松岡達英のレビュー一覧
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大噴火によって島の大部分を失い、火山灰が積もり、生物が死に絶えたクラカタウ島が、どのように植物や生き物を増やし再生していったのか、順を追って解説されています。
なぜその品種の木が生えるのか、その種類の虫が増えるのか、など再生されていく生命の一つ一つに理由があって、なるほど!の連続です。
島の100年の経過を辿るので長いですが、とてもわかりやすく納得のいく解説でおもしろいので、ぜひ読んでほしい絵本です。
は世界中の研究者たち注目していたクラカタウ島、最後の方にこんな一文がありました。
「クラカタウ諸島は、実験室ではできない、長い時間をかけておこる生物の世界の変化をわたしたちにおしえてくれているの -
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「藤の木山砦の三銃士」に大幅に加筆したものということでした。前作も読んでいるのですが、全く違った作品のように楽しむことができました。既視感というようなものを感じたのはわずかだったように思います。自分の記憶力の減退のせいかもしれませんが、極めて新鮮に、そして一場面一場面を印象的に読み終えました。
登場人物たちは私と比べるとおそらく一まわり上の年代となりましょう。それでも描かれていることの一つ一つに思い当たることがあり、我がことのように懐かしい気持ちで満たされました。これは大切な記録として残しておきたい物語です。忘れてはならない物語だと思います。
少年時代に特有の揉め事もあり、当時の解決方法で解決 -
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Posted by ブクログ
白亜紀。「トロオ」という進化恐竜(恐竜人類みたいな)がいて、巨大隕石による地球環境壊滅を察知し、
巨大宇宙船を作り、すべての地球環境と共に宇宙に旅立った、地球に似た星を探しいつか地球に戻ってくるまで。という設定の恐竜図鑑絵本。
絵が松岡達英さんのため、恐竜を始めとする動植物といい、当時の地球環境といい、トロオたちの文明といい実に詳細で迫力満点。
雷竜、翼竜と種別ごとに恐竜の絵が描かれ、大きさの違いとかも分かり易い。
恐竜人類トロオたちの住居とかも細かに決まっていて隅まで見てしまう。
ラストは宇宙に旅立った宇宙船群の絵だけど、いつか地球に戻ってきたら…なんて想像も掻き立てられる。 -
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試し読み
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Posted by ブクログ
このタイトル、ぶっとぶでしょう?
そら飛んじゃうんですよ、だんごむし^^;)
空を飛びたいだんごむし。試行錯誤の果てに「空飛ぶマシン」をつくって、(それを使いこなせるように筋トレもして)、未知の空へと旅立つのです。
最後はまた、土の上に帰ってくるけどね。
赤ちゃんでも触れる、われらがヒーローだんごむし。
「空飛ぶマシン」以外は、だんごむしの身体も、みみずもおけらも、クモもバッタもその他の知らない生き物もみ~~んなリアルな絵。
図鑑的にも、お話的にも楽しめます。
虫に興味をもった息子は2歳から眺めて楽しんでます。
テキストは多いです。本好きなら5歳くらいから自分で読めるかな。