木山泰嗣のレビュー一覧

  • 弁護士が教える分かりやすい「民法」の授業

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    細かな論点については記憶に残っているわけではないが、民法の主な適用範囲と法体系について理解が深まった。政令や基本通達が重要な意味を持つ税法と違って、基本的に本法と判例等をもとにした法解釈によってなりたっているようだ。

    債権の発生の認識等、税務調整の前提となることも多いが、この書籍は主に私人間で生じた事由における民法の適用について見ているので、それほど仕事に直結しそうな内容はなかった。

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    2018年10月15日
  • 教養としての「税法」入門

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    税法の歴史を、判例をベースに解説している本。
    弁護士の先生による著者で、主に法の解釈に重きをおいて解説されている印象。
    タイトルの通り、教養として知っておくべき事例を抑えられていると思うし、これを読めば税法の法解釈の原則が理解できる。
    税金について法知識がない人向け

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    2018年07月01日
  • 教養としての「税法」入門

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    税法の基礎知識を学ぶために読書。

    ・武富士事件

    ・マグナカルタ
    ・地租改正
    ・アメリカ独立戦争 代表なくして課税なし
    ・シャウプ勧告→税制への提言

    ・重要判決
    サラリーマン税金訴訟
    ストック・オプション訴訟

    ・文理解釈が大原則
    ホステス源泉徴収事件

    ・拡張解釈
    レーシングカー事件

    ・青色申告
    帳簿保存義務あり
    青色申告特別控除
    青色事業専従者給与

    ・その他
    タックスミックス
    垂直的公平、水平的公平
    トリクルダウン→法人税が減税されれば、会社が設備投資などにお金を使うようになり、雇用も促進され、消費も上向くはず、という理論。
    目的論的解釈
    類推解釈

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    2018年06月24日
  • 弁護士が教える分かりやすい「民法」の授業

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    新書レベルで民法の全体像がザラッと見られるって結構すごいことだと思う。正直著者の他の著作はイマイチだった気がするけど、本書は良くまとまってます。

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    2017年09月06日
  • 反論する技術 弁護士だけが知っている

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    《弱点を質問攻めにする》
    ・どのような意見でも、必ず、その立場によって「強い面」と「弱い面」があります。声の大きい人,押しが強い人は「強い面」をたくみに強調して、議論を有利に進めます。
    ・議論のポイントは「相手の弱点」を攻め続けること。攻め続けるというのは質問し続けるという意味。自分の弱点ではなく、相手の弱点に目を向けて、その弱点をさまざまな角度から質問する。話題の大半が「相手の弱点」になれば、相手の主張が弱く見えてくる。

    →自分の議論,会話を考えると、相手の弱い面が見えたとき、いたたまれなくなり話をずらす傾向があると思う。また自分の弱い面が出たときに謝罪に回り、そこに集中していってしま

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    2016年05月08日
  • 反論する技術 弁護士だけが知っている

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    字数は少なかったけど、内容はまぁまぁ面白かった。

    ・議論で必要なこととして、
    まず相手にどう勝ちたいのかを決めることによって、その方法が違ったものになる。
    例えば相手の気持ちを害さない様に自分の意見を通して納得させるには、相手の細かい言葉尻などを指摘しない。
    まず相手の話をしっかり聞き、そこで相手を褒める。
    しかしただ褒めるのではなく「一生懸命調べたこと」とか「熱意がある」ことに対して褒めるであって、こちらに不利になる意見を褒める訳ではない。
    相手を屈服させる為の議論であれば、言葉尻などを責めたりするのも有効。
    しかし言葉尻ばかり責めていると、自分の意見に自信がないと捉えられることもあるので

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    2016年02月19日
  • 反論する技術 弁護士だけが知っている

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    必要性はあっても許容性がないことを指摘する、客観的事実にあわないことを指摘する、矛盾を指摘する、総論賛成各論反対、無視して話題をそらす、感情論には深入りしない、問題点を自分に有利に設定する、問題点を整理する、言葉の定義をしてもらう、成功事例を聞く、初心者の質問をする。

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    2015年03月02日
  • 弁護士が教える分かりやすい「民法」の授業

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    あなたとわたしと第三者 という視点で民法を解説


    ただ やっぱり図が無いと理解しづらい。後半は 一つの事例から複数のパターンについて解説されていて分かりやすかった。

    前半 民法の基本の解説
    後半 ストーリーを使った具体的な内容について解説

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    2014年07月31日
  • 法律に強い税理士になる リーガルマインド基礎講座

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    難しい内容だけど国税側がマスターしている以上納税者の権利守るなら税理士側も当然マスターしなければならない。税理士業務もここまで来ているんだと思いました。

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    2014年01月31日
  • 頭が10倍よく見える文章の書き方 弁護士が書いた“伝わる”文章術

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    弁護士の方が書いた文章本。原則を確認した上で、実用が書かれていてわかりやすい。説得力のある主張の仕方、が良い。

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    2013年08月25日
  • 反論する技術 弁護士だけが知っている

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     6つの反論の方法が簡潔にまとまっていて分かりやすかった。相手に反論することを目的としてまとめられているが、これはどういう点から反論が生まれてくるのかということをまとめたものでもある。つまり反論されないようにするためにはどうすれば良いのかという事も、本書を読むことで学ぶことができる。

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    2012年09月23日
  • 反論する技術 弁護士だけが知っている

