並木裕太のレビュー一覧
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著者は、2000年マッキンゼー・アンド・カンパニー入社後、最年少で役員に就任。マッキンゼーのアジア太平洋地区航空グループのリーダーや、マッキンゼー・スクール・オブ・リーダーシップの校長などを歴任した。
ビジネスというのは、本来、問題解決の連続である。問題解決によって、市場を創造することこそがビジネスといっても過言ではない。これまでも優れた問題解決力によって人と組織は成長してきた。こうした変革の時代には、それがいっそう求められる。
本書の目的は、他の「問題解決本」や「ロジカルシンキング本」のように、問題をきれいに整理し分析し、解決策をかっこよくプレゼンできるようになることではなく、本当に求め -
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元マッキンゼー最年少役員が教える自分と社会の変革プロセスとそのツール。
ミッションを確り作成して、その上で行動を規定する。一体何をやっているんだと迷子にならないために、
確固たるミッションをまず定義することから始めようという本書。まず一般的にビジネスで成功している人は、ミッションとロジックとリアライズの3つを全て持っている。
ミッションを作ろうとする際には、思いめぐらせ材料を集める⇒思いを整理し、形にする⇒ミッションを確定する。というフレームワークがある。ミッションとは、エビデンスによって支えられたファンクショナルなベネフィットとその機能によってもたらされるエモーションナルなベネフィットに基づ -
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日本のプロ野球の問題点を、メジャーリーグと比較することで、日本のプロ野球の問題点を指摘し、それを改善する方法を模索しています。
著者2011年に、オーナー会議にて「日本プロ野球を発展させるために、今、何をすべきか」という1時間のプレゼンテーションを行ったそうです。オーナー会議に外部の人間が入って発言したのは、史上初のことだったようです。プロ野球の長い歴史の中で、オーナー会議に外部の人間が入って発言したことが初だというのがまず問題です。さらに、その会議でのプレゼンテーションは非常に冷めたものだったようです。
この会議でのオーナー達の反応がすべてです。オーナー達が危機感を持っていないし、現状を -
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企業変革のプロセスをとある企業を題材としたストーリー仕立てで綴っている。
著者自身がコンサル畑一本で外資→起業という経歴で、思考系の書籍でも頻繁に登場するフレームワーク、ツールをストーリーの中でまさにコンサルタントとして登場し、自在に操る。
成果を出すための3つのステップ、ミッション→ロジック→リアライズ(実行)の中でもミッションの重要性について終始説かれている。(往々にしてロジックに偏重しがちであることを著者は危惧している)
実行のためのフレームワークREC&PLAYは知らない人は必読(私は初見だった)。戦略を実現する上で「人の感情をなめてはいけない」というメッセージには大変共感 -
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ネタバレタスクには
1、ソース(情報源) 2、アウトプットイメージ(分析内容) 3、メッセージ(仮説)を設定すること
REC
課題の重大さを認識させる(レジスター)
課題が我がことと理解させる(エンゲージ)
課題を解決することが自分の仕事だと感じさせる(コミット)
ミッション
1、想いをめぐらせ、材料を集める
2、想いを整理し、とりあえずの形にする
3、ミッションを確定する
視点
1、時間(過去‐現在)
2、高さ(マクロ‐ミクロ)
3、役割(ステイクホルダー)
実行のためのPLAY
プレイグラウンド(組織)
プレイヤー(人)
プレイングル―ル(仕組み)
コミュニケーションマネジメントの3C
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組織の中で新しいことを始めよう、取り組もうとしたときに、リーガーが無意識にやっていることを、体系的に読み解ける本。
ユーザーの立場、具体的にはコンサルティングを受ける航空会社の、女性社員の立場で、揺れ動く心の中を想像して書かれている。
策定したミッションを持って、複数人で共有して、各がモチベーションを高めて実行する。実行を担保するため、人の感情を動かす。顧客が得られるベネフィットをファンクショナルなものとエモーショナルなものに分類して押さえる作業が紹介されている。
コンサルティングという業態が発明されて80年が経つという、経験を積んだ属人的なglayhairコンサルティング。分析型のfact -