竹山道雄のレビュー一覧

  • 若きウェルテルの悩み

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    ウィルヘルムよ、こういうものなのだね。いまさら何を嘆くことがあろう。人生の花は幻にすぎない。ただ一つの痕跡をも残すことなく、どれほど多くの花がうつろいすぎることだろう!とはいえ、熟れた実のいくつかはある。それだのに──おお、友よ!──それを顧みもせず、蔑(な)めし、味わわぬままに腐らせてしまうことが、よもあっていいものだろうか!

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    2026年02月21日
  • 若きウェルテルの悩み

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    本屋さんに行ったときもう少し和訳が柔らかいのがあったのでそちらがおすすめかもです…。
    私が読んだのは少し言葉遣いが旧いこちらですが、今使われてる言葉で読んだ方が心にすっと入ってくると思います。
    ウェルテル現象という言葉があるぐらい当時の若者は感化された作品なだけあって、感ずるものがあります。まださらりとしか読めていないので時間をかけて味わいたい作品だなと思いました。

    最後の方なのですがロッテが可哀想ですね!(幼稚園児並の感想)ウェルテルはロッテや周りの人達に一生消えない傷を残して去っていきました。きっとウェルテルはロッテの心の中の住人になれたことでしょう。罪深いですね!

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    2024年05月20日
  • 若きウェルテルの悩み

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    なぜもっと早く読まなかったのだろう。

    現代の日本人作家の小説を、わたしの人生が最も大変だった若き日々にいくつか読んだだけで、どうせ文学なんてほとんどが恵まれた環境に生まれたのに感性が繊細だったために苦しいやつらがその恵まれた環境を土台に、自らの苦しみをつらつらと表現しているものか、または売れるために少数の誰かの確かな苦しみをも自らの小説の仕掛けや設定として不誠実に利用するような、大衆迎合の権化かのどちらかなのだろうだなんて、文学に諦念と怒りを抱いている場合などではなかった。

    ゲーテってすごいね。さまざまを内包していた。

    ゲーテだって小説を書く環境があったというだけである程度以上恵まれてい

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    2026年02月01日
  • 若きウェルテルの悩み

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    圧倒的。
    青春期特有の人が持つまっすぐな心と純粋な感性にここまで肉薄し丁寧に描写した作品は数少ない。
    現代の人はすぐに詩的な物言いに触れるとポエマーだの病んでるだの言う。
    TwitterやSNSで安易に自らの心のうちを吐露してる人ももちろん大概だが、人の心のめんどくささだったりどうしようもなさを、一方的に俯瞰から見ては冷笑的なコメントをする人が多い現状はそれはそれで色々辛い。
    ウェルテルは書簡体、つまりとても個人的なもので、本来は触れてはいけない人の「真実」が描かれる。彼の希望と絶望がそこに克明に記され、それを読んだ僕たちが魂の奥底で何かを動かされる。
    ウェルテルは死んだがゲーテは生き返った。

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    2023年09月29日
  • 若きウェルテルの悩み

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    まさに疾風怒濤という小説で、主人公が畳み掛けるように心理が変化していく様が痛いほど分かった。様々なモチーフや風景描写が随所に散りばめられ、後々の考えに影響を及ぼしたりする伏線のようになっているところも面白かった。ただ、一部二部と三部で構成が変わり、いいところもあるのだけど、没入感やテンポがなくなってしまったように感じられ残念だった。(解説にも同様に思った人もいたと書いてあり安心した)
    ウェルテル効果という現象や言葉ができた理由が分かったように思う。

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    2022年01月03日
  • 若きウェルテルの悩み

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    古語が多く、また、特に序盤は内容がとっつきにくい為、読み終えるのに少し体力が入りましたが、当時の時代背景における本書の位置付けや、主人公の独特の価値観を踏まえた上で読むと、物語の進行とともに本書の素晴らしさを痛感しました、、、。

    18世紀に書かれたとは思えない、今なお先端を走る圧倒的な普遍性は、非常に読み応えがあり、出会ってよかったと思える本の一つでした。

    啓蒙思想から脱却と、人間性の開放、、、。



    『もし恋なかりせば、この世はわれらの心にとってなんであろうか?』
    『人間は人間です。誰かがすこしばかり分別をもっていたところで、いったん情熱が荒れくるって人間の限界におしつめられたら、そん

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    2021年03月14日
  • 若きウェルテルの悩み

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    学生時代はゲーテ先生にハマった。私が好きな恋愛小説。タッソウ?も面白かった。自然科学系の本もおもしろい

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    2021年02月01日
  • 若きウェルテルの悩み

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    友人とゲーテの思想を学ぼうと決め、本書を手にとった。本書は、主人公のウェルテルが親友のいいなずけのロッテに恋する物語である。本書におけるウェルテルは狂人と言ってもいいほどの勢いでロッテに愛を捧げている。現代においてはストーカーと呼ばれても仕方がない程のウェルテルの行動ぶりは理解に苦しんだ。当時のドイツ社会では本書が人気を博したとのことだが、それほど皆がウェルテルのような純愛を経験していたのだろうかと疑問に思った。また、ゲーテは「もし生涯に『ウェルテル』が自分のために書かれたと感じるような時期がないなら、その人は不幸だ」と述べているが、私自身にその時期が来る未来を想像できない。しかし、一人のこと

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    2018年11月13日
  • 若きウェルテルの悩み

