小谷太郎のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレこの本を読むまでは宇宙に全然興味がなかったのですが、面白くて、読みやすくて、宇宙に興味が湧きました! 私が宇宙に関心を持つようになったのはこの本がきっかけでした。
宇宙に興味がない人にこそオススメしたい1冊。
「ぶん回してる」「めっちゃ興奮」とかラフな口調が親しみやすくて読みやすい〜!
プロキシマ・ケンタウリめっちゃ気になる……。お隣さんってそんなに遠いところにあるんだね。何だか象徴的です。10万年かかる距離を21年で行く方法があるの、かがくのちからってすげーと思いました。
ハビタブルゾーン、ワクワクする単語ですねぇ!
ブラックホールって穴じゃないの!?!? 天体なの!? すげーびっくりした。ブラックホールって怖いイメージだったけど知ってもやっぱりこえーよ。光さえも脱出できないとか想像もつかない概念。ブラックホールって合体するんだな。
宇宙が真っ暗になる前に花火がいっぱい上がるの楽しみだね、って言う作者さんが面白かったですw
ダークマターってそういうやつなんだ。銀河の質量を測る……? かがくのちからってすげーな。
『ひとみ』の話は読んでて悲しいような、偉大な物を見た喜びのような、不思議な感慨深さを覚えた。
めちゃくちゃ楽しくて視野の広がる本だった! 宇宙って面白いね。
同じ作者さんの『理系あるある』の本も読んでみたいなー! -
Posted by ブクログ
読書録「人類を変えた科学の大発見」4
著者 小谷太郎
出版 中経の文庫
p223より引用
“ 発明者にノーベル賞までもたらしたロボ
トミーは、時代が変わって全く逆の評価を得
ることになりました。私たちがいま疑問を抱
くこともなく利用している科学技術や知識だっ
て、次の世代には恐怖と非難の対象となるか
もしれません。”
目次より抜粋引用
“物理分野の人類を変えた重要な発見
生物分野の人類を変えた重要な発見
化学・元素分野の人類を変えた重要な発見
天文・宇宙物理分野の人類を変えた重要な
発見
医学分野の人類を変えた重要な発見”
理学博士でNASAへの勤務経験もある著者に
よる、人間の生き方や在り方に多大な影響を
与えた発見を紹介する一冊。
ガリレオによる科学の夜明けから今なお研
究が続けられる先端科学まで、恩恵を受けて
いない人は無いであろう先人たちの足跡が記
されています。
上記の引用は、本書のまとめとなる一節。
今日正しいことが、明日正しいとは限らない、
などといわれると不安になってしまいます。
しかし、そんな目に見えない先が解らないよ
うな研究の積み重ねが、今日を築いているの
でしょう。見えない道を手探りで歩み続けて
くれた、先人たちに感謝です。
理系の進学を考える若い人たちが、どの道
に進もうかと思っているときなどに、大まか
に調べるのに良さそうな一冊です。私にはちょ
うどいい感じでしたが、ある程度専門知識を
持っている人には、少し物足りないのではな
いかと思われます。
ーーーーー -
Posted by ブクログ
「科学は止めどなく進展し、全世紀には不可能だったことが可能になり、かつての謎が今では解決済みです。学校で習った知識は一瞬で時代遅れです。
しかし一つの謎が解かれると、宇宙は新たな謎をいくつも現します」
という言葉が「はじめに」の章に置かれている。宇宙論はまさしくそのような学問である。ダークマターやダークエネルギーはその例だろう。
もともとはブラックホールの存在も論理的には予言されていたとはいえ、実際にあるかどうかわからなかった。それも最近、直接的に観測できるようになったというニュースが流れていた。
どうやら天の川銀河の中心には巨大ブラックホールがあるらしいということまでわかっている。本書でも、重力波天文学やニュートリノ天文学などの新しい分野の誕生にも触れられている。
タイトルは『宇宙はどこまでわかっているのか』なのに最後には、新元素、ABC理論、ゲノム解析の最新の動向まで記載している。
内容的には新書でもあり、さくっと読める内容。 -
Posted by ブクログ
小谷太郎(1967年~)は、東大理学部物理学科卒で、理化学研究所、NASAゴダード宇宙飛行センター、東工大などの研究員のキャリアを持つサイエンスライター。
本書は、ウェブメディアの日本ビジネスプレスに2016年2月~2018年9月に連載された記事を基に、その後の最新情報を取り入れて、大幅に加筆修正されたもの。
