田渕久美子のレビュー一覧

  • ヘルンとセツ

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    TVドラマを楽しみにしています。今を切に生きるセツ。無理など有りません、無理は自分の心が作る物、無理だと思はなければ何でも、出来る。今を節に生きるセツ。PSわたしの生まれ育った松江を沢山の人に来て知って貰いたい。「町も人もこげにえ〜とこが沢山有るけん」

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    2025年09月23日
  • ヘルンとセツ

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    小泉セツという女性の強さが泣ける。
    没落した武士階級の家に生まれたセツが、一人身を粉にして働き、屈辱に耐え外人の妾になる覚悟を決める場面は胸が熱くなった。

    一方、ヘルンは誠実な紳士で、セツが併せ持つ武家の娘としての嗜み、苦労人としての庶民感覚に気づいて評価できるところに好感が持てる。
    また、日本文化に強い関心を持ち、初めて見る日本に逐一感動する様子にこちらもわくわくした。
    当時の外国人からしたら日本は別世界であっただろうからその衝撃はすごかっただろうな。
    パリ万博に影響を受けた人の中にはゴッホら画家だけではなく小泉八雲のような作家もいたとは、パリ万博の功績は大きい。

    ヘルンがなぜ小泉八雲に

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    2025年07月25日
  • ヘルンとセツ

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    作家 小泉八雲さんになるまでの物語なのですが。
    外からの視点で改めて自国や自分達を理解していく過程が美しく優しく愛しく書かれています。
    他の人、国との出会いがこういうものであって欲しい…

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    2024年05月18日
  • ヘルンとセツ

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    小泉八雲とその妻セツの話。
    まず、とても読みやすかった。歴史物、史実ものは人が練ったプロットではないので、展開があまりなかったり、状況説明続いて眠くなったりするのに、これはサクサク読めて、そこに感動した。NHKの篤姫や江の脚本を書かれた方だそうで、状況見えるような話の流れに大河の脚本家かぁ、と納得しました。…とここまで書いてからググったら、これもNHKでドラマ化されてました。
    小泉八雲の生き方を全く知らなかったので、勉強になりました。明治維新の頃の武士の生活も垣間見れます。
    ちょっと難しいのと、妾という単語でてくるので、中学校以上。児童向け小泉八雲伝記をよんでみたくなりました。



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    2023年05月11日
  • ヘルンとセツ

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    本書を書いたのは脚本作家でもある田渕久美子さん。主に大河ドラマや連続テレビ小説などを執筆されており、本書でもそういった文章の味が出ている。例え松江に行ったことがない人でも昔ながらの松江の風景が頭の中に鮮明に浮かばれてくる。ストーリーとしては、非常にわかりやすく思わず感情移入してしまいそうになるようなタッチで描かれている。いつか本書を参考にNHKの連続テレビ小説になって欲しいと願うばかりである。
    なお、本書は私の浅い読書経歴の中でも簡単にイッキ読みした本でもある。気づいたら1日で読み終わってしまった。いつか松江にある小泉八雲記念館にも訪れてみたい。 

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    2022年12月31日
  • ヘルンとセツ

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    ネタバレ

    明治の世となって数年。人々の思想も身分制度もことごとく覆され、誇り高き武士たちは行き場を失くし時代に取り残されていた。
    そんな時代の松江藩が舞台の物語。

    小さな頃から物語を聴くことが大好きだったセツ。武家の娘として蝶よ花よと大切に育てられてきた。
    そんなセツの家も時代の波にもまれ没落。セツは家族を養うため身を粉にして働かざるを得なくなる。
    一方、東の果てにある小さな島国・憧れの日本へ、新進の紀行作家としてはるばる来日したラフカディオ・ハーン。英語教師として松江の尋常中学校へ赴任する。

    縁あってハーンの身の回りの世話をするため住み込み女中となったセツ。
    武家と庶民、両方の感覚を併せ持つセツか

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    2022年10月22日
  • 新装版 江 姫たちの戦国 下

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    最後は大河ドラマの最終回を見ているが如く盛り上がる。
    「本日只今を生きること」
    織田と浅井の血を残し、将軍家と天皇家にも血を繋ぎ、江は波乱の人生を終えた。

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    2012年05月10日
  • 新装版 江 姫たちの戦国 上

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    ドラマともあいまってとても楽しく読み進められます。ドラマの放送時間直前に、Twitterでのソーシャルリーディングを行いたいと思ってます。

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    2011年01月27日
  • 新装版 江 姫たちの戦国 上

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    学生時代に 歴史の勉強まともにしてなかったので、背景がちんぷんかんぷんなんですが...
    江が とても魅力的で おもしろいです
    今から歴史の勉強します
    そうしたら もっと おもしろくなります

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    2010年12月25日
  • ヘルンとセツ

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    朝ドラ「ばけばけ」の小泉八雲とセツの物語。

    ちょうど明治期の外国人や万博について調べていたこともあり、とても興味深く読めた

    ラフカディオ・ハーンはお雇い外国人ではない。
    アメリカで新聞記者をしていて、ニューオリンズの万博で日本の文化や芸術を知り日本に憧れの気持ちを持ってやって来た
    元々ギリシャ生まれのアイルランド人でもあり、異文化や民俗学、昔話にも興味を持っていたのと、キリスト教が嫌いで人種的偏見の無い人でもあったらしい

