フリードリヒ・ニーチェのレビュー一覧

  • ツァラトゥストラかく語りき

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    力をもらおうと思って読んでみた。あまりニーチェ哲学「神は死んだ」「ニヒリズム」「永劫回帰」を意識しすぎて読むのもつまらないと思い直し、ツァラトゥストラという変人(いや超人か)が山の中から出てきた物語としてそのまま読んだ。まあ読み応えはある。ツァラトゥストラが市場に演説しに行って綱渡り舞踏家の亡骸と帰ってくるあたりの序盤は動きがあって良いのに、中盤以降はひたすら語ってばかりなのが物足りない。もっと彼の主張を実践する具体的な行動やストーリー展開を組み込めばよかったのでは。物語をおもしろくするためにも、哲学の理解を深めるためにも。

    翻訳が良いからか言葉に力があって読んでいて楽しい。注釈が一切無いの

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    2024年01月03日
  • 超訳 ニーチェの言葉 エッセンシャル版

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    ネタバレ

    哲学というと実に難解なイメージがあります。
    小難しい言葉遣いで滔々と私たちをまくしたて、なんなら分からないこちらが悪者であるとのたまう、そんな謎な高圧的キャラを想像してしまう程。

    ・・・
    その晦渋さにあって、ニーチェ、です。
    私には、とっつきづらい、体系化していない、断片的、だけれども美しいアフォリズム、というイメージがありました。要は敬遠していました。だから、これまで読んだニーチェ作品は僅か一冊。しかもつい昨年のこと。

    ・・・
    で、恐る恐る本作を読みました。ん? 意外や意外、何だかイイ奴な感じ。めっちゃポジティブ。あれ?ニーチェってこんなんだったっけ?っと首を傾げる。
    噂では、とんがった

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    2023年04月29日
  • 超訳 ニーチェの言葉 エッセンシャル版

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    ネタバレ

    ・疲れた時、何もかも面倒な時、何をしてもくたびれて仕方ない時は、ギャンブルでもなく宗教でもなく飲酒でもなく、食事をして休んでたっぷり眠ること。起きた時に新しい力が漲る自分になっている。SPF面倒い時とか、麻雀とか酒とか飲みがちだけど寝たほうがいいっぽい。
    ・自分の一芸に気付け
    ・自分のなぜ(なぜそれをやりたいのか、なぜそれを望むのか、なぜそうなりたいのか、なぜその道をいきたいのか)が掴めてれば、後はどのようにやるかの道を歩くだけ。他人のやり方が自分に合わないことは不思議なことではない。
    これはまじでそう思う。ここがふわふわしてる人が沢山いるし、自分もそう。これをはっきりさせることで、どうすれば

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    2021年05月11日
  • 超訳 ニーチェの言葉 エッセンシャル版

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    初見でグッと来る言葉もあったが、またこの次に読んだその時の精神状態によって、グッと来る言葉が変わって来るんだろうなぁと思った。

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    2021年01月14日
  • 超訳 ニーチェの言葉 エッセンシャル版

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    表紙がすごくかっこいい!

    勇気付けられたり、考えさせられたり。
    「友について」辺りが特に好きです。

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    2020年04月02日
  • 超訳 ニーチェの言葉 エッセンシャル版

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    正論すぎてよく耳にする言葉、共感する言葉、ごく当たり前の言葉、抽象的過ぎてよくわからないことばもある。
    このような本はたまに反復するように読むといいてすね。
    生き方に悩んでいる場面には良い励ましになりそうです。

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    2019年04月24日
  • ツァラトゥストラかく語りき

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    物語調かつ一話が短いので読みやすい。一方で例えなのか詩なのか、結局何が言いたいかまったくよくわからない。超人とか永劫回帰とか事前に知っていた事柄も、え、こんな程度?というくらいにしか出てこない。わかる人だけにわかるということなんだろうか。

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    2019年01月22日
  • 超訳 ニーチェの言葉 エッセンシャル版

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    二十世紀の曙を前に没した リヒャルト・シュトラウスが作曲した『ツァラトゥストラはかく語りき』の旋律 『二〇〇一年宇宙の旅』のテーマソング 急所を突くようなするどい視点 高みを目指す意志 選別して編纂した カントやヘーゲルのように壮大な体系を目指して纏め上げられたものではない どれほど良いことに見えても、「〜のために」行うことは、卑しく貪欲なことだ。誰々のためにであろうとも、何々のためであろうとも、それが失敗したと思えるときには事情や何かのせいにする心が生まれるし、うまくいったと思えるときには自分の手柄だと慢心が生まれるからだ。つまり、本当は自分のためだけに行っているのだ。けれど、純粋に能動的な

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    2018年05月24日
  • ツァラトゥストラかく語りき

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    本書は、難解な哲学書ですが四章からなる小説風の体裁をとっており、ツァラトゥストラという賢者が弟子を集めるが、真理の実践を行う覚悟を得るため一人旅立ち、苦難の末に故郷に帰り、真理を色々な人に伝えて終わります。ニーチェを読んで箴言を拾い上げれば示唆に富む内容ですが、全体を読むと極めて難解で全く理解できませんでした。特に神に関する考え方は、19世紀としては斬新すぎてキリスト教批判と捉えられたんじゃないかなぁ。

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    2025年12月21日
  • 超訳 ニーチェの言葉 エッセンシャル版

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    ニーチェの言葉を文脈に関係なく引用して並べているので、彼の思想を知ることはこの本からはできない。しかし、心に響く言葉が多く、良い自己啓発本だと思う。

    ただ、ニーチェ、最後は発狂して死ぬんだよなあ・・・

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    2017年03月19日
  • ツァラトゥストラかく語りき

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    今まで読んだ中でもトップレベルに難解な本。
    でもところどころ、なるほどとわかって納得する箇所もありました。また、ところどころ、映画を見たいな場面もあって(綱渡り舞踊家のシーンや、貴人たちと次々で会う場面とかなどなど)、そういう光景を想像しつつなんとか読み終わることができました。

    一体どうして不平を言う豚になったのか。誰も思うように媚びてくれなかったからだ。―だから汚物の中に座り込んだ。豚のように不平を言う理由に事欠かないために。

    この一節がとっても印象的でした、自分たちに言われているような気がします。

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    2015年11月23日