田渕久美子のレビュー一覧
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NHK大河ドラマ『篤姫』や『江~姫たちの戦国~』の、
脚本を書かれた田渕さんによる、
豊臣秀吉の正室おねの生涯を描いた作品となりますが…、
例えば、同じく、
おねを主人公にした『おんな太閤記』とも比べると、
時代考証の誤りや、構成や演出への批判も多かった、
『江』に近い、少し中途半端感のある内容でそぅか。
上巻は、
秀吉との出会いから、秀吉が関白になるまでの前半生、
となりますが…、苦しさと楽しさ、不安と歓喜が共存し、
様々な困難を、夫婦が協力して乗り越えていく頃ですから、
単純に、面白かったです。
ただ…、
いわゆる「女たちの戦い」といぅ感じではなく、
いわゆる「戦国ファミリードラマ」 -
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朝ドラのモデルとなった、小泉八雲とその妻セツの物語。
ヘルンことラフカディオ・ハーンが松江に導かれるかのようにやってきた物語だけでも、掘り下げれば一冊の本になりそうなくらい濃い。
一方のセツの物語も負けず劣らず濃い。
どちらも苦しさ悔しさを耐え忍んで生き抜いた強さと、そんな半生でも無くさなかった人への優しさや愛がある。
この時代に国際結婚を刷するのは大変な苦労だったと思う。男性側のハーンが帰化して婿養子になるのは大変な覚悟だったろう。
しかしそのおかげでセツの家族の理解も得られて晴れて夫婦になれたのは良かった。
それにしてもセツの家族の言動にはイライラさせられた。これをドラマでは上手く描か -
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上中下巻と2日にかけて読みました。歴史物は言葉やセリフが不慣れでわかりづらいくないか心配でしたが、すんなり読めました。きっと分かりやすいよう現代版に直されているんでしょうね。茶々、初、江の浅井三姉妹の激動の人生が描かれています。信長にとっても秀吉にとっても家康にとっても江はとても重要な人物だったんだと思いました。この時代には無茶苦茶な女性だったかもしれませんが、江がいたからこその結果もあったでしょう。秀忠と相思相愛でよかった。側室を持つのが当たり前の時代で江だけを想ってくれる人。この時代だからこそ大変だったと思います。大きな家でプレッシャーもあったでしょう。最期は平和に暮らせたようでよかったで
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NHK大河ドラマ『篤姫』や『江~姫たちの戦国~』の、
脚本を書かれた田渕さんによる、
豊臣秀吉の正室おねの生涯を描いた作品となりますが…、
例えば、同じく、
おねを主人公にした『おんな太閤記』とも比べると、
時代考証の誤りや、構成や演出への批判も多かった、
『江』に近い、少し中途半端感のある内容でそぅか…?
作風ゆえかもしれませんが、あっさりした印象でした。
上巻は、秀吉との出会い~秀吉が関白になるまで、
下巻は、秀吉の晩年~豊臣家の滅亡まで、ですが、
日々の生活に、苦しさと楽しさ、不安と歓喜が共存し、
夫婦が協力して、困難を乗り越えていく上巻に対して、
やはり、下巻は、やるせなさを感じて