竹山道雄のレビュー一覧

  • 若きウェルテルの悩み

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    この小説内の時代を形作る空気感や背景の細部までを理解することは私にとって難しかった。これは私の浅学が原因であり、それによって私がこの本に散らばるウィットネスを余すところなく堪能したと言うことは出来ないかもしれない。しかし、主人公ウェルテルのオーケストラの如き壮大な形容を以ってして紡がれる景色や心象の描写には時に圧倒され、時に激しく共感させられた。またこれは単なる物語文ではないことも読んでいるうちに理解出来るだろう。哲学や法学などのエッセンスがふんだんに盛り込まれており、物語の本筋とは違うところでしばし考えさせられることがあった。まだ多くは読んでいないので断言は出来ないが、この時代の小説は半ば哲

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    2019年02月01日
  • 若きウェルテルの悩み

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    ウェルテルのロッテに対する激しい愛情はすさまじいものであり、ウェルテルにとってロッテは全てである。ロッテとの別れは自己の喪失を意味する。
    ウェルテルのように自分の内世界に傾倒し、感情的に生きることに憧れてしまう。

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    2018年12月05日
  • 若きウェルテルの悩み

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    ネタバレ

    この本で見られる形の失恋は確かに誰しも経験したことがあるかもしれませんね。
    しかし最後の解説でこの本がブームになったことで自殺者が増えてしまったと知ったとき恐ろしい本だなと思いました。
    元気じゃないと読んではいけない本です。

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    2023年05月22日
  • 若きウェルテルの悩み

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    ネタバレ

    美しい自然の描写や村の人々の生活がのどかでよかった
    人の婚約者に惚れてここまで悲劇の人間ぶることある?ってなるくらい仰々しい表現で恋の喜びと苦しみと破滅が書かれてて凡人には共感できる感情の動き幅じゃなくておもしろい
    恋愛に、というよりも、恋愛についての自分の思考に振り回されて自滅していく様子が秀抜
    タイトルに採用されるのも納得の悩み具合だと思う

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    2023年05月15日
  • 若きウェルテルの悩み

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    ネタバレ

    ウェルテルはロッテに恋するが、彼女には婚約者がいる。それでも構わぬと友人として交際を始め、彼女を崇拝し、やがては自分が婚約者/夫たり得たらと空想し、それが叶わぬと知り悩み、絶望して、ついには自殺する。
    本書はウェルテルが友人に送った書簡の体裁を取っている。そのため読者が知れるのはあくまでウェルテルの内面だけだ。彼がいくら心の底からロッテに惚れ、愛の言葉を紡ごうとも、当の本人には伝わらない。自分たちは相思相愛だと主張するが、ロッテに確認する術は無い。あまりに一方的だ。
    ロッテに対して執着同然の恋心を抱いたウェルテルの破滅は、彼女への“呪い”になってしまったと自分は解釈する。「自分が彼を追い詰

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    2023年01月29日
  • ビルマの竪琴

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    題名は聞いたことがあっても、読んだことはなく、手にとりました。古い本だけど、読みやすい。
    作中で触れられるビルマの人々の性質や考え方、宗教感が印象に残りました。

    われわれが国を出たときには、もう日本人は腹をすかせて、毎日追いたてるように忙しく働いて、おそれおののいて暮らしていました。
    それにひきかえ、この国の人は、おとなしく、弱く、まずしく、しかもそれに安住して、ただしずかに楽しんで生きています。そして、ひたすら心の救いだけを求めているのです。

    著者は、近代化とともに日本が失ったものを、この時代からこんな風に思っていたんだなぁと感じました。
    子供むけに書いた本だと知り、驚きました。

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    2022年08月04日
  • 若きウェルテルの悩み

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    それまで冒険小説などのいわゆる娯楽小説が大半を占めていた中でいわゆる私小説というジャンルを創設したのがゲーテ。啓蒙主義に基づいた理性への信頼全盛の時代にあって、恋愛にまつわる激情を描き出した画期性はたしかにあったのだろう。あったのだろうけど人生経験の乏しさゆえか、そこまで没入は出来なかった。ゲーテに言わせればウェルテルに共感できない僕はまだまだ不幸な人間なんだろう。
    しかし、表現がいちいちロマンチックで刺さった。一番好きなのはこれかな。
    「ときどき不可解な気がする。私がこれほどまでにただあのひとだけを、これほどにも熱く、これほどにも胸いっぱいに愛して、あのひとのほかには何も知らず、何も解せず、

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    2021年10月01日
  • 若きウェルテルの悩み

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    新学社文庫より出ている学校指定の本で読みました。
    なかなか言い回しを読解することが難しく苦戦しましたがウェルテルのロッテに対する恋慕と陶酔が表現されており、若くしてのため悩んでしまったのか。
    気付いたときには遅かったのか。あの時代の背景として自由婚でなかったのか。時代に合わせた背景が解らないので深く読めなかった。勉強不足だった。
    思いが募りすぎて最後の方で見つかる死にかたを選んで死んだことが見せしめのように見受けられちょっとサイコパスだなってかんじました。
    思いに対して生きているウェルテルがアルベルトに対して嫉妬ではなく、自分への悲願として選んだのが死だった。恋慕が切なく儚く感じた作品でした

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    2021年07月04日
  • 若きウェルテルの悩み

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    恋が成就せずに自殺するという流れは知っていたけど、思い詰めて思い詰めた先に自殺かと思ったら、結構序盤で自殺のことを仄めかしていた。
    もとからウェルテルは自殺へのハードルが低い人だったんだろう。

    さすが詩人、情熱的な描写が秀逸なんだけど、ちょっと長いな!!(特にロッテへの読み聞かせ)

    ウェルテルは若者らしく、感受性豊かで、曇りない世界を愛している。けれども現実は権力欲に取りつかれた人間や、(ウェルテルにとって)この世の理をわかっていない連中ばかりで理解者がいない。

    ロッテは唯一ウェルテルの安らぎだけど、別の人の物で、どうにもならなさが、この世の不条理がじわじわとウェルテルを蝕む。
    ウェルテ

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    2021年05月04日
  • 若きウェルテルの悩み

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    ウェルテルの心理が描き出した、すこし歪な世界観。
    だが、同情する点も多々あり、改めて世界は見る人によって表情を変えるのだなと。

    フランクフルト旅行の前にゲーテの本を読んでみた。

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    2020年01月18日
  • 若きウェルテルの悩み

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    ゲーテに興味を持ったので、めったに読まない古典文学を読んでみました。かなり読みやすく、婚約者のいる女性に恋したウェルテルの苦悩が描かれた小説。

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    2019年12月21日