並木裕太のレビュー一覧
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ネタバレ会社のプロジェクト(イニシアチブ)推奨図書として配布されたので着手。
これまで読んだコンサル系の本と大きく違う点は、実行がとくに強調されていることで、その点はとても共感できた。フレームワークやツールは必要ではあるけど、一番必要なのは実行力でそれを正しい方向に向けるのがミッションで、ツールはそれを説明するためのみにあるべきものだと理解した。
理論だけでなく、実行のためには人の巻き込みが大切だという点にも触れられており、その部分、本書から多くの気づきを得られた。
==以下、気になった点要約抜粋==
・実行には強い意志と、周りの人を巻き込む力、徹底する力が必要。新しい戦略には、必ず、抵抗が起こるか -
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この手の書評本は普段あまり読まないのですが、コンサルティング業務をされている方の原点に触れておきたいと思い手に取りました。
書評本は頭から全てを読み込むといった読み方ではなく、興味のある分野・ジャンル・タイトルから読んでいます。その点から考えると、この本は一本一本の書評が短く独立しており、文体についても受け入れやすく思います。実際にこの本を読んでいくつか読みたい本にも出合うことができました。
また、この本は書評集としても良いものです。
書評はどうしても本の紹介=あらすじになりがちですが、この本には自分の体験談からの意見も取り混ぜて記録されています。
書評の価値は「書評の書き手がどう思い -
Posted by ブクログ
下記カテゴライズで合計100冊の本が紹介されています。
(1)コンサル基礎
(2)思考法・マインドセット
(3)表現法・コミュニケーション
(4)戦略・ビジネスモデル
(5)組織・リーダーシップ
(6)リベラルアーツ・サイエンス
気になった書籍は順次手に取ってみたいと思います。
▼memo------------------------------------------------------------
・何を読んでいるかで、その人の頭の中がわかる。
どう読んでいるかで、その人の行動がわかる。
・本当のクライアントファーストとは、「目先の要望」に言われた通りに対処することではな -
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ネタバレコンサルティング業界の世界的な成長を書いたものであった。以下メモ
・日本にいち早く会社を立てた戦略コンサルティングファームはBCG
・コンサルの仕方に関する種類は大きく2つある。一つ目はファクトベースコンサルティング。これはデータから事実をもとにしてコンサルティングを行う手法。もう一つはグレイヘアコンサルティング。これは、今まで様々な経験を重ねてきた「グレイヘア」な人たちがコンサルティングを行う手法
・総研系のコンサルティング会社は、官公庁の仕事を受ける傾向がある?戦略系は少なく、野村総研はちょっとある。総研系でのトップティアコンサルは野村総研、次に三菱総研。
・コンサル業界の主な激動は、銀行 -
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新しいプロジェクトに臨む上で、どのようにミッションを定めれば良いのか?
思考を整理していくフレームワークを交えながらコーンを使いミッションをしっかりと固めていく流れがストーリー調で非常にわかりやすくまとめられている。
ストーリーはもちろん架空(実はANA?との実際のプロジェクトがベース?)だが、これに当てはめていくと読者の新規プロジェクトも整理できるのでは?と思うし、実際に自分が直面している課題に応用してみる。
難点はストーリーの主人公が小言が多くて全く共感できない上に、内容が寒すぎる(ミーシー?やまとなでしこのテーマソング歌ってた人かしら?とか)ので、途中から主人公の発言は読み飛ばした。健 -
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コンサルティング業界って隠された世界だし、まだ自分の理解がない部分も多くあると感じたため読んだ。
色々読んだけどまだコンサルティングファームが提供する真の価値みたいなところは理解できてない気がする。事業会社の人でコンサルを絶賛してる人は出会ったことないし。
一方で世界的にコンサルの市場規模が伸長し続け、8割以上のクライアント企業が引き続きコンサルを雇いたいと言っていることは事実。
今後のコンサル業界の流れとしてファームの大規模化と中小ファームの淘汰が起こるだろう。また、コンサルタントはコモディティ化しており、その中でどのように差別化を図るかが「コンサルタント」としてサバイブする鍵となるだ -
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マッキンゼー最年少役員で楽天イーグルスのチームビジネスに携わった並木さんの著書。NPBとMLBの比較、オリンピックビジネスの裏側などを踏まえつつ、著者がスポーツビジネスの最前線で感じた課題や提案がまとめられている。
・日本プロ野球界はリーグ全体をビジネスとして捉える視点に欠けている
・野球をエンタメ産業の一種として考える必要がある
・ネットを活用した新たな視聴環境への積極的な介入
など。楽天がすでに始めているが、チケットの価格が購入時期や需給によって変動する販売方式や、リーグが中継権利を管理し利益を各球団に分配するMLB式のマネジメントが導入すべきだと感じる。またネット(スマホ/タブレット)に -
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高校野球100年の今年、甲子園の開幕を前に日本が野球をどう自分のものにしてきたか、という番組をよく見ます。一方、日本は野球をどうビジネスにしてきたか、どうビジネスにしていくのかが本書。よく野球とベースボールは違うスポーツ、という人もいますが、それがどうかは置いておいてどうもNPBとMLBは違うビジネスであることを徹底的に見せつけていきます。これってガラパゴスVSグローバルの典型的事例。ベースボールラブをコンサルシンキングしているのであたたかさとクールさで現状分析していますが、では、どうするか、という点で本当に筆者の言いたいことはまだ書かれていないのでは?というか、熱さを敢えて表明していないよう
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好きな雑誌、WIREDさんの書籍第一弾とういうこともあって購入!
見た目は分厚くて、ちょっとひるむかもしれませんが、中身は非常に読みやすく、時折ベンチャー企業のオフィスの写真があったりして、面白く読むことができます。
日本では起業のためのポテンシャルは高いのに、まだ周りの環境がアメリカなどに比べると整っていないということ、起業はなにも「一世一代の!」という感じではなく、失敗しても前へ!という意思でやったほうがいいということ、考えすぎず、まずは面白いと思ったことをやってみる!ということが本書のメッセージとしてはあると思います。
また、色々な起業家たちのインタビューも書かれており面白く読むことが