栗原康のレビュー一覧

  • はたらかないで、たらふく食べたい 「生の負債」からの解放宣言

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    著書の事を何も知らずになんとなくタイトルだけで読んでみた。読み進めるとほぼニートなのにデモに参加したり、思想だけは強くてやばい人だなと思ったら早稲田の政経出身だった。なので頭は間違いなくいい。

    ひらがな多用でこちらがバカにされてる様な感覚に陥るが、自分の思想を元にしたエッセイ。資本主義を謳歌したい彼女に別れを告げられるところとか面白い。世の中にはこんな面白い考えを持つ人がいるんだなと感心した。何も誰もがビジネスで成功を目指さなくて良い。働かずに、たらふく食べるのは生物としての根源的な欲求だろう。

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    2025年09月06日
  • 死してなお踊れ 一遍上人伝

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    「自由」という単語を聞いてイメージするものは人それぞれ違うと思うが、私のイメージする自由がここにあった……!
    こういう風に生きれたら、心の底から思えたら、どんな感情が待ってるだろうな

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    2024年02月22日
  • サボる哲学 労働の未来から逃散せよ

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    今、私が読むべき本だったと思う。「仕事」「お金」について、今までで一番考えている時だから。資本主義にスッポリはまり込んでいる。なかなかその外に出ることができない。悲しいなぁ。

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    2021年12月18日
  • サボる哲学 労働の未来から逃散せよ

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    衝撃的でした。最近の働き方改革の関係かなあと思っていたら、油断した。コテコテのアナキストですね。こんな方がいらっしゃったとは驚きです。大杉栄も、甘粕事件も初めて知りました。資本主義が絶対だと思っていたら世代なので、新鮮でした。斎藤幸平さんの人新世の資本論とあわせて読んだので衝撃2倍でした。
    警察署や機械を破壊しようとは思いませんが、将来のために今が犠牲になっているというのは共感します。

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    2021年08月29日
  • 大杉栄伝 永遠のアナキズム

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    出版の時系列では逆だが以前読んだ「村に火をつけ、白痴になれ 伊藤野枝伝」が面白かったので、文庫が出たタイミングで購入。
    大正時代のアナキスト、大杉栄の評伝。疾走感のある文体は読みやすいが、ちょっと80年代的軽薄さも感じさせる。スタイルとしては後にでただけあって「伊藤野枝伝」の方が完成されてるように思えた。
    大杉栄自身が無茶苦茶な人物なので、その評伝がつまらない訳がないが、毀誉褒貶の多い大杉を基本的に全面肯定なので、そこんとこをどう評価するかだろうか?

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    2021年07月06日
  • 大杉栄伝 永遠のアナキズム

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    1918年の米騒動の話から始まっている。なんと1000万人の人が米騒動に関わったと。当時の人口が6000万人だったので6人に1人が関わったという算段だ。日本史上最大の暴動。それに大杉栄が大阪で一役買っていた逸話が記されている。米騒動をネットで検索すると襲撃したのは70万人と書かれている。著者は「米騒動の研究一〜五 渡部徹 (著), 井上清 (著)」を参照したと書いているので、数字を盛っているのではないと思うのだが。どっちが正しいのか。

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    2021年05月22日
  • 大杉栄伝 永遠のアナキズム

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     アナキスト大杉栄、関東大震災のドサクサに伊藤野枝とともに虐殺された大杉。
     これまで大杉に関して書かれた本や、『自叙伝』、『日本脱出記』なども読んだが、今一つ、その凄さ、面白さが分からなかった。

     本書は、大阪での米騒動で、米を売ろうとしない米屋に押し掛ける民衆の自発的な動きに興奮した大杉の姿から幕を開ける。 
     共産党的な上からの指示に従わせる硬い組織に反発する大杉、度々の発禁処分にもメゲずに頑張る大杉、はたからはだらしないと見える女性関係などについて、著者ならではの饒舌な語り口、織り交ぜられる突っ込みが、実に魅力的な大杉像を描き出している。


