伊藤ヒロのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
この本とこの本の一年後の話の『異世界誕生2007』の2冊。
著書曰く『2006』は作者の話とのこと。作者はニート息子の母フミエ。息子を引き殺した男を憎むあまり気がおかしくなっているんだけど、真相が明らかになるとなんというかやりきれなくなる。さだまさしの『償い』を彷彿とさせます。
『2007』は読者の話とのこと。読者はフミエの娘チエの友達の妹のハルナ。この友達の母親も『2006』に出ているんだけど活発なオバサンからの落差がキツイ。ハルナの病気の進行の描写も辛い。
乱立するなろう系異世界転生作品への皮肉、ネット依存者への痛烈な指弾、家族不和、スクールカーストなど色んなキツイ要素が詰まっている。
そ -
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Posted by ブクログ
ネタバレ2006が設定落ちで残念だったから期待していなかったのに、本当にこっち良かった!本質を突いてくる感じ。
2006の方にも書いたけれど、ク・リトル・リトルや夢幻廻廊の伊藤ヒロ先生のファンなのでちょっと贔屓目入ってるかもしれない。この人の感性合うから他作品もまた読んでみたい……!!
作品紹介にもある「あなたの胸の中にあるものでも、晒すと人の心を打てますか?」とか、一連の流れ見ると本当にグサッとくる。
チカがヨシヒロに「私のこと好き?」って聞いて「いつでも味方だよ」って返事されて、優等生の回答で距離を感じるとか本質的すぎる。
「ロリコンでもハルナが喜んでて、手が掛からず楽になるから別に良い」とかも -
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ネタバレ 購入済み
名だたる異世界勇者を返り討ち!
敵はニート勇者、居酒屋チェーン店主、陸上自衛隊、意思を持った横浜駅!
基本的には口先三寸で丸め込むが、後半は異世界魔法の本気出したりする。ま、人は死なないので安心ですけどね。
主人公は姑息だけど、人が死ぬのは大嫌いな不殺キャラなのです(そのせいで周囲にはモテる)
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もっと人気出て欲しい
この作品は私に刺さりまくりました。
とにかく最高でした。
人によってはBLの地雷要素があるみたいですが、気にならず。
とにかくツボにハマりまくりました。 -
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ネタバレ 購入済み
終盤かなり泣けます!
泣きゲー的雰囲気の強い本作。病床の幼女に楽しいお話を聞かせるバイトを請け負った主人公チカ。だんだん創作魂に目覚める。
だが学校内ではチカへのいじめ発生、そして少女の病状は刻々と悪化していき・・・
読み終えた読者は十分泣けると思います。2006のタカシ裏話的要素も有り。
主役のチカは気性的にアクの強い人物で、好き嫌いが分かれるかもしれない。あとニート批判強めのお話。
とはいえ新キャラのニート西藤リクは、出番そこまで多くない割に美味しい立ち位置であります。 -
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Posted by ブクログ
ネタバレ面白かった!伊藤ヒロ先生は夢幻廻廊とク・リトル・リトルしか知らず、ライトノベルは初めて。他の作品もまた目を通さねば……!本当に良かった!!
初めの方はチカちゃん「絶対母許さない」って感じ、普通の小説だったらここまで性格キツくないだろう……みたいな感じで伊藤ヒロ先生らしい雰囲気な気がする。でも最後の方が割とご都合主義でまとまっちゃって本当に悲しい。短いからかなあ……。
ゼロ年代の説明ちょっとくどい。2006年ってこんな時代だったかなあとか頑張って思い出そうと思ったけど小学校にも入ってないくらいだから何も覚えてない……。調べてたらこの頃にはもう異世界ものがあったんだって感動する。
ヨシエの書いてる
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