下村湖人のレビュー一覧

  • [現代訳]論語

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    孔子などの言葉をまとめたもの。ひとつひとつの章につながりはない。

    知っていることは知っている、知らない事として素直な態度にになる。それが知るということになるのだ。

    自分がされたくないこと、人に対して行なってはならない。

    君子は何事も自己の責任に帰し、小人は他人の責任に帰する。

    過って改めないのを、過ちというのだ。

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    2014年07月24日
  • 論語物語

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    具体的なエピソードを通して孔子の考えが描かれているので実感がわいて面白い。孔子の弟子の言動に共感しながら読み進めると最後に孔子にガツンと言われて、弟子に共感していた自分の未熟さを思い知る。

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    2013年05月04日
  • 論語物語

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    朝に道を聞けば、夕べに死んでも悔いなし。永遠は現在の一瞬にある。刻下の道を生きる心こそ、生死を乗り越えて永遠に生きる心なのである。

    本当の力があるか否かは努力して見た上でなければ分からない。力の無いものは途中で倒れる。倒れもしないうちから、自分の力が足りないことを予定するのは点に対する冒涜だ。相手に言い訳するとともに、自分自身に言い訳している。

    それは、お前の求道心がまだ本当には燃え上がっていないからだ。本当に求道心が燃えていれば自他におもねる心を焼き尽くして、素朴な心に帰ることができる。素朴な心こそ、仁に近付く最善の道だ。

    世の中の進歩を望むものは、その進歩のためにまず己自身を進歩させ

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    2013年04月20日
  • [現代訳]論語

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    とにかくわかりやすい。会話の所なんかは場面が浮かぶよう。同作者の論語物語や、他の訳の論語を読んでから読むと一層面白いですね。

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    2013年01月14日
  • 論語物語

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    下村胡人による論語の物語。

    物語に出てくる弟子たちは、様々な悩みを抱えている。
     「こんな勉強をしてなんになるというのだ」
     「富貴や権力を得ることこそ男子の望みではないのか」
    と考える弟子もいれば、
     「師たる孔子のお眼鏡にかないたい」
    と打算に走る弟子もいる。
    そのひとりひとりに孔子は情熱をもって教え導こうとし、成果を得られぬときは嘆息して悲しげに呟く。

    下村胡人自身が青年教育に情熱を傾けた人だった。彼はひょっとしたら自身と孔子を重ねていたのかもしれない。論語を題材にした一幅の小説。それは本書の価値を高めこそすれ損なうことはない。

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    2012年08月14日
  • [新装版]青年の思索のために

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    強く感銘を受けた。

    特に、
    ・そろばん哲学
    ・己の善をなさんが為に人を損なうな
    ・自分を省み、自分を責める
    ・独創力と調和力を合わせ持つ
    ・我執を捨て、自他を絶した境地に
    ・主客一如
    ・理屈を理屈と感じないまで習熟する
    ・聡明な人にとって最も大切な修行は
    おっとりした、親しみやすい人間に
    なること
    ・思いや考えを書いたりしゃべったり
    したからといって、実践者になる
    わけではない
    ・情熱と克己心を常に対決させる

    鍵山さん曰く、縁ある人に進めたくなると。わかる気がする。

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    2012年05月03日
  • 論語物語

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    読み終えたとき、高校生のときに出会いたかったと思った。話は面白く、『論語』理解の助けになる。

    個人的には、『論語』を音読して吟味する方が好きである。

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    2011年12月02日
  • 論語物語

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    論語で使われている言葉の意味が、実際孔子とその弟子の間でどういう場面でどう使われたのかがよくわかる。論語を学而第一から読んでも、途中から読んでも解説を読めば意味は分かるかもしれないが、いくつかの関連した言葉を並べて、弟子の考えと孔子の考えを比べてみるとこのような物語になるのだろう。読み物としてとても面白い。弟子それぞれの性格、孔子の弟子に対する評価、そのエピソード等とても興味深い。

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    2011年05月02日
  • 論語物語

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    FeBeのオーディオブックで聞きました。「論語」は倫理で勉強した程度の知識しかなかったですが、このように人間味があるとは意外でした。
    孔子の考えの深さの印象深さもさることながら、弟子や諸侯の小人(俗人)っぷりに人間味を感じました。

