並木裕太のレビュー一覧
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著者は、2000年マッキンゼー・アンド・カンパニー入社後、最年少で役員に就任。マッキンゼーのアジア太平洋地区航空グループのリーダーや、マッキンゼー・スクール・オブ・リーダーシップの校長などを歴任した。
ビジネスというのは、本来、問題解決の連続である。問題解決によって、市場を創造することこそがビジネスといっても過言ではない。これまでも優れた問題解決力によって人と組織は成長してきた。こうした変革の時代には、それがいっそう求められる。
本書の目的は、他の「問題解決本」や「ロジカルシンキング本」のように、問題をきれいに整理し分析し、解決策をかっこよくプレゼンできるようになることではなく、本当に求める結果を得るために方法を示すことである。
実際のビジネスの場面で大事なことは、分析することでも整理することでもなく「実行」することである。
ミッションというキーワードを軸として以下の4章にわけて紹介されている。
①プロジェクトスタート編
②ミッション編
③ロジック編
④リアライズ編
大切なことはミッションを抱くこと。そして実際に行動にうつすこと。
頭ではわかっているもののそれがやはり難しい。
本書ではその難しさ大切さを十二分に理解させ、そして行動にうつすことに重点をおいて記されている。
時折紹介されるフレームワークは基本的なものが使われており、必要最低限のフレームワークで事足りるという証明をしている。
時間をかけて理解しながら読みたい一冊。 -
Posted by ブクログ
元マッキンゼー最年少役員が教える自分と社会の変革プロセスとそのツール。
ミッションを確り作成して、その上で行動を規定する。一体何をやっているんだと迷子にならないために、
確固たるミッションをまず定義することから始めようという本書。まず一般的にビジネスで成功している人は、ミッションとロジックとリアライズの3つを全て持っている。
ミッションを作ろうとする際には、思いめぐらせ材料を集める⇒思いを整理し、形にする⇒ミッションを確定する。というフレームワークがある。ミッションとは、エビデンスによって支えられたファンクショナルなベネフィットとその機能によってもたらされるエモーションナルなベネフィットに基づくものであると定義。
要は、ミッションを持って、やりたいことをしっかりやり遂げる。そこまでやれるような動機をファンクショナルでエモーショナルに考えよう。
自分のミッションは何か。振り返りに使えそうな一冊。 -
Posted by ブクログ
日本のプロ野球の問題点を、メジャーリーグと比較することで、日本のプロ野球の問題点を指摘し、それを改善する方法を模索しています。
著者2011年に、オーナー会議にて「日本プロ野球を発展させるために、今、何をすべきか」という1時間のプレゼンテーションを行ったそうです。オーナー会議に外部の人間が入って発言したのは、史上初のことだったようです。プロ野球の長い歴史の中で、オーナー会議に外部の人間が入って発言したことが初だというのがまず問題です。さらに、その会議でのプレゼンテーションは非常に冷めたものだったようです。
この会議でのオーナー達の反応がすべてです。オーナー達が危機感を持っていないし、現状を変えようとも思わないので、他の人が素晴らしい提案をしても、何も変えようがないのが現状なのです。
この本では、テレビの放映権、チケットの販売方法等、メジャーリーグのやり方を紹介し、日本でもこれらを取り入れて、収支を改善していく必要があると提唱します。しかし、どこかで今の状況では変えようがないというような空気も感じます。
だからこそ、メジャーリーグの成功例を紹介するだけではなく、日本のこのどうしようもない現状を変える方法を、もっと提唱してほしいと感じました。この状況を変えるには、並大抵のことでは変わりません。でもこのまま変わらないと、プロ野球の未来は明るくないでしょう。どういう風にこの状況が変わるのか、これからもプロ野球を見ていきたいと思います。 -
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企業変革のプロセスをとある企業を題材としたストーリー仕立てで綴っている。
著者自身がコンサル畑一本で外資→起業という経歴で、思考系の書籍でも頻繁に登場するフレームワーク、ツールをストーリーの中でまさにコンサルタントとして登場し、自在に操る。
成果を出すための3つのステップ、ミッション→ロジック→リアライズ(実行)の中でもミッションの重要性について終始説かれている。(往々にしてロジックに偏重しがちであることを著者は危惧している)
実行のためのフレームワークREC&PLAYは知らない人は必読(私は初見だった)。戦略を実現する上で「人の感情をなめてはいけない」というメッセージには大変共感を覚えた。
Register・・・認識して
Engage・・・向かい合い
Commit・・・実行を誓う
Playground・・・組織を設計し
Player・・・人を揃え
Playing rule・・・仕組みを作る -
Posted by ブクログ
ネタバレタスクには
1、ソース(情報源) 2、アウトプットイメージ(分析内容) 3、メッセージ(仮説)を設定すること
REC
課題の重大さを認識させる(レジスター)
課題が我がことと理解させる(エンゲージ)
課題を解決することが自分の仕事だと感じさせる(コミット)
ミッション
1、想いをめぐらせ、材料を集める
2、想いを整理し、とりあえずの形にする
3、ミッションを確定する
視点
1、時間(過去‐現在)
2、高さ(マクロ‐ミクロ)
3、役割(ステイクホルダー)
実行のためのPLAY
プレイグラウンド(組織)
プレイヤー(人)
プレイングル―ル(仕組み)
コミュニケーションマネジメントの3C
1、チャネル
2、コンテクスト
3、コンテンツ -
Posted by ブクログ
組織の中で新しいことを始めよう、取り組もうとしたときに、リーガーが無意識にやっていることを、体系的に読み解ける本。
ユーザーの立場、具体的にはコンサルティングを受ける航空会社の、女性社員の立場で、揺れ動く心の中を想像して書かれている。
策定したミッションを持って、複数人で共有して、各がモチベーションを高めて実行する。実行を担保するため、人の感情を動かす。顧客が得られるベネフィットをファンクショナルなものとエモーショナルなものに分類して押さえる作業が紹介されている。
コンサルティングという業態が発明されて80年が経つという、経験を積んだ属人的なglayhairコンサルティング。分析型のfactbaceコンサルティング、著者はその双方を融合しつつ、ミッションの実行プロセスを重視し、でき得るならば、ミッションを共有して顧客とともに歩むという形を実践していることがわかる。
エビデンスは、判りやすくエッジの効いたワーディングがポイントだそう。
ミッション実行を継続的な成功に導くためのヒントは、近未来の取り組みに際して、参考になることがいくつもあった。