あらすじ
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全国から寄贈された樹を植えてつくられた人工の森。
世界でも例のない、100年間続いてきた、広大な人工の森。
それが明治神宮の森です。
100年の間に、針葉樹から広葉樹へと、森は、そのすがたを変えていきました。
東京のほかの場所では見られないような生きものも、この森では息づいています。
人の手によって植えられましたが、そのあとは、木々が育ち、倒れ、自然に移り変わっていくのにまかせて、森は成長し、変化してきました。
その成長と変化は、さらに何百年と続いていくでしょう。
これは、そんな奇跡の森の物語を、精緻なタッチで描いた、奇跡のような絵本です。
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感情タグBEST3
Posted by ブクログ
明治神宮の100年の森、これは奇跡だということ。人工の森なのです。
100年前に全国から持ち寄った木々を植えて、そしてそのあとに、様々な木々を植えて、100年後があのような森になったなんて・・・
目が覚めるような絵本です。
Posted by ブクログ
絵本ですが、ぜひ年代関係なく多くの人におすすめしたいです。特に東京近郊にお住まいの方に読んでもらいたいです。まさかの造成された自然だったことに驚き。人工なのにあれほど豊かな自然が作られ、地域に馴染んでいること、それが今まさに破壊されようとしていること。(それに飽き足らず葛西臨海公園にまで…。)太陽光発電だかSDGsだかなんだか知らないが、今あるものを破壊した上での環境問題への取り組みなんて本末転倒でしかないです。取り返しのつかなくなる前に破壊活動が中止される事を願うばかりです。
Posted by ブクログ
山や森は人の手を加えなければ維持できないと思っていた私は、「チコちゃんに叱られる」で、明治神宮の森が人の手を加えずに自然の森に近づくよう計算して植樹が行われたと知って感動しましたが、それが松岡達英さんの手でこのような絵本になってうれしいです。
開発が進む東京の中にあって、原始の姿へ還っていった森。さまざまないのちが自然に引き継がれている森。
森の外でも自然が大切にされますように。
Posted by ブクログ
明治神宮の森は、100年前、人工的に作られました。日本各地から明治天皇のために多くの木が届けられ、植えられたのです。この森の100年の歩みを松岡さんの精緻なイラストで綴ります。森に暮らす生き物たちも細かく描かれていて、きっと明治神宮に行きたくkなりますよ。
Posted by ブクログ
さまざまの蟲のこゑにもしられけり
生きとしいけるもののおもひは
明治神宮のもりははじめ人々によって作られ、それを自然が自分自身で育み、人間や生物が助けながら今の森があるんですね。
Posted by ブクログ
都会の中に息づいている豊かな森の成り立ち、息づかいが伝わってくる。
今、伐採計画など進んで言えるためだけに、この貴重な森のことを知るきっかけになってほしい
Posted by ブクログ
9歳1ヶ月の娘
6歳0ヶ月の息子に読み聞かせ
明治神宮の森が
こんな風に作られていたなんて。
知らなかったなー
あとがきも読んで
とても興味深かった。勉強になった。
Posted by ブクログ
先人の知恵に驚かされた。初めは見栄えする針葉樹が主役の森も、広葉樹が育つ頃には太古の森に近くなっているんだって。それを見越して植林するんだって。森が好きだ。公園じゃなくて、森。深呼吸したいー!
Posted by ブクログ
明治神宮の森について描かれた絵本。
明治天皇と昭憲皇太后をお祀りするために創建された明治神宮。
林学博士の本多清六をはじめ 植物や造園のスペシャリストが知恵を出して目指したものは
100年先の木々が人手を介さず、自然な成長により自らが世代交代を繰り返していく「永遠に続く森」
そして その壮大な計画は100年たって 現在第4段階目に突入中らしい。
原宿のにぎやかな都会から 明治神宮に入った瞬間
山の中を散策に来たような スッと伸びる木々と小鳥の声に癒される。
明治神宮を訪れる前に読んで、帰ったら再び本を開くことをお勧めする。
せっかく行くなら 明治神宮御苑にも足を延ばして、「清正井」でパワーをもらってくることを忘れずにね。