あらすじ
これが巨大軍事組織・自衛隊の「歪み」だ。
発足から55年、田母神・前航空幕僚長の「懸賞論文」問題が露呈した巨大軍事組織、自衛隊の歪みとは何か。「軍歌が流れる基地」「悩める現場」、そして「アメリカという聖域」。足かけ15年、1000人を超える陸海空自衛隊員に話を聞き、F15で空中戦訓練を体験し、軍事機密のかたまり、潜水艦で深海を行った「兵士」シリーズの著者が、さらに3年にわたり防衛省の人事関係施策等検討会議委員をつとめた経験をもとに、いま自衛隊の現場で何が起きているか、つまびらかにしていく。その軋みの、悲鳴にも似た声が、歯止めを失ったこの組織で相次ぐさまざまな問題の底から聞こえてくる。
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Posted by ブクログ
長年自衛隊を見つめ続けた著者が詳らかにするこの組織の歪み。
変わりゆく自衛隊。自衛隊がより「軍隊化」していくとでも言えばいいのか。一方で忘れ去られつつある創建当時の精神。何が、どういう方向性が正しいのか浅薄な自分にはまだよくわからないが、自衛隊を取り巻く環境、そして自衛隊自身が変わりつつあるいま、自衛隊は、自衛隊員はどうあるべきかというのは、組織の内外問わず考えなくてはならない問題だな。
Posted by ブクログ
自衛隊もある意味、一般の企業と変わらないのかもと思わせる書だ。踊る大捜査線と通じるモノを感じた。
官僚主義がはびこる一方で、自衛隊内で、権利があるから命令を拒否できて、強制されたら訴えるという話しがある。官僚と同じで、組織というものは、劣化が避けられないものなのだろうか?
[private]・裁判で争うこともできるのですよ。
・水兵の言うことを信用してはダメ。[/private]
Posted by ブクログ
発足から55年、田母神・前航空幕僚長の「懸賞論文」問題が露呈した巨大軍事組織、自衛隊の歪みとは何か。「軍歌が流れる基地」「悩める現場」、そして「アメリカという聖域」。足かけ15年、1000人を超える陸空軍自衛隊員に話を聞き、F15で空中戦訓練を体験し、軍事機密のかたまり、潜水艦で深海を行った「兵士」シリーズの著者が、さらに3年にわたり防衛省の人事関係施策等検討会議委員をつとめた経験をもとに、いま自衛隊の現場で何が起きているか、つまびらかにしていく。その軋みの、悲鳴にも似た声が、歯止めを失ったこの組織で相次ぐさまざまな問題の底から聞こえてくる。
Posted by ブクログ
[ 内容 ]
発足から55年、田母神・前航空幕僚長の「懸賞論文」問題が露呈した巨大軍事組織、自衛隊の歪みとは何か。
「軍歌が流れる基地」「悩める現場」、そして「アメリカという聖域」。
足かけ15年、1000人を超える陸空軍自衛隊員に話を聞き、F15で空中戦訓練を体験し、軍事機密のかたまり、潜水艦で深海を行った「兵士」シリーズの著者が、さらに3年にわたり防衛省の人事関係施策等検討会議委員をつとめた経験をもとに、いま自衛隊の現場で何が起きているか、つまびらかにしていく。
その軋みの、悲鳴にも似た声が、歯止めを失ったこの組織で相次ぐさまざまな問題の底から聞こえてくる。
[ 目次 ]
第1章 「武士」は消えたのか
第2章 軍歌が流れる基地
第3章 護憲の軍隊
第4章 悩める現場
第5章 アメリカという聖域
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