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    これを読んだのは、高校3年生の秋から冬。

    受験を前にし、ちょうど失恋したばかりのころ。
    失恋の痛手で手にした作品とも言える。
    その後も、少なからず失恋はした。

    だけど、初めて読み終えて以来、この本をまた開く気持ちになれなかった。
    何故なら、最後のくだり、ウェルテルが事におよぶシーンが痛ましく、再び読み返すことができなかったため。

    失恋を経験してるなら、一度は読んでみてもよい作品だと思う。
    けれども、悲痛過ぎて、個人的にはもう読むことができない作品でもある。

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    2019年01月16日
  • 若きウェルテルの悩み

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    迸る激情をそのままぶつけたような、アツくそしてキモい文章!今読んでもすごいと思えるのだから、250年前当時の衝撃たるや想像を絶するものがあっただろう。

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    2026年02月05日
  • 若きウェルテルの悩み

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    いやはや全く、男って太古の昔から馬鹿だなぁ…ということに尽きる。こういうタイプの人を何人か見たことがある。端的にいうと失恋によって病んでしまう人。

    女って失恋でここまでならない気がするのよね。ちゃんと次に行くエネルギーがあるというか。失恋でおかしくなってるのって男だけな気がする。逆に女は恋愛中におかしくなるイメージ。

    ロッテに関する手紙の描写がなんというか激しすぎて、今でいう厨二病を文学的なMAXの値まで高めるとこうなるんだな…と半ば感心しながら読みました。全文きっちりは追えなかった…だって全部同じなんだもの…あ!な!た!を!こんなに!愛して!いるのに!!!ということだけ…笑

    この時代に

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    2023年08月20日
  • 若きウェルテルの悩み

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    「もし生涯に『ウェルテル』が自分のために書かれたと感じるような時期がないなら、その人は不幸だ」
    不幸な人生を送っているな!
    けど自分じゃ体験できないことを味わえるのが本だから。

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    2023年08月15日
  • 若きウェルテルの悩み

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    ロッテへの気持ちやその表現の方法がとても綺麗で、詩を読んでいるみたいだった。アルベルトの性格が普通に良い奴で、個人的に好きだった。その分ウェルテルのリアルな心情が伝わってくるというか、、、

    自分の理解が浅いのは重々承知なんだけど、個人的にはストーリーとしてはなんかありきたりで単調な気がした。ロッテへの恋の道筋がちょっと短すぎるような気がする。ラノベの読みすぎかなあ


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    2023年02月22日
  • 若きウェルテルの悩み

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    再読のためだろうか、もしくは岩波の訳者の方が合うのだろうか。
    今回の方がするすると私の中に入り、情景が以前より明瞭になった。解説も骨組みや思想などわかり易くて良かった。

    単に恋愛自害の本ではなく、自然に帰ることや、階級社会への反発など、精神的文化的な背景を知ることが出来た。自然に対する豊かな表現はすきだが、主観の激情を通して他方を見る形は自分には受け入れ難いと感じた。

    「不機嫌は怠惰と似たものです。」
    自殺の本として知られるが、前半は生きる上での教訓や指針を示してくれる。悲哀だけが本質では無い。

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    2023年01月08日
  • 若きウェルテルの悩み

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    ネタバレ

    若きウェルテルの悩み」が自分だけのために書かれたように思う時期が一生のうちになかったら、それは不幸なことだといわなければならない…

    愛の描写が激烈

    現代版ポエマー?

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    2022年07月16日
  • 若きウェルテルの悩み

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    「これほどにも子供なのだよ!ただ一瞥に恋い焦れて!これほどにも子供なのだよ!」
    一度目に読んだ時よりも、ずっとウェルテルに感情移入して味わうことができた。

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    2022年02月13日
  • 若きウェルテルの悩み

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    人の心なんて理屈じゃ分からない。ウェルテルの悩みは誰もが一度はする悩みじゃないかな。世の中自分の思い通りにいかない事ばかりだし、人間を信じれなくなる事もたくさある。人間なんて自己中で愚かで、悲しい生き物だってよく思うことがある。それでも、それもまた人生だと思って、毎日生きようと思う。

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    2021年09月19日
  • 若きウェルテルの悩み

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    物語がウェルテルの手紙という形を取るため、ウェルテルの心情より生々しくリアルに感じられた。
    最初は目線も広く心の芯に自分を持っていたウェルテルだが、ロッテとの叶わぬ恋に陥ってからは緩やかに狂気が増して行く。
    恋は盲目という言葉がピッタリ当てはまっちゃったウェルテルだが、程度はあれど誰もが通る道ではある。
    作者ゲーテの実体験がモデルとなっている背景を知るとタイトルの「若きウェルテル」いうフレーズにも感慨深い。
    お菓子メーカーのロッテは、ここがモデルだった豆知識も知れて良かったですね。

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    2021年09月10日
  • 若きウェルテルの悩み

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    ウェルテルの気持ちはよくわかる
    客観的に見ると大したことのないよう思えるけど本人の立場からすればロッテが自分の全てになってしまっているのだろう
    馬鹿馬鹿しいと本人も思っていたかもしれないがそこから抜け出すのは難しい

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    2021年06月23日
  • 若きウェルテルの悩み

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    小説前半のウェルテルの鷹揚と、後半の激情、そして編集者による考察。この三段構えの構成がゲーテの天才性を感じさせる。自分としては深く感情移入する作品ではなかったが、とある詩人は「もし生涯に『ウェルテル』が自分のために書かれたと感じるような時期がないなら、その人は不幸だ」と語ったそうである。ふむ。

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    2019年06月06日