石田敦子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
読み始めた当時、5巻までしか電子書籍化されていなくて、待ちきれずに漫喫で7巻(最終巻)まで読んでいたものがよ~やっとデジタルリリースされた。スキャンの画質が良くなりすぎていて違う作家さんみたいだった(笑)
これまでも、これからも、たぶんアニメ制作を扱ったマンガや小説やドラマは沢山出てくるんだろうけど、それでも本作を上回るものはちょっと出てこないのでは、と思わずには居られない鬼気迫る傑作。何度読んでも貫かれるように燃えることが出来る。絵もほんとに素晴らしい。ずーっと好きだと思う。筆者自身も書いているけれど、ちょうどアナログからデジタルに現場が切り替わる直前に執筆されたので、その意味でも貴重で不滅 -
Posted by ブクログ
2013年 シーズン開幕!
っていうマンガを終わってから観るのだけれど、
これを読まずして、次のシーズンも始められないでしょう。
前々作「私が球場に行く理由」は、高校生だった「松田未央」が主役だったが、今作は「松田未央」に野球の醍醐味を伝授した我らが「基町勝子」(広島人なら、はぁーいいそうな名前(笑))を主役にしたストーリー。
基町姉さんは、色艶ムンムン(?)の38歳。
野球の話もありつつ、前々
作からもつれていた年下のカレにも進展があるかと思いきや、ライバル登場もあり、どうなる大人の恋愛!?
しかし、マツダスタジアムに「前田オンリーガチャ」なんてあったの!?
やりたかったわい!
とい -
Posted by ブクログ
東京に住む女子高生がひょんな事からカープファンになり、野球に関する様々な出来事を学んでいく、カープファンにはたまらないシリーズ第5巻登場。
今回はCSを逃してしまうだけでなく、マエケンのノーヒットノーランがあと一歩で崩れてしまう2011年の後半。
カープファンにとってCSを逃した後の試合は、、、確かにつらい。
あと一歩だったのにと毎回思う。
しかし、このマンガ、ただカープの話を延々とやっているわけではなく、他球団の球場の魅力や人生・ビジネスの教訓も随所にちりばめられているのが、多くの読者を魅了する理由だと思う。
今回は、失礼ながらかつてダイエーでプレーしていた藤井将雄の事を初めて知った -
Posted by ブクログ
すべての野球ファン、スポーツファンに読んでほしい漫画、最終巻。ラストと思わずに読み進めていたら途中で「あっ、終わっちゃう! 終わっちゃう!」とかなり焦った。
一番嬉しかったのは実央の変化だ。大学生になって少し顔つきが大人っぽくなっただけでなく、表情も豊かで、持ち前の行動力が表に出てきた。最後に一度また立ち止まりかけるも、仲間のゲキで甦る。野球は本当に、本当に、色々なことを教えてくれるんだと、20年野球とお付き合いしている僕でも思ったし、それを見つけて形にする石田敦子先生を心底尊敬する。
涙なくして読めない感動のラストで終わり、そして続編が出ることを心から嬉しく思う。野球嫌いという太田日南 -
Posted by ブクログ
こんなマンガがあるカープファンが心底羨ましい。野球によって運命を変えられた、いじめに遭っていた女子高生・実央。4巻でも、応援仲間のアニメーター・みなみとOL・勝子と球場に足を運ぶ。
プレーヤーではなく、応援する側をテーマにした野球漫画も珍しい。しかも実際にカープの承認も得て、選手も実名で呼ぶし、戦績も実際のものに沿っている。
一番の魅力は、野球を、野球で応援することを、人生そのものに結びつけて語っていること。ヒロインたちから、野球が好き、カープが好きという気持ちが溢れて、こっちも球場に行きたくなる。応援したくなる。
前向きになりたい時、そして開幕前にぜひ読み通したいマンガ。