あらすじ
加藤清正、福島正則ら多くの戦国武将に母と慕われ、秀吉を助け天下一の女性となった北政所「おね」。唯一の武器は、知略でも武力でもなく、相手の心に寄り添える“共感力”だった──。信長、秀吉、家康に愛された北政所「おね」の生涯を、NHK大河ドラマ『篤姫』『江~姫たちの戦国~』の脚本家・田渕久美子が描く。
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Posted by ブクログ
NHK大河ドラマ『篤姫』や『江~姫たちの戦国~』の、
脚本を書かれた田渕さんによる、
豊臣秀吉の正室おねの生涯を描いた作品となりますが…、
例えば、同じく、
おねを主人公にした『おんな太閤記』とも比べると、
時代考証の誤りや、構成や演出への批判も多かった、
『江』に近い、少し中途半端感のある内容でそぅか。
上巻は、
秀吉との出会いから、秀吉が関白になるまでの前半生、
となりますが…、苦しさと楽しさ、不安と歓喜が共存し、
様々な困難を、夫婦が協力して乗り越えていく頃ですから、
単純に、面白かったです。
ただ…、
いわゆる「女たちの戦い」といぅ感じではなく、
いわゆる「戦国ファミリードラマ」でもなく…、
その辺りが、中途半端感を感じる所以でそぅか?
下巻は、秀吉の晩年から、豊臣家滅亡までの後半生、
となりますが…、カウンターパートがいない中で、
どのよぅにお話を持って行くのか? 期待しまそぅ。