並木裕太のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレずらし戦略というぽいタイトルで事業戦略をわかりやすく整理してくれている本ではあるが、やや一般的な内容が多めか。
ただわかりやすく読みやすい本ではある。
事例も的確に紹介されている
スタートアップでなく、既存企業からすると相当さんこうになる
読めば読むほど、既存事業の新規事業としては非常に思考がクリアになる良著。
3pointまとめ
1既存企業であり、培ってきた強みをずらした事業展開を考える。
2強みが生きる業界を考える。その強みは優位性があるか?領域は隣でなく、遠いほど価値が出る。
3 事業領域を変えるも一つ、異なるスキルを獲得して強めていくのも一つ。
メモ
・新解決策が生まれる背景
技術革新、規制変更、製品プラットフォーム普及の副作用
・新しい課題が出てくる背景
マクロ経済トレンド、規制変更、製品プラットフォームの普及の副作用、天災人災イベント
・市場選択が新規事業最大のポイント
いかに強みを活かして勝ち馬の市場に乗ることができるか
・強みの経営資源をずらして展開することを考える。
・マーケットサイド 課題解決策✖︎新規既存のマトリックス
・カンパニーサイド スキルアセット✖︎事業領域の新規既存マトリックス
富士フィルム 技術をもとに事業領域ずらし 化粧品事業
ネスレ 事業領域見識をもとにスキルをずらす コーヒーメーカー開発、アンバサダーモデル
・ライン スマホユーザー期待はゲーム、写真、コミュニケーションと結論し、それぞれに対し新規事業をスタート。
・ボストンレッドソックス
イベントマネジメントスキルをもとに野球からレーシングサッカー、音楽イベント開催運営に展開
広告代理店機能営業力をツアー、メディア拡大に
PRブランディングスキルを大手企業のPR代理店に
選手マネジメントスキルをMLB以外の競技アスリートマネジメントに
・エイベックスもとは輸入卸。マネジメント機能を持ち出す。
ライブの興行スキルをもとに、自社所属から他社所属アーティストのライブへ、音楽ライブイベントから音楽以外の大規模イベント興行へ。
・mixi強みはソーシャルグラフ。口コミマーケティング。
・ベイスターズは顧客ずらし。野球はメインでなくつまみ。気軽に触れるコンテンツに。野球の原点は新聞や鉄道販促ツールであったことから原点回帰とも。
限定されたプロ野球チームという希少性。ターゲットもテレビ視聴者から神奈川県の居住者という地域性を重視。
・日本交通同業者向けビジネス展開。ドライブレコーダー、決済端末、タクシー配車アプリの開発
アセットはタクシー業界における深い見識とネットワーク
・TYO CM映像制作のノウハウ人材がアセット
受注制作を広告主のSUへ投資して制作する形へ
クライアントから受注して制作から人材提供して制作する形へ
・ライザップ 人は変われるを証明するノウハウ
ボディメーク、ダイエットからゴルフ、英語、料理に展開。
サッカーチームまで。チームノウハウやランニングも見据えてか
・強みを活かす領域は隣地ではなく、飛地をねらうこと
コンサル会社の研修は隣地。競合多い。
ベルマーレにように飛地にチャレンジした方がインパクトが大きくなる
・ずらした領域での優位性につながるか。
・責任者がいて
サイザブルで、本業への影響少なく、お尻に火がついているか -
Posted by ブクログ
「経営コンサル」という一見要点を掴みづらい職業について、その歴史から実務に渡ってフォーカスした良本。
20世紀初頭のテイラー主義に始まり、マッキンゼーの誕生、グレイヘア・コンサルティングからファクトベース・コンサルティングへの転換、IT系ファームや会計事務所系ファームの台頭など、100年に渡ってコンサル業界の歴史を辿る内容は純粋に面白かった。
コンサルの成り立ちや日本市場の動向に加え、実際のプロジェクト事例も掲載されているが、これもまたコンサルのやりがいと難しさを裏に感じ取れる楽しい内容だった。
そして最後にはコンサル業界に変革を訴える熱いメッセージも込められている。クライアントの使い方が悪いと口にする一部のコンサルもいるが、実績が出ないなら自責するべきである。自分の話に耳を傾けてくれる人に対し、全身全霊でぶつかって情熱を燃やしきれているか。この問は忘れてはいけないと感じた。 -
Posted by ブクログ
職場でミッションを再考する機会があったので購入。
単に朝礼で唱和するための、標語のようなミッションから脱するヒントを求めてのことだったが、期待以上に参考になる内容だった。
内容は、架空の航空会社AJAの若手社員、大空翔子を主人公としたショートストーリーを軸に展開する。格安の外資系航空会社の参入にどう向き合うか、筆者をコンサルとしてストーリーに登場させ、ミッションを深掘りする。ミッションとはそもそもどのようなものか、そのミッションを掲げるにはどのような考え方があるか、どのような方法があるか、そしてそのミッションをどのように浸透させ、どのように実行と成果に繋げるか。マッキンゼー出身者らしく、ロジカルシンキングの手法が随所に散りばめられており、非常に参考になった。
とりわけ、ミッションを構築するための中核であるミッションコーンは興味深い。エビデンス・機能的ベネフィット・感情的ベネフィットからミッションを打ち立てる。なるほど、こうして考え込まれたミッションは、単なる標語には無い、想いがこもる。そして実際に本文にもあるように、企業だけではなく「自分のミッション」も改めて見つめ直すことができる。
