長田佳奈のレビュー一覧
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ネタバレ我が家にあった布団針の使い方がようやく分かった。だからあの長さだったのか…。
当たり前だが一日中働いていないと用事が片付かない時代だったのだと改めて感じた。車や電車があるとはいえ、家庭内の仕事はほぼ手作業の恐ろしさよ…。
万太郎君の姉との邂逅は笑った。
弟と属性が近いはなちゃんとも仲良くなれると思うよ。吉田さん。
38話 日本は何度も震災を経験し、何度も立ち上がって来たのだろうと思わされた。
日常が忙しくてもふと見た風景の美しさや、「いつか」が確実にやってくるわけではないからその時々を大事にしなくては という、当たり前じゃない日を知るからこその思いを感じた。 -
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かつて貧しさが当たり前だった時代。住み込みで奉公先の家事一般を受け持つ「女中」は女性の仕事として一般的で、少しゆとりのある家庭なら普通に女中を置いていたものでした。
これは、そんな時代に健気に生きた「ちいさな女中さん」の物語です。
シリーズ2作目。第7話〜第12話を収録。
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野中ハナが蓮見家住み込みの女中になって1か月が経った ( たぶん5月の ) ある日。ハナは令子からノートを1冊もらいます。
ずいぶん前に買って戸棚にしまいこんだまま忘れていたものなので、ハナの好きにしていいとのことですが、ハナはどう使えばいいのかわかりません。
戸惑うハナを見て、日記 -
Posted by ブクログ
かつて貧しさが当たり前だった時代。住み込みで奉公先の家事一般を受け持つ「女中」は女性の仕事として一般的で、少しゆとりのある家庭なら普通に女中を置いていたものでした。
これは、そんな時代に健気に生きた「ちいさな女中さん」の物語です。
シリーズ1作目。第1話〜第6話を収録。
◇
時は昭和9年、季節は初夏を迎えた頃のことでした。
蓮見令子はその日も朝から書斎にこもって執筆に追われています。南中にあった日が傾き始めた頃、原稿の完成にもようやく目処が立ちました。時間を見ると3時前です。
ひと息ついた令子は、そう言えば今日は女中さんが新しく来るのだったと思い出しました。 -
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いいですなぁ
―なんかいい。
なぜか小学生の時の友だちに(14才の中学でなく)きっと似てる子がいるような気がしてきます。
登場人物が極端に少ないのにちっとも飽きません。台詞がなくて動作だけでコマが進むところも暮らしの丁寧さが伝わるようでいいですね。 -
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かわいい日常
感情表現が下手そうな「への字口」が、
逆に感情を良く表している。
先生とハナちゃんの心の交流が、
平凡な日常の中で丁寧に描かれていて、
心癒される作品です。