杉山隆男のレビュー一覧

  • 「兵士」になれなかった三島由紀夫
    感受性が強くて、かなり打たれ弱い。

    時々自分に酔ってるけどちょっとヘタレ。



    そんなレンジャー平岡君のお話。
  • 自衛隊が危ない(小学館101新書)
    [ 内容 ]
    発足から55年、田母神・前航空幕僚長の「懸賞論文」問題が露呈した巨大軍事組織、自衛隊の歪みとは何か。
    「軍歌が流れる基地」「悩める現場」、そして「アメリカという聖域」。
    足かけ15年、1000人を超える陸空軍自衛隊員に話を聞き、F15で空中戦訓練を体験し、軍事機密のかたまり、潜水艦で深...続きを読む
  • 兵士に告ぐ
    杉山の今までの「兵士シリーズ」と比べると、雑多なテーマの記事をざっくりまとめた観があり、一冊の本としてはまとまりに欠ける。
    自衛隊の精鋭部隊である「西部方面普通科連隊」については初めて知った。また、「兵士に聞け」に登場したレンジャー学生が、信望を集める中隊長に成長した姿が描かれており、印象に残った。
  • 「兵士」になれなかった三島由紀夫

    著者が下半身に注目しすぎる

    三島の自衛隊体験入隊は有名だったので、その仔細を知りたいと思って購入した。たしかに当時の隊員の証言など巨細にわたる取材もあるのだが、どういうわけかこの著者は三島の下半身の筋肉の脆弱さに固執しすぎる感がある。持久力そうである長距離走の弱さまで下半身子筋力のせいに(牽強付会な当時の証言を利用する方法まで...続きを読む