安田依央のレビュー一覧

出張料亭おりおり堂 ほこほこ芋煮と秋空のすれ違い

安田依央

シリーズ第六弾。新章では第三弾。澄香の心の声でコミカルな料理系の恋愛モノだったが、新章になって迷走中。アミーガ宅で出張料理してるころは面白かったが、孝、虎之介に加え、丹羽エリカ、さらにもう一人の仁とどんどん謎の登場人物が増えて、この先どうなるのか？ダラダラしてきてます。

出張料亭おりおり堂 月下美人とホイコーロー

安田依央

シリーズ第五作。心の中が描かれるのは、澄香ではなく孝。主人公が代わって、恋愛話ではなくなって、さあこの先どうなるか？

出張料亭おりおり堂 夏の終わりのいなりずし

安田依央

物語の方向性が急にぶっ飛んでアクションに振り切ることにしたのですか？というようなもはや別物感。
主人公も山田から、新キャラ２人に変わってバディモノになった、と思わざるを得ない。

ということで、別物として楽しもうと思います。
弟くんのキャラが好きなので割り切ってしまえば楽しめそうです。

2022.12.3
191

出張料亭おりおり堂 コトコトおでんといばら姫

安田依央

えらくこんがらせましたなぁ、という感じ。そこからの力技たるや笑

お二人の進展具合だけは妙に適度でした。

2022.11.29
190

出張料亭おりおり堂 ほろにが鮎と恋の刺客

安田依央

独り言が若干喧しいのが気になる。

なのにいざとなった時にもどかしいくらい不器用な展開だけが妙にリアルで、そこだけ超絶共感。

あとはキャラがなんか不自然なんだよなぁ。
普通要素の人が1人もいない。そんな人どこにいる、みたいな人ばかり。

といいつつ、続きも読む。

2022.10.27
189

出張料亭おりおり堂 ふっくらアラ煮と婚活ゾンビ

安田依央

心の声が若干軽いものの、読みやすくサクサクといった。
続きも読みたい、と思えるいい意味のライトさ。

2022.11.27
188

たぶらかし

安田依央

いろんな意味で面白い作品でした。
役者さんの日常の一コマを切り取ったような感じです。
読み終わり感が面白い作品でした。

出張料亭おりおり堂 夏の終わりのいなりずし

安田依央

シリーズ第四作。出張料理は出てこない。澄香の心の叫びも出てこない。代わりに、仁の弟・孝と謎の男子・虎之介が登場。料理のでてくる恋愛小説だったのが、先行き不明になった。

出張料亭おりおり堂 夏の終わりのいなりずし

安田依央

お料理以外のテーマの方に多く話がさかれ、どんどん少女マンガのような展開になっているような気がしなくもない。

出張料亭おりおり堂 ほろにが鮎と恋の刺客

安田依央

裏の紹介に「ラブコメ」って書いてあるけど、「コメ」感全然ないよ！本人も自覚してる痛々しい妄想がちょっとコメってるくらいで、笑えない出来事満載です。ごはんはおいしそうです。

ひと喰い介護

安田依央

もともとは『ある高齢者の豊かな生活』だったそうですが、えげつなく改題されたものです(笑)。

宅配弁当の申込者の中からターゲットを絞り込む。身寄りの少ない資産家で、在職時の肩書きがいつまでも通用すると信じる、プライドの高い老人。この介護施設に目を付けられたら最後、監禁されて全財産も正気も失う。

しかし認知症って、こんなにも人為的に発症させられるものなのですか。短期間で精神的にも肉体的にも追い込めるのだとしたら、これほど恐ろしいことはありません。現実にないことだとも言い切れず、ぞっとします。

財産を食い尽くされたとしても、本人が幸せな気持ちで死ねるのならそれはそれでいいのではなんて思っていましたが、これは悲惨すぎる。

出張料亭おりおり堂 ほこほこ芋煮と秋空のすれ違い

安田依央

まったくこの二人ときたら…。仁は何考えてるんだかわからなすぎてだんだん好感度が下がっていく。孝もこじらせすぎて似たり寄ったり。虎之助の正体も謎なのにさらに謎キャラ増やさないでほしい。

出張料亭おりおり堂 夏の終わりのいなりずし

安田依央

京都へ行った仁のその後がとても気になっていたが…
文庫のシリーズになっていたとは！
“新章に突入”ということで…
苦しくて、少し水を含んで重い…という感じのこれまでよりも、いく分軽やかになった。
イケメンという単語が多すぎる気もするが…

ほんわかした感じの桜子さんが、締めるところはぴしっと叱ってくれるのが頼もしい。
山田澄香・３４歳、そろそろ大人になって、ぴしっと決めてほしい。
ブラコンの弟（仁の弟）のモノローグで進められる部分も、なかなかに面白かった。

出張料亭おりおり堂 ふっくらアラ煮と婚活ゾンビ

安田依央

イケメン料理人の手伝いをすることになった主人公の妄想がわりとツボ。お料理描写も素敵だし、今後のシリーズも楽しみ。

出張料亭おりおり堂 ほろにが鮎と恋の刺客

安田依央

シリーズ第2弾。
葉月から霜月までの4話。
料理人・仁さんの過去が判明。京都から仁を連れ戻しにやってきた葵が言った「山田さんも私も誰も、あの人を好きにったらあかんのよ」という言葉が重い。
神無月、霜月の話はもやっとした気持ちが残ってしまった。（神無月の話に出てきた本田夫人の言葉が不気味すぎる！）
次巻で完結するのかな？

出張料亭おりおり堂 ふっくらアラ煮と婚活ゾンビ

安田依央

軽いなー笑
仁がつくる料理美味しそうだし、澄香の妄想も不自然さを感じるけどギリ笑えるけど、登場人物が軽いというか、きちんと人物像が出来上がってないまま、色々登場させちゃったって感じがする。
そのせいで読んでいてうすっぺらく感じてしまう。
うーん、もったいない。

たぶらかし

安田依央

第23回小説すばる新人賞受賞作。アラフォーの元舞台女優のマキがあやしげな代行役者の事務所に所属し、市井の人々の代役を務めるというストーリー。面白い発想だが、物語としてはつまらない。

たぶらかし

安田依央

　むかし、P.A.というマンガがあった。
　それは他人の演技をする役者……というお話なのだけれど、これもそういった役者の出る話だ。

　自分の代わりにだれかにやってもらいたい、自分と違う人生を生きてみたい。そういう気持ちは、誰の心にも一度は芽生えたことがある筈。
　だからこそういう話は生まれるのだろう。
　面白かった。

たぶらかし

安田依央

代行女優と見て、園子温の「紀子の食卓」を思いだし購入。実際はそれとは違って全然暗くなかったけど。★3．5くらい。深夜ドラマはミステリー要素もちょいちょいあるけど、原作自体のミステリー部分は、結末が想像できてしまう部分が若干あった。文章が読みづらいのと、最後のオチが予想外すぎたのが引っ掛かったけど、まあ文章に「たぶらか」されたのかな？残された謎に最後全く言及しないのが惜しい。