桜舘ゆうのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
とある慣習により、教会に預けられて幼少期を過ごす帝国の第三王子のヴィルフリートと公爵令嬢のユーリア。
穏やかな日々を送る中、ヴィルフリートはユーリアを愛しく思うあまり、1年間隣国に音楽の勉強へ出したことから予想もしない展開に二人は飲み込まれていく。
とにかくヴィルフリートがユーリアを好きすぎることが発端だろうか。でも致し方ないような気もするし隣国に出した理由と出したことによって生じた誤算がなんとも…。可哀想なヴィルフリート。
ユーリアもずっとヴィルフリートに囲われていた籠から急に外に出されたことにより幼いまま外の空気に触れて、ヴィルフリートの思惑に気づくことなく隣国での生活を送っていた。確 -
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甘さたっぷりです。
ずっと相思相愛で、安定の甘さ!
潔癖症で他人と触れ合うのが好きでないはずの王太子が執着するヒロインは、とびきりに美しくて、優しくて、聡い王女様です。愛し愛され、さらに思いを深めていく様子が好きな方におすすめ。
孤独に苛まれ、晩節を汚してしまった形の王も、愛妾たちの行末に心を配っていたことがわかって、救われた気分。
王太子の従者や友人とのやり取りが、ヒロインとでは見られない感じがあったので、もっと見てみたいなぁと期待してしまいました。
大きなトラブルは起こりそうで起こらない。ヒロインの素直さと王太子の思いやり、二人の先を見通す聡明さゆえかと。かといって、互いに情熱がないわけではなく(ヒロインを出 -
ネタバレ 購入済み
姉と妹の禍根が残ったまま、完結しました…ね???
ヒロインの不安が取り除かれた、という印象もなく、ハッピーエンド…?ヒーローのデッカイ愛でゴリ押しし、肝心な部分をモヤッとさせた終わり方をしたなぁーと思いました。
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ネタバレ 購入済み
深読みしすぎた!
ヒーローとヒロインがお互いを好きだと実感する前に本能のまま結ばれてしまうのが、これは誰かの策略かイタズラに嵌まって媚薬でも盛られた?などと色々な場面で深読みしすぎました。....結果ただ単に甘々のTL小説でした。事件的な出来事もすぐに解決する感じで余り山場もなかったように思います。まぁ私は冷徹とか女性嫌いな人が運命の相手と出会いその人を溺愛するストーリーが好きなので、良かったですが....
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Posted by ブクログ
ネタバレタイトルに「ストーカー」と入っていますが、ストーカー?って疑問が。
ただの束縛の強い人って感じで、ヒロインのあとをつけたり、ヒロインのもちものを漁ったりみたいなストーカーみたいなところはなかったです。
ヒーローのソリュードが本当に好きな子を妻にするために、自分の持ち物を取ってしまう困った王太子避けに、先にヒロインのアーリアの姉カトリーヌに求婚し、王太子がカトリーヌを取ってしまってから、自分はまんまとアーリアを手に入れるってところはよかったです。
でも、結婚してからもどちらもお互いの愛情を疑いまくりで、アーリアはイジイジといじけちゃってるし、ソリュードは憎まれていると勘違いしてて、どっからど -
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ヒーローが嫌。
ヒーローを好きになれません。ヒロインと出会う前だとしても、相手が商売女だとしてもヤったことがあるヒーローは嫌。この書き方は絶対経験アリのヒーロー。
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ネタバレ 購入済み
感情移入できない…
…登場人物の行動が、理解できない、納得できないので感情移入できませんでした。
ヴィル(ヒーロー)もユーリエ(ヒロイン)も物語の設定上、親から愛されることを知りません。
そのため、ヴィルは情緒不安定だし、当初ユーリエは俺のことを愛していないとウジウジしています。そして、ユーリエは恋とはなにかしら、わたしはヴィルのことを愛しているのかしらという感じで、情が薄いです。ヴィルへの想いを自覚したあとも、ただ流されるだけで…物語の最初から最後までただヴィルの言うなりになる人形のようでした。
当て馬キャラのアデーレ、ヴィルの母親も自分のおかれている状況が理解できず、頭が足りない感じで悪役として、捻りが