渡辺ペコのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
第三次性徴白書と謳っていますが、そのココロは心も体も成長したいい大人の最後の思春期のおはなし。
あらすじを書くと、この話おもしろいの?と言いたくなるような話です。
コーヘーはほんとにヘタレだし、
あっちゃんも高野さんも、同じ女として否定はしないが共感だってしないよ。
この女性二人は、もどかしくも清々しい。男前。
コーヘーはとことん女々しいのに、ほれぼれするほど男前。
内容は実はかなり重い。が、軽いタッチが絶妙で妙に生々しい。
泥沼化しないのが逆に怖い。
最後を読んで、えー、えー、やっぱりそうなるのー?ってなってしまうのは、否めないよねー。 -
Posted by ブクログ
渡辺ペコ先生のマンガは「にこたま」しか持ってないんですが、こちらの作品も方向性は同じような気がしました。優柔不断な男を描くのが上手いお人ですね、それに対しての女の気持ちも掬っているんですが「ボーダー」に関してはさらに一癖加えて来ました。
あぁダメだよ清田君。本当に見ていて、そこでそういうことしちゃうのかよ清田君!と言ってしまうほど主人公こと清田君はザ優柔不断をしてしまいます。例えば女の前で別の女を褒めてしまう、イチャイチャ中に別の女のところに行ってしまうなどなど二兎を追う者は一兎をも得ずを実践してくれます。こうしたフラフラ男性を描いた時渡辺先生はその後の女性の反応を含めすごい上手いです。