     大杉の自由を求める姿には心打たれるもの

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    2021年04月27日
  • アナキズム 一丸となってバラバラに生きろ

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    「大往生」永六輔さんの一冊が
    岩波新書に入った時にも
    「おっ こんな一冊が 入ってくるのだ、
     岩波さんもオツだねぇ」
    と 思った。
    そして、
    まさかの栗原康さんの「アナキズム」
    いつもの調子の
    いつもの文体
    「おっ こんな一冊も 入ってくるのだ
     岩波さんも懐が深いね」
    と 思った。

    私は、好きなのですがね…

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    2019年02月22日
  • アナキズム 一丸となってバラバラに生きろ

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    色々毀誉褒貶のかまびすしい著者の文体ですが、それほど読みにくいわけではないので、これはこれでいいのではないか、としておく。
    内容は、正しいことを教えてもらう本ではないので、刺激をもらい参考になる事柄や本を紹介してもらえば良いので、私には参考になった。
    著者の重視する身体性?のようなもの、誰にも支配されないで生きるということ、などを手掛かりに一人一人の読者が考えていけば良いのではないか。
    一つ気になるのは、著者が取り上げているのは欧米と日本の話ばかりで、それ以外の社会においても同様な主張で通すつもりなのか、ちょっと聞いてみたい気がする。

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    2019年01月13日
  • アナキズム 一丸となってバラバラに生きろ

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    岩波新書にしては思い切った装丁に惹かれて手に取る。政治思想は元来不勉強分野だが、「アナキズム」についてまとまった形で読むのは本書が初めて。登場する思想家・活動家中、辛うじて名を知っていたのは大杉栄くらい、あとは和洋問わずほとんど聞いたことのない名前の連続でやや戸惑ったが、内容は新書らしくシンプルでわかりやすく、著者の思いがストレートに伝わってくる良書だと思った。

    本書を一読して我が身を振り返れば、自分の信条を体現しているわけでもない国家や組織の価値観をいつの間にやら内面化し、当初は確かにあった衝動を忘れてしまったことに無自覚な自分に思い至り、冷や汗が出る。この「他人の自我」に従属する奴隷状態

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    2019年07月27日
  • アナキズム 一丸となってバラバラに生きろ

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    アナキズム関連で最近多くの著作のある栗原康さんの最新作です。岩波新書から出たってのと、装丁が真っ黒ってところがとりあえずスゴイですね。
    最近の栗原さんの著作って叫び声というか、擬音がいっぱいで「取りあえず叫びのエネルギー!」という印象。理論的な部分は著名アナキストの著作からの引用が多いようです。アナキストの著作って、妙に言い回しが回りくどかったり、逆に詩的だったりするんですが、シンプルってところは読みやすかったですね。巻末の参考文献も役に立ちそうです。

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    2018年11月18日
  • はたらかないで、たらふく食べたい 「生の負債」からの解放宣言

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    気が付けば、バブルがはじけてからこの方20年以上もずっと不況だ。
    ならこれは不況ではなくて、通常なのでは?
    いつかこの不況から脱却できると思うから、いろいろ我慢や辛抱をしたけれど、もしかしたらこれを通常とあきらめて、生活のあり方を考え直さなければならないのでは?

    なんてことを、何の根拠もなく考えていたけれど、それに根拠を与えてくれる社会学者の著書。
    といえば堅苦しいが、非常に軽く、いささか軽薄なほどに軽く、生活に即して考察した本なのだ。

    1979年生まれの大学非常勤講師。
    両親とともに埼玉の実家で暮らす。
    今でこそ年収は80万くらいあるようだが、年収10万くらいの時に、稼ぎのない著者に代わ

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    2017年11月26日
  • はたらかないで、たらふく食べたい 「生の負債」からの解放宣言

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    今の自分の考えが正しいのか、間違っているのかについて、頭を悩ませるのがアホくさくなる本です。
    今後の人生への悩みに対して一つの答えがあるのではなかろうか?

