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Posted by ブクログ
とある慣習により、教会に預けられて幼少期を過ごす帝国の第三王子のヴィルフリートと公爵令嬢のユーリア。
穏やかな日々を送る中、ヴィルフリートはユーリアを愛しく思うあまり、1年間隣国に音楽の勉強へ出したことから予想もしない展開に二人は飲み込まれていく。
とにかくヴィルフリートがユーリアを好きすぎることが発端だろうか。でも致し方ないような気もするし隣国に出した理由と出したことによって生じた誤算がなんとも…。可哀想なヴィルフリート。
ユーリアもずっとヴィルフリートに囲われていた籠から急に外に出されたことにより幼いまま外の空気に触れて、ヴィルフリートの思惑に気づくことなく隣国での生活を送っていた。確かに安穏とした籠の中の鳥では気づけなかった想いもあるだろうけど。良かったのか悪かったのか。
一年後に再会した二人の成熟具合が天と地ほども違って、ヴィルフリートがこじらせた想いもわかるがユーリアの無垢さは罪でした。以外とヴィルフリートは甘えん坊です(笑)
離れ離れになった1年間のことに何度も触れますが、お互いに思うことが若干違うのが切ない。
個人的にユーリアの言葉の一つ一つが幼かった前半と、ヴィルフリートに対する思いと向き合って答を出したユーリアで発言の強さが違ってきていて見違えました。
閨での幼い発言ももちろん萌える要素でたまりませんが。
感情移入できない…
…登場人物の行動が、理解できない、納得できないので感情移入できませんでした。
ヴィル(ヒーロー)もユーリエ(ヒロイン)も物語の設定上、親から愛されることを知りません。
そのため、ヴィルは情緒不安定だし、当初ユーリエは俺のことを愛していないとウジウジしています。そして、ユーリエは恋とはなにかしら、わたしはヴィルのことを愛しているのかしらという感じで、情が薄いです。ヴィルへの想いを自覚したあとも、ただ流されるだけで…物語の最初から最後までただヴィルの言うなりになる人形のようでした。
当て馬キャラのアデーレ、ヴィルの母親も自分のおかれている状況が理解できず、頭が足りない感じで悪役として、捻りがなくつまらなかったです。
これなら、素人の書くWeb小説の方がおもしろいものがたくさんあります。作者は執筆中に気管支喘息になってしまったそうで、推敲がイマイチだったのかもしれませんが、それを考えてもおすすめしません。
最後に、絵ですが、表紙はきれいですが、挿絵は微妙です。あれっ?と思う絵のクオリティ…
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