    孔子のそばで様々なことを聞いていても妬みや打算が出てしまったり、支配階級であっても孔子に対して恐れを感じて遠ざける、でも打算から近くに寄りたい、など。
    孔子の考えは共感しきれなくても、周囲の小人っぷりには非常に共感できる。あー、こういう気持ちはよく分かる。私もこう感じるだろう!って。
    その小人に共感した後に、孔子の言葉を聞くと頭が下がります。弟子だったら頭下がりっ

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    2010年10月31日
  • 論語物語

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     孔子と彼の弟子たちをまるで人間らしく生き生きと描く、その眼差しのやさしさに涙が出そうになる。渡し場の話がすごくすごく好き。

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    2010年05月15日
  • 青春訳名作シリーズ 出世できない孔子と、悩める十人の弟子たち。

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    すごく分かりやすく面白く書かれていた!!
    論語に興味がある人は読む価値ありだと思う◎

    孔子ってすごいなぁ〜
    弟子との会話の中で
    自分も弟子と一緒に考えたけれど、
    孔子の考えははるか上にいた…

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    2025年08月08日
  • 青春訳名作シリーズ 出世できない孔子と、悩める十人の弟子たち。

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    難しかった…!でも孔子と弟子たちの紹介やイラストもあったからキャラクターは掴みやすかった。
    ゆっくり読まないと文章もなかなか入ってこないし、論語なんて読める気がしない…けどなかなか興味深かった。

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    2025年01月31日
  • 論語物語

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    論語の各編を編集して、物語仕立てにしている。
    論語に造詣が深く無ければ、このような超編集はできないだろう。
    青年教育に熱心だったという著者のエネルギーが、物語に乗って語りかけてくる。
    論語を全編読みたいと思ってしまった。

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    2024年12月07日
  • 青春訳名作シリーズ 出世できない孔子と、悩める十人の弟子たち。

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    深くもあり軽快でもある
    弟子達の心の動きが、そのまま誰の心にもある感情であるから、短い物語ではあるが印象的なのかな

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    2024年02月21日
  • 次郎物語 四

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    ネタバレ

    引き続いて中学生時代の次郎が描かれる。

    期間としては、わずか20日間の出来事らしい。

    クーデターにより政権を握った軍部という権力への抵抗、それについいぇの次郎の心の動き。

    相手が巨大なのですっきりする話ではないが、やはり引き込まれる。

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    2023年07月05日
  • 論語物語

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    読みやすい論語、孔子の口調が説教臭く少し抵抗あるも概ねの部分は共感出来る。
    印象的なワード
    朝に道を聞けば夕べに死んでも悔いはない。
    永遠は現在の一瞬にある。刻下に生きる心こそ永遠に生きる心。
    なぜ君はそんなにクヨクヨするのじゃ、それは君が君自身を愛しすぎるためではないかな。

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    2023年06月28日
  • 論語物語

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    オーディオブックで聴取。論語の内容がわかりやすく物語形式で語られており、オーディオブックで聞くことに適していた。苦もなく何度も聞けるので、論語に触れたいなと思ったときに車の移動時間などを利用してさっと聞けるので重宝する。

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    2023年02月18日
  • 論語物語

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    ネタバレ

    考える材料をもらった、という印象。
    自分の現実にあてはめるのが困難で上滑りしそう。
    これから10年計画で咀嚼。

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    2022年08月29日
  • 論語物語

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    孔子と弟子とのやり取りを描いた「論語」を、生涯を通して論語を研究した著者が、ストーリー仕立てで再構成したもの。
    人物の心理描写がとても生き生きと生々しく描かれていて、すんなりと読むことができた。

    本当に紀元前5世紀の書なのか?と思えるほど、人間の抱く悩みは古今東西ここまで共通するのかと思わされる。
    あらゆるタイプの人物が弟子として描かれていて、一人は共感できる弟子がいるのではないでしょうか?

    こんなことやってしまうな、思ってしまうな、とつい弟子に感情移入してしまい、緊張感を持って孔子の発言に聞き入ってしまう。

    個人的に刺さったのは、「自らを限る者」の章。弟子の冉求(ぜんきゅう)は、孔子の

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    2021年01月10日
  • 論語物語

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    論語物語

    通勤の合間に数話ずつ、気軽に読めます。同僚との会話の中でも、話を入れられて、みんなでうなづけるところが楽しいですね。

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    2020年10月16日