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    人と話している際、または議論している際、このままだと相手の言いなりになってしまう、という危機感を感じることがある。そして、それを防ぐために、さまざまな抗弁をすることになる。
    その抗弁をパターン化したのがこの本である。
    「弁護士だけが知っている」はちょっと言い過ぎで、書いてあることのほとんどは皆が普段実施していることである。
    例えば、「相手の入っていることを受け入れる気がないときに、相手の細かいミスを指摘し続けろ。そうすると相手の戦意が落ちてくる。」というような内容が書かれている。これは、(少なくとも私は)知らず知らずに実践していることである。
    このように書き物として整理されると、パターン化、体

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    2012年09月13日
  • 弁護士が教える分かりやすい「民法」の授業

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    民法について。第一部で民法の基本について学び第二部で具体例から民法を学ぶという形式。民法とは民間の人同士の争い事に関するルールである。簡単にするならば、ある人がある人に対して「請求できる権利」を持っていると言える場合のルールを定めた法律である。民法は総論、物権、債権、親族、相続の5編からなり、第一編から第三編は財産法残りは家族法である。善意の第三者の存在や特別法の存在など
    複雑な部分もあるが、本書を読めば法律を学んだことがない根っからの理系人間でもある程度のことは理解できる。今後賢く生きていくためにも多少なりとも民法について知っておきたいと感じた。

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    2012年05月26日
  • 憲法がしゃべった。

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    憲法の内容をかみくだいて説明していて、入門書としておもしろい。しかし休み時間にあるシマ男とライ男の会話は、シュールすぎてこの本の対象となる読者には理解できないかも。

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    2012年05月17日
  • 弁護士が教える分かりやすい「民法」の授業

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    ネタバレ

    民法の入門書。
    講義形式をとっていて、初日が基本の解説、二日目がケーススタディで、
    実際にどのような場合に民法の考え方が適用されるのかが
    わかりやすく示されている。

    初心者でも理解しやすくたのしく読めた、良書だと思う。


    ●民法は、ある人がある人に対して「請求できる権利」をもっているといえる場合のルールを集めたもの。
    権利の発生、変更、消滅について規定されている。

    ●基本原理は4つ。
    権利能力平等の原則
    所有権絶対の原則
    契約自由の原則
    過失責任の原則

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    2012年05月06日
  • 憲法がしゃべった。

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    憲法記念日に因んで読んでみた。憲法について憲法自身がしゃべるという体裁で書いてある。
    憲法が縛りをかける対象は国に対してであって個人ではないとか、
    憲法を守る義務を負うのは「天皇又は摂政及び国務大臣、裁判官その他の公務員」だということも知った。彼らが「この憲法を尊重し擁護する義務を負う」と述べてある。

    過去の歴史にはさらりと言及してあった。

    こういう入門的なもので不得意なことや不確かなことを補強するのは楽しい。

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    2011年05月10日
  • 教養としての「税金」

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    「税金は理屈で作られる」というのが本書の至言。で、この話を聞くとネットのミームというか、有名なコピペで、働いたら罰金(所得税)、買ったら罰金(消費税)、持ったら罰金(固定資産税)、 住んだら罰金(住民税)、飲んだら罰金(酒税)、乗ったら罰金(自動車税・ガソリン税)、起業したら罰金(法人税)、死んだら罰金(相続税)、貰ったら罰金(贈与税)・・みたいな秀逸な皮肉を思い出す。

    これを本書では、もう少し正式な言い方で、マンションを売って、値上がり益を得たから「所得がある」という理屈(所得税)、マンションという「不動産を取得した」という理屈(不動産取得税)、マンションという不動産の所有権の「登記をした

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    2025年11月20日
  • ゼロからわかる日本の所得税制~103万円の壁だけでない問題点~

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    年末調整や所得税など諸々知りたくて読みました。
    そもそも今の税制、憲法違反になっているかもという着眼点はなかったので勉強になりました

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    2025年11月10日
  • ゼロからわかる日本の所得税制~103万円の壁だけでない問題点~

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    所得税に関する控除に目を向けたことがなく興味深かった。
    給与所得控除額の最低保障額55万円、基礎控除48万円の二つで103万円。
    そこには憲法上の生存権の概念があり、今回2024年の改正における給与所得控除額の増額での対応は物価上昇という本来主旨からの要請と異なり(加えて国民民主党の主張と異なり)違和感がある。
    また高所得者という定義もやはり異なるが母数の少なさで高所得者優遇回避というよくわからない理由で資産家に比べて勤労所得が狙われていることもつらいと思われる。
    もっと勤労意欲が湧く制度になってほしいと思うばかり。。。

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    2025年10月27日
  • 弁護士が教える分かりやすい「民法」の授業

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    1章で民法の基本、2章で事例での解説で分かりやすく民法に触れることができた。

    契約の解説には愛人契約が使われることが多いようだ。
    「契約の客観的有効要件」の社会的妥当性がない場合は有効とならない。
    愛人契約は既婚者が配偶者以外の者と継続的に性的関係を持つことを条件に金銭契約を結ぶこととされるが、公序良俗に反し、社会的妥当性がないと解され無効となる。

    学びになったポイント
    •クリーンハンズの原則
    法は汚れた手の人には手を貸さない
    •利益衡量
    私人同士の取引について、それぞれの行為や利益を天秤にかけ、「だれが1番かわいそうか」(だれに責任があるか)によって結論を出す考え方

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    2025年02月16日