高尾理一のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
待望のややこ出産。「天狗の嫁取り」、「天狗の花帰り」に引き続き、ますます楽しくなっている天狗シリーズ第3弾。
天狗で♂同士でどうやってややこが…??と気になる出産子育ての不思議が、ファンタスティックに描かれていて思わず真剣に読んでしまいました。
とにかく人間とは違ってありえないことばかりなんです。
ややこを授かるには3日3晩かけて睦みあうとか、妊娠してもお腹はまっ平らで産むのも無痛で簡単とか!もう、羨ましい限りです。
さらに驚愕するのは、二人の子供の立花の成長度合いです。人間界とはまったく違うスピードなのです。これは母?である雪宥としてはわが子の成長を1分1秒でも見過ごすことはできないです -
Posted by ブクログ
また人外ものか…と思いながらも石田要センセの表紙につられて購入。
結論から言うと、とても面白かったです。天狗シリーズもいいけど、こっちの攻の方が鬼のくせに健気で一途で、わかりやすい奴でした。
ずば抜けて強い鬼の夜刀×鬼使いという特殊能力を持つ大学生の鴇守。
鬼のイメージがイラストとの相乗効果で好印象に。カッコいいです。もちろん、正体は鬼らしく残忍で凶暴なのですが、そんなヤツが愛する人にはもうメロメロ!というのが、安堵させるところでもあり、たまらなく快感でもあり。
彼の溺愛する相手は、鬼使いとしては最年少で臆病な鴇守。彼は超超超怖がりで、鬼なんか大っ嫌いなんです。
生まれた瞬間から鴇守にメロメ -
Posted by ブクログ
もふもふ!人狼ファンタジーです。人外、ケモ耳いろいろな作品が乱発されていて、良作に出会うのも一苦労ですが、これは「天狗」シリーズで人気のあるセンセの作品だけに、読んで損はありません。
ただし。
人によっては、地雷があるのも要チェックです。私的には問題ナシの描写でした。そこ以外にも楽しい読みどころはいっぱいあったし。
「天狗」の時にも感じましたが、家族という単位を非常に重視している作家さんです。妻とか、嫁とか、ややことか。
そういうこだわりが今回も色濃く感じられました。
「一嗅ぎ惚れ」!!
モフモフ的名言ですよね~
そんな殺し文句をはきまくる人狼族のボスである真神が、とってもいい攻でした。
最 -
-
Posted by ブクログ
「愛咬の掟」のスピンオフ作。前回、片想いしていた組長の永瀬が刑事の夕志と車の中で激しく交わっているのを目の当たりにしてしまい、心と股間に衝撃を受けたかわいそうなDT16歳、夏目の恋がメインです。
前回に引き続き、緒田涼歌センセのかわいくて綺麗なイラストだった影響もあり、物語の陰に潜む凄惨な部分よりは片想いに悩む夏目の気持ちがクローズアップされ、甘い雰囲気でした。
初心で無知な未成年である夏目の可愛らしさに心ひかれます。ものすごく悲惨な生い立ちで、学校にもろくに通わず、愛情も注がれることなく、893の下っ端のパシリとして辛うじて生きてきた夏目。それなのに、無知ゆえにまったく世を拗ねたところがな -
Posted by ブクログ
緒田涼歌絵師の、貴重なハード系「漢」なイラストに一目ぼれ。
893×刑事の王道パターンに食傷気味ながらも、高尾センセのHシーンの腕前に期待して購入です。
めちゃくちゃ冷酷で男前な893の若頭・永瀬にロックオンされ、監禁陵辱を受ける組対二課ノンキャリ刑事・夕志。夕志は警察官だった父親を殺害した相手への復讐に燃えていて、かなり男気も見せる受。しかし、永瀬にとっては「野良猫を手懐ける」程度の可愛い相手なのです。
素っ裸で首輪付で拘束されて、イヤイヤ言いながらもどんどん喘がされていってしまう受…というのが、ありがちな話ながらもツボ。
まず、永瀬が攻としてなかなか好みだったところが高ポイントでした。