    一方、セツは没落した武士の娘で、働かない父と旧態依然の武士を捨てられない祖父たちの面倒をみていた
    朝ドラと同じく、男たちは働かず、読んでいて腹が立って仕方がない
    そんな

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    2025年12月13日
  • ヘルンとセツ

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    朝ドラ『ばけばけ』にハマって聴いた。NHK出版ということでこれが原作かと思ったが違った。登場人物名からわかるように、より「史実」に依拠した内容となっているため、朝ドラとは大筋は同じだが細部はかなり異なる。違いを比べるのも楽しい。著者が島根県出身ということでふたりへの思い入れの強さを若干強めに感じるが、最後まで面白く聴けた。また、物語はふたりが松江を離れて熊本に旅立つところで終わっている。作者が朗読までしていることに驚いたが違和感はなかった。

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    2025年12月12日
  • ヘルンとセツ

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    朝ドラの予習、第二段!!
    ジャーナリストとして来日したラフカディオ・ハーンの家で、松江藩の武家の娘セツが住み込み女中として働くこととなる…と書くと簡単だが、これほどの覚悟だったとは(*_*)セツは強い女性だ~!
    作家自身の朗読で楽しめた!

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    2025年12月01日
  • ヘルンとセツ

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    朝ドラのばけばけが面白くて本も読んで見た。わかりやすくて読みやすい。ヘルン先生も苦労されたんだなぁー、と思った。でも、お互い言葉がわからないのに、日本の物語を書くことができたのはすごい。そして、いまの時代にお話を残してもらえたのはありがたい。

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    2025年11月25日
  • ヘルンとセツ

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    朝ドラ「ばけばけ」が始まった。小泉八雲とセツが過ごした松江が舞台になる知り島根県民としても興奮した。小泉八雲はその名前と怪談で有名であることを少々知っている程度で生い立ちや松江で過ごした期間についてほとんど知るところない。よい機会と思い本書「ヘルンとセツ」を手にとった。

    題名のヘルンについて。本名はラフガディオハーン。その呼ばれはハーン(Hearn)の綴りを誤ってヘルンと読んだことだと本書を読み明らかになる。

    ギリシャ人の母とイギリス人の父を持つヘルンは幼少期に両親が離婚。祖母に育てられるがその祖母も亡くなる。家族を失ったヘルンはまだ成人前。その後は記者としてアメリカへ渡り奮闘する姿が描か

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    2025年10月19日
  • ヘルンとセツ

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    小泉八雲の妻セツを主人公に松江での二人の生活を興味深く読んだ。
    とても読みやすい文章でこの本がきっかけで小泉八雲記念館まで旅をすることになった。
    小泉八雲と言えば松江の印象が強かったが、滞在期間が一年ほどと知り驚いた。

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    2025年10月07日
  • ヘルンとセツ

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    最初は、二人が別々に書かれているので(当然ですが)ちょっと、戸惑いましたが、ハーンが日本に来てからは、スムーズに読めました。
    ハーンは小説家なのかと、ぼんやりと思っていましたので、びっくりしたのと同時にとても日本を細かく抒情的に表現していることに感動していました。
    外国に人だからこそ出来ることなのか、とも感じました。

    この二人が出会うまでのお互いの人生の、何と波乱万丈なことにもびっくり。
    「日本の面影」も併せて読んで、ラフカディオ・ハーンという人に興味がわきました。

    終盤、「小泉八雲」という名前についてのくだりが、とても良かったなと思いました。

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    2023年09月25日
  • ヘルンとセツ

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    松江の美しい情景が目に浮かぶような描写の数々。
    さすが脚本家だなと思わされた。
    ドラマを見ているように章が展開していき、とても読みやすかった。
    異国からやってきて、ここまで日本を深く愛し理解してもらっていることがありがたい。
    同時に、日本という国にもっと誇りをもってもいいんじゃないかという気持ちになった。
    自分の中での小泉八雲像より、かなり陽気な人物として描かれていて親しみがわいた。
    いつか映像化されたらいいなぁ。

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    2023年04月25日
  • ヘルンとセツ

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    滑稽極まりない、体面取り繕うだけのだらしない男たち。武士らしいのは女性たちばかり。「誇りとは体面を守ることではない。本物の誇りは自分の中に」「愚痴は底なしー。文句は言うただけ、たまるもんだわね」「無理は自分の心がつくるもの。無理だと思わなければ、何でもできる」「見ているものと本当のことは違う」八雲を支えた強いセツのその後も知りたくなった。

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    2022年12月17日
  • ヘルンとセツ

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    Kuwaidanで有名なラフカディオ・ハーン。ギリシャ生まれのイギリス人で、親に捨てられ天涯孤独となったハーンが、維新ののち、生家と養子先のどうしようもない家族を背負い苦労しながら生きる没落した上士の娘、セツと松江で出会い、夫婦となって小泉八雲を名乗るまでの物語。軽く読むことができる。

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    2022年10月21日
  • 新装版 江 姫たちの戦国 下

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    この時代の小説を読むのは久しぶりだ。信長、秀吉はテレビ番組にも登場するので今回の江の登場人物にも慣れ親しみがある。三浦綾子著「細川ガラシャ夫人」をかなり前だか読んだ影響かもしれない。茶々、初、江の三姉妹の波乱に富んだ人生を時代背景を織り交ぜながら描いた作品であっという間に読んでしまった。
    田渕作品を読むのは初めてで、紹介していただいたムツミさんに感謝

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    2020年03月11日