ミッション本として非常に有益だったが、その他の具体的メソッドも非常に役立つ。
企業やチームを牽引する立場の方に是非読んで頂きたい一冊。 -
Posted by ブクログ
【諮問から実行へ】一般用語として定着した感はあるものの,実際に何をしているのかと問われれば,明確な回答や定義を与え難い「コンサル」。特に経営コンサルティングに焦点を当てながら,その実態を詳述した作品です。著者は,経営コンサルのマッキンゼーで務めた後に独立した並木裕太。
何気なくふわっと使ってしまいがちなコンサルという用語を深掘りしてくれた一冊。できる限り専門用語を排しながら,時に著者自身の体験談と合わせて解説がなされているため,飽きることなく読み続けられるのも高評価のポイントです。
〜コンサルティングの長い歴史を遡れば,改善すべき点が澱のように沈殿してきたはずなのだ。コンサルティング業界は,自己批判を繰り返しつつ新たな業態へと自ら変革していかねばならない。〜
就活生にもオススメできます☆5つ -
Posted by ブクログ
女子高生がドラッカー本を読んで、高校野球部を甲子園に連れて行った。今度はMBOを取得したビジネスコンサルティングが日本プロ野球をマネージメントすると、どうなるかって話だ。そして、その話は現在継続中だ。
アメリカンメジャーリーグはリーグ一団となって放映権の販売やWBCの運営などで得た収益を各チームに分配している。一方の日本はリーグが主体で事業を運営することは無く、チーム単体で試行錯誤しているだけ。そのため、最近の10年で日米のプロ野球収益は4倍に開いた。韓国ですら、リーグ主体の運営で成功している。
結局は巨人ナベツネを上回るリーダーシップをもった日本プロ野球コミッショナーが出現するかどうかなんだと思う。 -
Posted by ブクログ
MLBとNPBとの比較、数球団の現場担当者のインタビューを交え、NPBの閉塞感に対する改造論を展開。最後に、NPBの成長のためのミッションを提示している。
特に興味深かったのは、DeNA・日本ハム・楽天担当者のインタビューと、ロンドン五輪におけるビジネスモデルの転換。前者では、PLM(パシフィックリーグマーケティング)に携わっていた方もおり、PLMでの取り組みについても知ることができた。後者では、インターネット動画配信による放映権の価値の変化を挙げていた。
最後のミッション提示では、「なぜ日本でプロ野球をやっているのか」を問いただしている。これは、他のスポーツでも同じ問いかけができる。プロスポーツではそれぞれの理念をもって運営しているかと思うが、アマチュアスポーツは果たしてどうかという疑問が湧いてくる。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ会社のプロジェクト(イニシアチブ)推奨図書として配布されたので着手。
これまで読んだコンサル系の本と大きく違う点は、実行がとくに強調されていることで、その点はとても共感できた。フレームワークやツールは必要ではあるけど、一番必要なのは実行力でそれを正しい方向に向けるのがミッションで、ツールはそれを説明するためのみにあるべきものだと理解した。
理論だけでなく、実行のためには人の巻き込みが大切だという点にも触れられており、その部分、本書から多くの気づきを得られた。
==以下、気になった点要約抜粋==
・実行には強い意志と、周りの人を巻き込む力、徹底する力が必要。新しい戦略には、必ず、抵抗が起こるから。
・個人もプロジェクトも会社も、常にそもそもの志をしっかりと持ち、そこから考えていくことが一番大事。
・一般的にはロジックで最初に現状を分析し、それから結論(ミッション)を導き出す。おすすめするのは、ミッションが最初。ロジックはその次で、それはミッションを伝えるツール。
・問題は問題じゃない。何を大切にするかが問題。
・問題の重大さを認識(Register)し、課題が我が事であると理解(Engage)し、その課題を解くことが自分の仕事であると感じている(Committ) を伝えることが必要。
・ミッションとは:自分たちの目指す姿や提供する価値を定義したもの
・Step1:思いを巡らせ、材料を集める。Step2:思い炉整理し、とりあえずの形にする。Step3:ミッションを確定する。
・ミッションとは、エビデンスによって支えられた。機能的なベネフィットとその機能によってもたらされるエモーショナルなエネフィットに基づく。
・ミッションには「誰に」「そんな価値」を提供し、「最終的にどんな状態」になっているか
・ミッション5箇条
・「とにかく売上を上げたい」「私の思いを実現したい」では、人はついてこない。だれもが「いいな、価値があるな」と思うものであることが重要。
・プレゼン資料は1枚ワンメッセージ。タイトル部分が「傘」(行動)。
・実行を担保するために、人の感情を動かすステップを大切に歩まなくてはいけない。
・人は、自分自身で実感して、考えて、腑に落ちて初めて、本気で取り組む。「言えばわかるでしょ?」「あなたもそう思うでしょ?」というのはすすめる側の勝手な思い込み。
・Committe:ゴールを明確にし、責任ある仕事を任せる
・RACI図
・PDCAのC:プロジェクト全体会議で発表の場を設ける
・鬼十則
・エビデンス:1・できた、できない、2・持っている・持っていない、3・達成した・達成していない がわかるもの
・どんなに素晴らしい戦略でも実施されなければゴミ。