立石涼のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
【あらすじより】
男の胸板をこんなにエロいと思ったのは、初めてだ
天才的な鍵師の腕を持ちながら、二度と金庫破りはしないと誓う泉。
しかし刑事の岩谷は、ある金庫を開けるよう依頼してきて――
「 抱いたら、少しは楽になるのか ? 」 ――鍵師の技を教えてくれた祖父の戒めを破り、金庫破りのスリルに取りつかれた
過去を持つ天才鍵師の泉。もう二度とあの頃には戻らない、そう誓う泉の前に現れたのは、無精髭に野獣の色気を滲ませる
刑事・岩谷。テロ事件に関わる金庫を開けろと要求され、警察嫌いの泉は強引な岩谷に警戒心を剥き出しにするが…。
かつて味わった鍵開けの欲求が疼きだし、火照る躰を岩谷に知られてしまい……。 -
Posted by ブクログ
天才鍵師の泉が無償髭で野獣の刑事岩谷にテロ事件に係わる金庫を開けてくれと要求されるが、もう二度とあの頃には戻らないと決めて拒絶する。
しつこく付きまとう岩谷だが状況は段々と悪化して、テロリストにも狙われだす。
このお話、原発が絡んでいまして、まさに今の危機的状況にぴったりでした。
テロリストの狙う原発の危険性を私達日本人が体験しているわけですが、本当に原発は諸刃の剣です。
小説の中でチェルノブイリに触れていますが、人間が手を出していない場所は緑に溢れているとかで。
人間の手によって破壊された自然が人の手が離れた途端息を吹き返すなんて。。。
この話を読んでナウシカの腐海を思い出したのは私だけでし -
購入済み
オメガバースらしくないオメガバ
オメガバースらしくないのにオメガバースだからこそという感じの話だった。
オメガバースものは誰か別の人に襲われる展開が多いが、この話は暗くないのであまり暗い話が得意じゃないけどオメガバースものを読んでみたいという人にオススメかも -
Posted by ブクログ
淫猥なランプの続編。
ランプの精、キファーフと、サラマと3人で暮らしていたある日、新たなランプの精・イシュタルがやってきて。
イシュタルは色欲の精で色気を振りまく。
最初、てっきりイシュタルが横恋慕しに来たのかと思っていたら違ってイシュタルには思い人が居て、匠の悩みは自分の限りある命で、自分がこの世に居なくなった後キファーフが新たな主に仕えるのがイヤで、、という方向に話が展開。しかも終盤に差し掛かってからの別のランプの精登場でびっくり。
イギリス旅行がここに繋がったのか、、という感じでした。
途中、どう考えてもページ数増やすため?な描写がダラダラ続いて中弛みしたけど最後の方は流れるように終 -
Posted by ブクログ
もっと枯れたオヤジの話かと思ったら、42歳×38歳というまだ脂が乗り切った世代の恋物語でした。立石涼センセのイラストもカッコよくて、充分イケてます。
今は堂々と厄年のアイドルが存在していますからね。
もっとすっかり枯れてて、自分をカッコよく見せようなんて気持ちももう失せた、素のままで生きてるオヤジがキラッキラの恋をしてしまう話とかが読みたいです。
ただこの話は、まだいけてるけど若い頃とはちょっと違ってるという微妙な年頃だからこその、一歩踏み出せない気持ちが切実で、胸にしみるものがありました。
村雨は桐谷を手に入れたいのですが、それだけの魅力が自分にあるのか自信を持つことができません。そのため