本書の特徴は、日々進歩する宇宙科学分野で、ここ数年で発見された様々な事実を中心に、2018年末の時点で「宇宙はどこまでわかっているのか」を、平易に解説しているところである。既知の宇宙論については必ずしも詳しい説明はないので、宇宙についての1冊目の「入門書」というよりも、宇宙に関する知識を最新のものアップデートするという位置付けで手に取るべきだろう。
具体的には、
◆2015年9月、米国の重力波アンテナ「LIGO」による、宇宙から到来した「重力波」の初の検出
◆2016年8月、太陽に最も近い恒星「プロキシマ・ケンタウリ」の系外惑星の発見
◆2016年9月、アルゼンチンのアマチュア天文家による「超新星爆発」の観測
◆2016年12月、国際宇宙ステーションに搭載された宇宙線観測装置のチームによる、「ダークマター」の形跡の発見
◆2017年6月、欧州宇宙機関の、ハビタブルな惑星の探査ミッション「プラトー」の承認
◆2017年7月、科学誌「ネイチャー・ジオサイエンス」上の、月の地下には水が存在するという研究結果の発表
◆2017年8月、「LIGO」による、中性子星の衝突・合体による「重力波」の検出
◆2017年9月、南極の氷を利用するニュートリノ観測装置「アイスキューブ」による、過去最大のニュートリノ天体からのニュートリノの検出
◆2018年7月、欧州宇宙機関による、火星に液体の水(地底湖)を発見!との発表
◆2018年8月、日本の研究チームによる、「はやぶさ」が2010年に持ち帰った小惑星「イトカワ」の試料の分析結果の発表 等々
それぞれの発見等が、科学理論的にどれほどの重要性を持つかは、専門外の私にとってはよくわからないものもあるが、地球外生命の存在や、宇宙は今後どうなるのかなどに関する部分は、とても興味深く、わくわくする内容であった。
日進月歩の宇宙科学の最新知識を得るために、非常に有用な一冊と思う。
(2019年3月了) -
Posted by ブクログ
これは、予想と違ってなかなか面白い本だった。
まだ解明されていない物理の問題、特に宇宙に関係が深そうなものを、ざっと並べてわかりやすく説明してくれる。謎の部分に迫るところまでの定説になってる部分の解説も要領よくまとまっている。入門と今後の課題を一気に知ることができるお得な一品。
ニュートリノ振動/ブラックホールの情報パラドックス/エヴェレットの多世界解釈/ダークマターとダークエネルギー/量子重力理論/人間原理
これらを、どの立場にもあまり肩入れしすぎずに、ちょっと皮肉を効かせた評価をしている。
ほぼ定説に近くなってるインフレーションモデルをトンデモに近いマルチバースの説明にしか出してこないとか、ペンローズにははっきりと肩入れしてるところが私の趣味に合っている。
-
Posted by ブクログ
科学の本はあまり難しくなければ大好きなのだが、数字に弱いため、出てくる数字がすごく大きかったり(宇宙や地球の歴史など)小さかったり(原子より小さいもの)するととたんに具体的に想像するのが難しくなってしまうのだが、この本はそういう人向けに、大きな数字を(比率はそのままに)小さくしたり(地球がメロンだったら、月は4メートル先にある梅の実)、大きくしたりして(原子核がパチンコ玉なら原子は上野動物園の広さ)イメージできるようにしてくれる。ありがたい。
内容は多岐に渡るので、一気に読むと最初の感動が薄れるというか、ありがたいと思わなくなってしまうので、手元に置いておいて、気になるところを時々読み返すといいと思う。子どもと接するひとは、教えると感心してもらえるし、子どもでなくても実は私のように数字に弱い大人は多いので、スピーチなどにも使えると思う。
いい本です。イラストが多くてとにかくわかりやすい。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ理系の人にありがちな、振る舞いを紹介。
でも「理系」と言っても色々な分野があるので、全部には「あるある!」とは思えませんでしたが、
ドップラー効果、共洗い、キムワイプ、花火
などは、共感してしまいました。
4つの数字を四則演算で、10にするというのもわかります。
子どもの頃通っていたそろばん塾で「クリプト」というカードで10にする
ゲームをやってました。
でもそのときは、括弧を使った計算は禁止でした。
なんと、べき乗、べき乗根もありだとは!
つい、車のナンバーとかでやってしまいます。
他に私の周りの化学系あるあるは
・お酒を注ぐときラベルは上向きに。
瓶にベッタリ手をつけず、なんとはなしに手の平は瓶から離している。
・コーヒーミルクをスプーンに沿わして注ぐ
・臭いをかぐときは、鼻を近づけず、手で仰いで臭いだけ、鼻元に集める
・滞っている箇所・人のことを、つい「律速(律速段階の略)」と言ってしまうが、化学用語らしく、化学系の人に理解されない