小泉喜美子のレビュー一覧

  • 女には向かない職業

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    ネタバレ

    英国女流ミステリの大家P・D・ジェイムズ。彼女の代表シリーズといえばアダム・ダルグリッシュ警部物が連想されるが、それと双璧を成すのが本作を1作目とする女探偵コーデリア・グレイシリーズだ。しかし双璧と成すと云えど、実際にはこのシリーズ、たった2作しかない。なのに読者の支持は非常に高く、3作目を期待する声もあるほどだ(結局書かれなかった)。その人気の秘密は主人公コーデリアにある。突然勤めていた探偵事務所の上司の自殺でその事務所を弱冠22歳で引き継ぐことになったコーデリア。彼女のこの若さゆえにまだ残る純粋さが時に武器になり、時に仇となり、まだ彼女にとっては狭い社会との軋轢に悩まされるその姿に多くの社

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    2016年12月02日
  • 女には向かない職業

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    ダイバーシティが盛んな現代で「女には向かない」などと発したら大論争になりそうだが、そんな様相を感じさせないのは時代とコーデリアのキャラだろうか。ミステリーというミステリーはなく、サスペンス感もない。しかし彼女をとりまく事件と真相解明、その後彼女を襲うジレンマには、ある意味新しいミステリーの世界が垣間見れる。いわば「ソフトミステリー」ってとこだろうか。

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    2016年09月03日
  • 女には向かない職業

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    おお、コーデリア……君はなんて真面目で寡黙で、辛抱強いんだ。私は読んでいてひやひやしっぱなしだったよ。

    正直、彼女の真面目さや頭のよさを、そんなに多くの人が理解してくれるとは思えないし、それに対して敬意を払ってくれるとも思えない。
    でも彼女はそういう生き方しかできないし、彼女の生きている世界が彼女に対して優しく変化してくれることもないのだ。そのことがただ痛々しくもあり、少しうっとおしくもあり。

    コーデリアはこれからも探偵を続けるのだろうか? やはり私は、彼女には探偵という職業は向いていないと思う。

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    2015年09月06日
  • 女には向かない職業

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    久々の海外小説だったので、調子に乗るまであたふた…
    分かりやすい話だったのに。
    だけど昔取った杵柄で、読みだしたらす~いすい、面白かった!!
    国は違えど探偵モノは読む喜びを感じる。
    そしてなぜかいつも犯人に悪感情を持てない…
    時代劇では悪役はいつも嫌なヤツって決まってるのにね。

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    2013年04月19日
  • 弁護側の証人

    購入済み

    良くわからなかった。

    古い時代の小説ということもあるのか、いまいち展開が分からなかった。

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    2019年10月27日