谷川史子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
谷川史子さんの作品は全て購入しています。マニアックですが某社マニュアルまでも・・・、というくらい絵も話も大好きな作家さんです。
この「積極」は今の若い漫画家さんでは絶対に表現できない、人と人との繋がり方や愛情にこんなカタチもあるのだ、と深く感動するお話でした。
短歌がモチーフの話というのも表現力豊かな谷川さんによるからこそ、と思います。
鳥野教授ラヴ・・・v。泣けます。ホントに。
この本に収録されている「スパイラル」は表題作とは違って明るいけれど、あんなふうに三谷監督のような伏線盛りだくさんな作品もたびたび谷川さんの作品の中に見られます。
話の組み立て方とか物語の視点は映画を見るような気分 -
Posted by ブクログ
『草の上 星の下』は表題作「草の上 星の下」、「サルビア」、「プリズム」、「春が来たなら」の短編4本。
この4本のうち、後ろ2本でぼろぼろぼろぼろ泣いてしまった。
ので、そこに焦点を絞って。
「プリズム」は女子高生が先生に恋をする話。好きな先生に見るも無残に相手にされなかったのに、諦めずにあとをつけたり。そしたら、アパートには彼女が同棲していたり。その彼女と仲良くなってしまったり。
彼女がいるんだろうな、ということは、実は最初からわかっていたのです。けどそれでもとまらない思いとか、彼女に敵視されずに可愛がられちゃう切なさとか、もう、たまりません。
「制服の中の一人」じゃなくて、「男の人の前に