15年にわたり自衛隊を取材した杉山隆男による、三島由紀夫と自衛隊の物語。鍛え上げた上半身(腕力)を誇った三島だが、鍛えられていない下半身は脆弱なまま(脚力不足)で体験入隊時の持久走では、常に劣後していた等の指摘が興味深い。劣後しながらも真剣に付いてゆこうという三島の鬼気迫る雰...続きを読む
  • 私は自衛官 九つの彼女たちの物語
    幹部候補の転勤の多さにクラクラする。夫婦で候補なら、別居覚悟。キャリアアップも大切だが…。専門性と汎用性のどちらも可能とする仕事か。
  • 兵士は起つ―自衛隊史上最大の作戦―
    ほんまに、こんな風な気持ちで活動してくれとるんかと思うと、頭が上がらへん。しかも、それやのに感謝されることにそれでも葛藤しとるってのは、なんて報われへんことなんやろう。ほんまに。
  • 兵士を見よ
    航空自衛隊の活動を追ったノンフィクション。ミリタリーファンは、自衛隊の装備や兵器にはやたら詳しいが、自衛隊員が実際にどのような任務・活動をしているかは意外に知らなかったりする。自衛隊の隊員や家族がどのような気持ちで任務にあたっているか、国防に関心があるのであれば一読する価値があると思う。
  • 兵士に聞け
     笑福亭鶴瓶さんが吉田茂を演じたドラマに、本書『兵士に聞け』からの引用がありました。即ち、

     ......君たちは自衛隊在職中決して国民から感謝されたり歓迎されることなく自衛隊を終るかもしれない。きっと非難とか誹謗ばかりの一生かもしれない。ご苦労なことだと思う。しかし、自衛隊が国民から歓迎され、ち...続きを読む
  • 兵士を追え
    兵士シリーズ第三弾は海自(潜水艦+哨戒機)どちらも露出が少ないので同行レポ、クルーのインタビューは大変貴重である。が、P−3C哨戒機の磁気探知機を水面に降ろして使用するとの記述(間違い)だけはいただけない。
  • 兵士は起つ―自衛隊史上最大の作戦―
    抑制された筆致が余計に津波の凄絶さを物語る。あまりにも凄惨すぎて何度か本を閉じた。果敢に救助活動に立ち向かうも、そこに存在するのは遺体累々。過酷過ぎる現場で幾度も嗚咽しながらも、これ以上傷まぬよう、細心に遺体を運ぶ自衛隊員。

    ひとりの自衛隊員が呟く。
    ◉「来るか来ないかわからない<いつか>のために...続きを読む
  • 自衛隊が危ない(小学館101新書)
    長年自衛隊を見つめ続けた著者が詳らかにするこの組織の歪み。
    変わりゆく自衛隊。自衛隊がより「軍隊化」していくとでも言えばいいのか。一方で忘れ去られつつある創建当時の精神。何が、どういう方向性が正しいのか浅薄な自分にはまだよくわからないが、自衛隊を取り巻く環境、そして自衛隊自身が変わりつつあるいま、自...続きを読む