あらすじ
イジメに遭っていた実央は"赤い帽子"の人に励まされたことがきっかけで野球観戦の世界に足を踏み入れる。応援席で知り合った勝子、みなみと仲良くなり、少しずつ強さを付けていくが!?
...続きを読む
野球を知らなかった女子高生がプロ野球チーム・広島東洋カープと出会い、カープの応援を通じて成長していく…。一言で言えば、『球場ラヴァーズ』はそういうマンガだ。
そう紹介してしまうと、野球離れが続く昨今、「快進撃を続ける読売巨人軍」は出ても、「進撃する巨人」は出てこないマンガに興味を持てない方も多いかもしれない。
でも、敢えてこの作品をオススメしたい。
なぜなら、2013年10月の今、最高に読むべきマンガだからだ。
「クライマックスシリーズ初出場」と「24年間カープ一筋の天才・前田智徳選手の引退」。
カープ史に残る二大ニュースがこの一カ月の間に立て続けに起こった。
それに加え、貴方がこのカープファンのオススメレビューを読んでいる。
こんな偶然が重なった以上、運命と思いこのカープ応援マンガを手に取るべきではないだろうか。
特にオススメしたいのは、1巻の第2話。10月に引退した前田智徳が登場する回だ。
カープファンは勿論、ファン以外の方も、前田智徳という選手の魅力が存分に語られるこの話は、今一番読むべき場面と言えよう。
是非、このマンガを手にとって頂き、次は私と一緒にカープを応援して欲しい。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
東京に住む女子高生がひょんな事からカープファンになり、野球に関する様々な出来事を学んでいく、カープファンにはたまらないシリーズ第5巻登場。
今回はCSを逃してしまうだけでなく、マエケンのノーヒットノーランがあと一歩で崩れてしまう2011年の後半。
カープファンにとってCSを逃した後の試合は、、、確かにつらい。
あと一歩だったのにと毎回思う。
しかし、このマンガ、ただカープの話を延々とやっているわけではなく、他球団の球場の魅力や人生・ビジネスの教訓も随所にちりばめられているのが、多くの読者を魅了する理由だと思う。
今回は、失礼ながらかつてダイエーでプレーしていた藤井将雄の事を初めて知った。
余命3ヶ月で契約更改をした「炎の中継ぎ」。
それでも自分が「苦しめる場所がある」って尊いことだ。
自分で選んだ道であればなおさら・・・
自分にとってその場所って、探すしかない。
さて、第6巻はどうなるのかな。
2012年のカープの結末はもう知ってしまっているけど、登場人物の将来が気になる。
リアルとバーチャルが交差する、稀有なマンガです。
自分が登場人物と同じ試合を観戦していることもあるんだもんね。
Posted by ブクログ
藤井将雄さんの話が出た時はうるっと来た(/ _ ; )野球や野球場の話だけでなく、それに絡める形で過去のエピソードを盛り込んで、人生に行き詰まった時にどう考えるのか教えてくれます。コアな野球ファンも楽しめると思います...たぶん
Posted by ブクログ
何度も言うけどすべてのスポーツファンにぜひ読んでほしい。
応援という行為は間接的で、その結果は応援する対象に委ねてしまう。でも、だからこそ、すべてを超越して前を向くことができる。声援を送るために顔をあげる。勝ったらとびあがるほど嬉しい。負けても、負けたくなかったんだという前向きな気持ちを確認できる。とてもポジティブな行為で、それをできる僕らスポーツファンは幸せなんだなと5巻を読んで感じた。
いよいよ大学生活に入る主人公・実央。彼女にはぜひ真っ赤な、楽しい学生生活を送ってほしい!