フリードリヒ・ニーチェのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
力をもらおうと思って読んでみた。あまりニーチェ哲学「神は死んだ」「ニヒリズム」「永劫回帰」を意識しすぎて読むのもつまらないと思い直し、ツァラトゥストラという変人(いや超人か)が山の中から出てきた物語としてそのまま読んだ。まあ読み応えはある。ツァラトゥストラが市場に演説しに行って綱渡り舞踏家の亡骸と帰ってくるあたりの序盤は動きがあって良いのに、中盤以降はひたすら語ってばかりなのが物足りない。もっと彼の主張を実践する具体的な行動やストーリー展開を組み込めばよかったのでは。物語をおもしろくするためにも、哲学の理解を深めるためにも。
翻訳が良いからか言葉に力があって読んでいて楽しい。注釈が一切無いの -
Posted by ブクログ
ネタバレ哲学というと実に難解なイメージがあります。
小難しい言葉遣いで滔々と私たちをまくしたて、なんなら分からないこちらが悪者であるとのたまう、そんな謎な高圧的キャラを想像してしまう程。
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その晦渋さにあって、ニーチェ、です。
私には、とっつきづらい、体系化していない、断片的、だけれども美しいアフォリズム、というイメージがありました。要は敬遠していました。だから、これまで読んだニーチェ作品は僅か一冊。しかもつい昨年のこと。
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で、恐る恐る本作を読みました。ん? 意外や意外、何だかイイ奴な感じ。めっちゃポジティブ。あれ?ニーチェってこんなんだったっけ?っと首を傾げる。
噂では、とんがった -
Posted by ブクログ
ネタバレ・疲れた時、何もかも面倒な時、何をしてもくたびれて仕方ない時は、ギャンブルでもなく宗教でもなく飲酒でもなく、食事をして休んでたっぷり眠ること。起きた時に新しい力が漲る自分になっている。SPF面倒い時とか、麻雀とか酒とか飲みがちだけど寝たほうがいいっぽい。
・自分の一芸に気付け
・自分のなぜ(なぜそれをやりたいのか、なぜそれを望むのか、なぜそうなりたいのか、なぜその道をいきたいのか)が掴めてれば、後はどのようにやるかの道を歩くだけ。他人のやり方が自分に合わないことは不思議なことではない。
これはまじでそう思う。ここがふわふわしてる人が沢山いるし、自分もそう。これをはっきりさせることで、どうすれば -
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Posted by ブクログ
二十世紀の曙を前に没した リヒャルト・シュトラウスが作曲した『ツァラトゥストラはかく語りき』の旋律 『二〇〇一年宇宙の旅』のテーマソング 急所を突くようなするどい視点 高みを目指す意志 選別して編纂した カントやヘーゲルのように壮大な体系を目指して纏め上げられたものではない どれほど良いことに見えても、「〜のために」行うことは、卑しく貪欲なことだ。誰々のためにであろうとも、何々のためであろうとも、それが失敗したと思えるときには事情や何かのせいにする心が生まれるし、うまくいったと思えるときには自分の手柄だと慢心が生まれるからだ。つまり、本当は自分のためだけに行っているのだ。けれど、純粋に能動的な
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