山本さほのレビュー一覧
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購入済み
知らない地に引っ越して、受け入れられず悪意にさらされて一人ぼっちでって、地元を離れた人なら大小なり経験していることだと思う。
私もその一人で、なんともいえない気持ちで読みました。
漫画はとても良かったのですが、値段に対しボリュームが少なく感じて、もっと読みたかったなーという思いで星ひとつ減らしました。 -
Posted by ブクログ
山本さんや岡崎さんもついに高校生に。
大きくなるにつれて周りの事も考えて行動するようになる。周りに合わせて行動していると、これまで普通に感じられていた楽しさやワクワクが薄くなってしまうのかもしれない。
小、中、高、大学(専門等)と長いようで短い学生学生生活の中で、楽しい時期、辛い時期は人によって違うはずだ。
居場所が家と学校くらいしかないから日々の生活に悶々としてしまうこともあるんだと思う。
山本さんが本当に自由になれるのは、もっとたくさんの自分にとっての安らげる居場所をみつけた時なんだろうな。
毎回、あとがきが心に刺さる。笑いながら、あの頃の自分について考えさせられる良いマンガだなぁと感じる -
Posted by ブクログ
誰かのヒーローになるということ。
幼いときは何か得意なことがあれば、誰かのヒーローになるのは難しいことではなかった。
山本さんは岡崎さんにとってのヒーローでいられた。
でも大人になるにつれ、自分の得意なことだってもっと得意な人がたくさんいることを知る。楽しいことや好きなものだけでは、生きていけないことを知る。
そうして自信をなくしていく。ヒーローではいられなくなる。ヒーローでいられない自分が辛くて、山本さんは岡崎さんとの親交を絶ってしまう。それが4巻までの話だ。
この最終巻では、山本さんをヒーローとして信じ続けた幼なじみ・岡崎さんが山本さんを救う(もう一人の幼なじみ・杉ちゃんもだけど)。
救 -
Posted by ブクログ
胸がぎゅーっとなった。
大人も(私も)昔は子どもだったくせに、いつのまにか忘れちゃうんだ。
見えてた景色とか、感じた匂いとか、教室の空気とか、友だちとの近さや遠さとか、怖かったものとか。
それがこの作品の中にはあった。色濃く。
「それでも町は廻っている」を読んだときにも思ったけど、それを覚えている大人はちゃんといて、すごいなって思う。
私には記憶からあの頃のまま取り出すことなんてできないから。
「あいつ」だって、形は違ったけどかつて私の中に確かにいた。それを思い出した。
いつからいなくなったのだろう。
カイテルさんのやさしさ。
怖くて埋められなかった鳥の亡骸。
きっちょんが星野くんに聞け -
ネタバレ 購入済み
高校
別々の高校に進学した山本さんと岡崎さん。
リア充っぽかった中学時代と違って高校時代はそうでもなかったっぽいな。
ジャニオタのやばいやつが笑ったw