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    2016年05月29日
  • はたらかないで、たらふく食べたい 「生の負債」からの解放宣言

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    自分が知らない世界はどれだけあるのだろう。
    いろいろな人に出会って話をしてみたい、そんな気持ちになる一冊。

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    2016年04月04日
  • はたらかないで、たらふく食べたい 「生の負債」からの解放宣言

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    大杉栄を尊敬する日本のアナキスト研究家である著者の願いは「はたらかないで、たらふく食べたい」ということ。やりたいことしかやりたくない。満員電車に乗ると吐いてしまう。その結果、30代独身、年収80万円。両親の家と年金をあてにすることで生きている。

    そんな著者が古典文学や歴史にふれながら、自分の願いや境遇を納得させようと試みたのが本書。

    いい年をして、はたらかない理屈をこねまくる著者だが、それが本心なのか、笑いのためなのか、他の野望があるのか、イマイチはっきりしない。

    なんだかんだ言いながら、大学の非常勤講師とこうした本の印税で収入を確保しつつ、ニートを笑い飛ばす、ゆるい社会派エッセイとして

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    2016年03月30日
  • はたらかないで、たらふく食べたい 「生の負債」からの解放宣言

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    自分の考え方が少し変わったような。
    1つの道しか考えられなかったけれど、いろんな選択肢が増えたような、そんな本だった。

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    2016年03月18日
  • はたらかないで、たらふく食べたい 「生の負債」からの解放宣言

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    ニートのphaさんの本とか坂口恭平の本とか好きで読んでるけどそれとはちょっと毛色が違って、書いてるのがアナキズム研究者の人なのでやさしいアナキズム入門みたいなところもある。ただ根っこのところは「べつに金稼げる奴が偉いわけじゃないだろ、働かない奴も飯を食える社会のほうがいいだろ」ということで共通している。
    基本はエッセイ調、著者の日常をコミカルながらも切実に描いている。結婚するために「ちゃんとした人」に頑張ってなろうとして、なれなくて婚約者に振られるところなどあっけらかんと描写しているが切ない。
    よく読むとん?と思うところとか物騒なこともちょこちょこ言ってるけど(アナキズムの人に物騒なことを言う

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    2015年08月04日
  • サボる哲学 労働の未来から逃散せよ

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    ILL-BOSSTINOの影響で読んでみた。この系統の本は初めてだった、アナーキー、アナキズム。それなりに面白いが正直、人には勧めにくい…

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    2023年12月25日
  • サボる哲学 労働の未来から逃散せよ

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    独特の文体に、最初ちょっと面食らう。
    が、自分のツボには結構はまった一冊だった。

    老後のために貯蓄。
    明日ちょっと楽になるために、今日のうちに準備しておく。
    こういう考えを美徳として育った。
    今日も、明日も、きっとこうしていくのだろう。

    ところが、それで長い間やっていくと、ふと気づく。
    いつ「楽ができる」未来が来るのか。
    このまま終わってしまうのではないか。
    自分が何かに囚われている。
    金銭に?
    あるいはものを所有することに?
    それどころか、労働そのものに?
    年を重ねていくと、年々この気持ちはリアルに切迫してくる。
    こんな心境でいると、この本の記述は刺ささること、刺さること。

    筆者のよう

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    2023年06月24日
  • 死してなお踊れ 一遍上人伝

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    NHKBSで「英雄達の決断」という番組をやっていて、あるとき取り上げられていたのが一遍上人。そしてそのときコメンテーターとしてこの本の著者が出演しており、かれの“アナーキズム研究家“という珍しい肩書きと解説のわかりやすさに惹かれ、彼が一遍について描いた著書を読んでみることにした。
    一般的な伝記とは異なり、独特の文体で描かれているので最初はやや面食らう。なんだろう、町田康みたいな感じ。
    さすがアナーキストというか。ロックな感じというか。
    一遍がいかにして浄土宗に帰依し、そして踊り念仏に目覚めて時宗の開祖となり、諸国を漫遊していくのかをきちんと史実に沿って描きながらも、おそらく著者が一番強調したい

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    2023年04月18日