羽住都のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「さみしさの周波数」というタイトルを冠しているけれど、
今まで読んだ乙一作品は表題作が含まれていたから、
そのタイトルの作品は収録されていないことがとても不思議。
収録された4篇のうち2篇が未読だったので、
未知の乙一作品を読むことができるという喜びに浸れた。
「未来予報」では、そうではない別の姿=パラレルワールドの
可能性もあったのだろう、と切なくなり、
「フィルムの中の少女」では黒乙一か? と思わせておきながらの
後半には悲しみを超えていく物語に。
同じく角川スニーカー文庫から出ている他の2冊にも、
未読の作品あるかもしれないし、手に取ってみよう。 -
Posted by ブクログ
3話の話からなる短編集。
乙一さんの本は読んだ後いつも考えてしまう。Calling Youは友達がいなくって、みんなの輪の中に入っていけない女の子の話。
傷は、読んでると体中が痛くなってくる。
華歌は、男の子と女の子の自分の印象を覆らされちゃったな。思い込みってこういうことか。って気付かされた点でもおもしろかったかな。3話の中のおすすめは表題のCallingYou。殺伐としている現代社会で「本当の自分」を見せていくことって難しいって感じた。とってもせつない。優しい人でいたい。
・感想
乙一さんの小説は何冊か読みました。
「暗いところで待ち合わせ」「ZOO」「GOTH」「失踪HOLIDAY」「さみしさの周波数」「暗黒童話」「銃とチョコレート」などです。また「くつしたをかくせ!」という絵本もあり、クリスマスの話です。
乙一作品は『切なさの達人』と言われているようにホラーなんだけど、怖いだけのホラーではなくてファンタジックな要素が多く含まれていて、どこか切ない気持ちになると思います。ファンタジーで包まれているから怖さを感じないものもあるけれど、想像すると非常に恐ろしいものもあります。「暗黒童話」だけはとても怖かったです。
「きみにしか聞こえない-CALLING YOU」は3話の話からなる短編集です。
「Calling You」は友達がいなくって、みんなの輪の中に入っていけない女の子の話です。
携帯電話を持っていない女の子が頭の中の携帯電話で、見えない誰かとつながっているというストーリーです。頭の中の携帯電話をテレパシーとかいう言葉にしていないのが好きです。
「傷-KIZ/KIDS」は、傷を自分の体に移動させることができる特殊な能力を持つ少年の話。他人の傷や痛みを自分が引き受けることで他人を救う切ないストーリーです。読んでると体中が痛くなってきます。
「華歌」は、男の子と女の子の自分の印象を覆らされました。思い込みってこういうことかと気付かされた点でもおもしろかったです。3話の中のおすすめは表題の「CallingYou」です。殺伐としている現代社会で「本当の自分」を見せていくことって難しいと感じました。とってもせつない。優しい人でいたいと思いました。
「きみにしか聞こえない」も「傷-KIZ/KIDS」も映画化されました。