岡田斗司夫のレビュー一覧
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「ユニバーサルトーク」という考え方が斬新だった。
近しい間柄ではなく価値観を共有していない人が聞き手だと、価値観の相違を認識した上で相手が分かるような言葉選び、話の置き換えといった工夫が必要となる。
社会に出るまでそういったコミュニケーションを身につけてこなかったからこそ、「最近の若者」の話は古今東西分からないのだ。
また、相手に勝とうとするのではなく、一緒に答えを作り出す、という考え方がとても建設的で良いなと思った。論破したところで自分が一時的に気持ち良くなるだけで、相手との間に禍根は残るし、長期的な視点で見ればメリットは少ない気がする。
コミュニケーションの本質について考えさせられた。 -
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ネタバレ【今の価値観を考えてみたり】
2018年に書かれた本なので、10年後を未来予測しよう、というタイトルなのだと思うけど、今の時代をどう解釈するか、という点が興味深く読めるところだと思った。
AI、機械が人間の仕事の約半分を置き換えてしまうと言われたのは2013年、YouTuberが子どもの憧れの仕事上位ランキングしているのもそんな時期で、
著者は、未来予測には社会的価値観の変化を見ることが大事、と論じる。
今の時代は乱世だ、というお話。
著者は、2011年に出した書籍で、評価経済社会、つまり、評価と影響を互いに交換し合う社会について書かれている。
自己主張することで自分の存在意義を保 -
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岡田斗司夫らしく、極論で反例を問いかけながらダラダラと雑談形式で進む本。彼のYouTube動画を見ていて思うが、実験結果や調査結果に基づく知識ではなく、感覚的で天才的な論理展開をしているだけなので、良い意味で肩の力が抜けている。悪い意味では、内容が「ただの意見を言ってみた」与太話であり、どこにも辿り着かない。ゴールを求めているのではなく、考え方を突き合わせるような読書だからそれで良いのだが。
面白いのは、著作権の範囲における家族ならOKというルールに対して、1万人の養子の是非を持ち込む点。あり得なくもないし、こうした検証は子供手当のような現実問題でも想定すべき。養育の事実関係が必要と応える福 -
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TikTokのレコメンドでよく岡田斗司夫さんが登場するので、どんな本を出してんだっけ、と思って調べた中で、一番本人らしさが感じられそうな本、と思って手に取った。
4章 確実に最適解を生み出す話し方 の6つのルール
1 勝たない
2 「勝つ」のではなく「答えをつくる」
3 相手を負けさせない
4 相手を笑わせる
5 悩ませない
6 すっとさせる
前半はピンと来るが 、5(面倒な宿題を出すな、ということ)が難しい。
逆に、「オレ、いいこと言ったなあ」と悦にいって、嫌がられるおじさんになってしまっているリスクがあるな。。気をつけよう。
TikTokの岡田さんの方がおもしろい。
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YOUTUBEの動画を見て(アメリカとヨーロッパの富の分配に関する話)もっとこの方の話が聞きたく手に取る。
コミュニケーションスキルの話。確かによくある話ではなく、本著者の独特な切り口で(それが私世代にはピッタリわかりやすい)感心。いろいろ勉強になるとともに、本著者の頭の良さも思う。イヤ、岡田氏が定めたターゲットに私がばっちりあったという感じか?40代の世代に漫画や本、芸能人など身近な例でわかりやすく、納得しやすい内容。
■学
・講演のとき、お客の反応を見て温度を一定にするため
→こんな事まで考えているのかと感心
・言い争いの場数を踏む
→自分が弱いところ、大切だとは思う。
・島田紳助、切 -
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p67
「悩む時間を決めたらいい」
p87
僕の持論は、子供はそのショックを薄めるために、「死」を遊びにしてしまうんだと思っています。
YouTubeの切り抜きで知った自分としては楽しめた方ですが、基本的には文字起こししただけの書籍なので、普段から見られている方は物足りなく感じるかもしれません。
岡田さんの思考が面白いのもありますが、実際のトークを聞いたり見たりしている方がずっと面白い気がします。淀みのない理路整然とした語り口、軽快で明快な落とし所とチャーミングな笑顔(?)が魅力なのかな、と。脳内で彼の音声が補完されますが、それなら動画を見た方がいいのではと思ってしまいます。
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岡田斗司夫らしい語り口。あるあると思わせる共感の視点から、ユニークで強引な論理展開。発想が面白い良書。科学的に分析、試験をしたというよりも、恐らく、このやり方で技能が向上するのでは無いか、恐らく、この整理が正しいはずだという本。どうせ世の中主観と仮説だろう、という岡田斗司夫の思想が見えるような気がした。結局、帰納法で話を広げていく。
家族型社交と公共型社交という概念は、特に面白かった。仲間内で会話している中に、その家族の親が入ってくると話題や話し方が変わる。女子会に一人男、同僚の中に上司、など、シチュエーションで話す事、話し方を変えるように脳が作用する。ユニバーサルトークという、誰にでも伝わ -
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primereadingにあったので、流し読みしました。
流し読みしてましたが、根拠のあまりない未来をつらつら書いてあるだけでした。
しかも、少し考えれば、誰でも思いつきそうな内容ばかり。
重要な部分(主に未来予測の内容)は、太字になっており読みやすかったですが、予測の部分が「〜〜かもしれない」「〜〜じゃないでしょうか?」など、断定せず曖昧な表現がされていました。
根拠がなく、思いつきで書いている為、外れた時の保険をかけていると思ってしまいました。(これはあくまで、私の感想です。)
タイトルに誘われて読んでみましたが、タイトル詐欺ですねー -
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読みやすい本で話し方の参考になった。参考になった点は以下。
⒈共感して話す。「その考えは間違ってますよ。」というのではなく分かりますよと共感しながら、自分の意見を言う方が相手も納得して聞いてくれる。
⒉戦闘思考力は、自分の譲れない事に対して人と言い争うことで鍛えられる。言いなりになるのではなく自分の意見を言おうと思った。
⒊口数が少ない人は、いつもの4倍多く喋ることを意識する。正確に喋ろうとするから口数が少なくなってしまう。変な喋りでも相手が意図を読み取ってくれ理解してくれることが大事なので、どんどん喋ろうと思った。
⒋思考力を鍛えるために、どんな修羅場からも逃げない。常にものごとを考えながら