曲亭馬琴のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
今の社会通念に照らしてみると、どうかな、と言う部分も少なからずありますが、それでも時を超えてなお魅力あふれる作品です。
滝沢馬琴は、執筆中に母を失い、子供を失い、おまけに自分は失明したのに、それでも嫁に字を勉強させ、口述筆記させて書き上げたという根性の本です。(字をろくに書けなかった嫁は大変だったでしょう)
主要キャラ8人が一堂に会すまで、実に執筆開始から20年を経過するなど、この作者は、ほんま見上げた根性の人ですねえ。
疾風怒濤、押しも押されぬ畳みかけるような展開で、物語の前半はとても面白です。だから特に上はおすすめ。
次は原文で読みたいなあ。
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Posted by ブクログ
岩波文庫で全十巻の江戸の大古典をいま読むかというと、うーん、と思い、とりあえずダイジェスト版で雰囲気を確かめてみようと思い手に取った。いわゆる名場面集。原文と訳文に簡単な解説がついている。編集されているのは高校の先生であり、まるで学生時代の古典の授業を受けているような気持ちになる。まあ、私は実際の古典の授業では『枕草子』や『土佐日記』しか教えられませんでしたけれど。感想としては、これ、ほぼ漫画だな、しかも少年ジャンプだな、という感じ。もちろん、これは順番が逆で、少年ジャンプに連載されている(いた)ような作品群が馬琴らの流れを受け継いでいるのだろう。そのうち気が向いたら、岩波文庫も手に取ってみ