フリードリヒ・ニーチェのレビュー一覧
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・組織に馴染めないと感じるのであれば、それは組織を超えて自分の考えを持てている可能性だってある
・相手の感情を考えて伝える、相手が驚くことや新しいことを伝える時は古いことのように伝える。それにより伝わりやすくなる。分からないことに対して人は劣等感を覚えて大きく見せたりするからだ。
・夢や目標に責任を持つ、人は過失には責任を取るが夢には責任を持たない、自分にとって本当に大事なのは夢なのではないか?自分で自分の夢の責任を持とう
・沢山おしゃべりする人は本性を隠している、それは沢山情報を与えることで困惑させ注意を逸らしている
・感謝を本気で拒絶すると、相手は侮辱された気になる。それくらい感謝は大事な -
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中2の頃に岩波のツァラトゥストラを読んだ。SF映画『2001年宇宙の旅』でかかっていた、リヒャルト・シュトラウスの《ツァラトゥストラかく語りき》が好きで、同名の本というか元ネタの本を読みたくなったからだ。
というのは、『2001年宇宙の旅』は映画はもちろん小説も謎めいたところがあり、その理解のためにはテーマ曲になっているツァラトゥストラやニーチェを当たらないといけないのではないかと思ったのである。
そしてそれわ読んでわかった気がして、人類は神の手ではなく異星人によって進化させられ、ボーマンは超人になり、さらに赤子となったのであろうとか、中2病的な妄想を抱くようになった。
今回は、もう一度中2 -
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■評価
★★★✬☆
■感想
◯現代神からすると、読みやすい本ではない。分量も全4巻文集力でページ数も膨大。
◯はじめ通読して半年放置していたが、家においてある本書(付箋だらけ)をみて、再読することに。
◯ニーチェ入門思想を数冊読んで原著(本書)に戻ってきたことで、理解が深またkンジがする。
◯書かれている言い回しが難しいのではなく、比喩や例・詩的にかかれているので、その構造を捕まえながら読むのが難しかった。
◯捕まえてしまえば、なるほど、と思うところが随所にあるし、歯ごたえがある本として味わい深い。
◯とくに”没落”という言葉の取り扱い方が難しかったが、善悪含有したベクトル・運動と -
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やっぱ格言集はいいな。
気が引き締まるし、読み返すたびに心の琴線に触れる言葉が変わっていて、自分の変化を感じられる。
哲学系の本は基本何言ってるか理解し難いけど、この本は分かりやすい言葉にされてるからさらさら読めた。
ニーチェの言葉からは深い人間洞察力がうかがえ、考えて生きるって大事だなぁ、と小学生並の感想を抱かされた。そして結構人間臭い?言葉も多く、現代人の自分もハッとさせられることが多かった。哲学者はよくわからない理論をこねくり回してるイメージしかなかったので意外だった。
・人が認める理由
そのことについて何も知らないから
それが世にありふれているように見えるから
すでにその事実が起こ -
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ニーチェの思想は彼の死後、ナチズムに利用されたと聞いたけど、この本読んでわかる気がした。
大学生の時に読んでたら、悪い意味でハマってたかもしれない。(危ないところだった!)
この本は、隠者というか、社会的常識や価値では不遇な立場にある人が、独特な価値観を持って世の不条理に新たな解釈を与えていく、という造りなのだけれど(少なくとも私はそう解釈した)、世の中に不満というか、満足してない人ほど、この本を読んで根拠のない優越感を持ちそうで怖いなと思った。
(=ナチズムで使われそう)
読んでると、作品の思想に洗脳され、いい気分になるけど、実際のニーチェは(頭はいいのに)モテなかったみたいだし、娼婦 -
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この新訳にしか触れたことがないが、非常に読みやすく、面白い内容だった。 対人関係や集団心理、宗教から国家まで、作者の深い洞察力を見てとることができる。
男女の違いや結婚など、身近に感じるテーマの取り扱いも興味深かった。
第1部が最も重要で面白い内容だった風に感じる
それにしてもゲルマン民族について、「忠誠のために悪しきこと危険なことにも、名誉と血を賭けよ、と教育し自らを律した」とは、現在のドイツ人に対するステレオタイプにも通ずるところがあって面白い言い回しだった
超人の思想的には、仏教や儒教に似た内容がある風にも感じたが、解釈は人それぞれということか -
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まずはざっくりと西洋思想の歴史について勉強してから読みました。結果良かったです、大正解でした。
そうじゃないと、"神は死んだ"→→→「は??」って感じだったと思います。
簡単に説明をすると、、※完全な自己解釈です!
長らく、ずーっと昔から、数多くの思想家たちは、"真理の追求"について思い巡らせ、様々な持論を唱えていました。
そして「プラトン・アリストテレス・キリスト教の大帝国」が、プラトンの「イデア論」をキリスト教が上手に利用する形で長期的に支配していました。
カントやガリレオなど自然科学の発見・発展によって、
またその後のデカルトの座標軸の発見などに -
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「人間万事塞翁が馬」
真理には善も悪もない。
哲学を超えた視点から言えば、分別心や分離感が悪、愛や慈悲が善と言えないこともないかもしれないがどうなんでしょう。
哲学者が思考で奮闘し導き出した答えは果たして説得力があるのだろうか。
自分は仏教とか禅に影響を受けたから、その辺を気にしてしまう。
西洋のニーチェが東洋のお釈迦様や老子とかの覚者と対峙したらどんな展開が待っているかと妄想が勝手に膨らみますね。
自分は坐禅や瞑想を始めてからは、哲学的なことは有限な思考のお遊びで時間の無駄のように思ったりもしましたが、最近は哲学にも有益な部分がありなかなかおもしろいと思うようになってきました。
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難しい!ChatGPTに説明してもらった。
ツァラトゥストラは、人間を超えようとする人間、人間の限界を超えようとする思想家、「これまでの価値観にしばられず、自分自身の意味と生き方を創り出す人間」を目指してる
⚡️「ツァラトゥストラ」は、ニーチェがなりたい“声”(神の代わり)
⚡️「私」は、ニーチェが実際に生きている“苦しむ声”
以下一部引用
民族が困難だと見なすものこそ、称賛すべきものなのである。なくてはならぬものであり、かつ困難なもの、それが善と呼ばれる。そして、どんな苦難からも解放してくれるもの、稀なもの、最も困難なもの、それが聖なるものとして讃えられる。
良心にやましいところが -
Posted by ブクログ
ネタバレニーチェがいろいろな本で言った言葉をまとめた本。
良いことや人生の指標になるような言葉があるが、こういうのは実際に自分で考え抜かないと身になりにくい。
・自分の理想や夢を捨てたら、嫉妬や妬みなどで自分が汚れていくので常に理想を置い続ける
・知識でものを見て感じるのではなく、自分の目で見て自分でものを感じる
・とりあえず今を楽しもう
・はじめの一歩は自分への尊敬から
└自分を尊敬すれば悪いことなどできなくなり、生き方が変わってくる
・人間の組織やグループで「批判」という風が吹き込まない閉鎖的なところは、堕落や腐敗が生まれる
・借りたものはたっぷりと返す