【感想・ネタバレ】[現代訳]論語のレビュー

あらすじ

詩人・教育者として昭和初期に活躍した下村湖人。名作『次郎物語』などで知られるこの人物がこよなく愛していたのが「論語」である。本作品はその湖人が逝去する前年に刊行された論語の現代訳であり、いまの時代にもまったく通用する名作である。「東洋を知るには儒教を知らなければならない。儒教を知るには孔子を知らなければならない。そして孔子を知るには『論語』を知らなければならない。『論語』は実に孔子を、従って儒教を、また従って東洋を知るための最も貴重な鍵の一つなのである」という湖人はしかし、こうも述べている。「今日のわれわれの時代においては、文字どおりに受けいれられるものではなく、またしいて受けいれようとしてはならない」。そして「しかし、だからといって、『論語』をただちに時代錯誤の書として早計にすててしまってはならない」と。本書が、多くの現代人の人生の道標になることを願う。

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Posted by ブクログ

孔子などの言葉をまとめたもの。ひとつひとつの章につながりはない。

知っていることは知っている、知らない事として素直な態度にになる。それが知るということになるのだ。

自分がされたくないこと、人に対して行なってはならない。

君子は何事も自己の責任に帰し、小人は他人の責任に帰する。

過って改めないのを、過ちというのだ。

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2014年07月24日

Posted by ブクログ

とにかくわかりやすい。会話の所なんかは場面が浮かぶよう。同作者の論語物語や、他の訳の論語を読んでから読むと一層面白いですね。

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2013年01月14日

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