鈴木眞哉のレビュー一覧

  • 戦国時代の計略大全

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    ネタバレ

    戦国時代、といいつつ古代中国から西洋まで幅広い計略を網羅しています。「こんな奇抜なこと創作に決まってるのですが」みたいなスタンスで中々毒っ気な口調で淡々と進められているので、読んでて反感を覚えることも多々w 奇計奇策の基本からマイナーなものまで押えてあるので楽しめましたが。

    余談ですが半兵衛は城をとる話と、牛に乗ってる話の2点に触れられていました。

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    2011年07月22日
  • 戦国史の怪しい人たち

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    [ 内容 ]
    日本全土を戦乱の渦に巻きこんだ戦国時代、この動乱期に活躍した人物や江戸時代以降、講談などで人気を博した人物には、その出自や実績が怪しい者が数多いて、はては実在する疑わしい者も少なくない。
    天下人から武将、剣豪、忍者まで、“戦国有名人”の虚実を探る異色の戦国史。

    [ 目次 ]
    第1章 覇権をめぐる世界(天下人の怪しい側面 「天下取り」に失敗した者たちの怪物度)
    第2章 講談、大衆文芸の世界(講談の世界の大物たち 剣豪伝説 忍者の働きぶり)
    第3章 歴史の裏側の世界(南朝の残影 「降倭」と呼ばれた人びと 別人になりすました人たち)
    第4章 よくわからない人たちの世界(名場面に一度だ

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    2011年05月27日
  • 刀と首取り

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    歴史好きならば必ず読まないとならない一冊。


    武士は刀で戦わなかった。
    早い話が、それがこの本の趣旨だ。
    武士は刀で戦わなかった。
    大事なことなんで二度言いました。

    日本には伝統的に遠戦志向がみられる。
    接近戦では槍。遠距離では矢。後に銃。
    では刀は何に使われたか?
    それは書名の〝首取り〟。
    刀は戦場の脇役に過ぎなかった。

    映画や小説によって歪められた〝刀〟の実像を
    戦国期の一次資料から太平洋戦争での使用例と証言などから分析。
    武器としての欠陥や、〝美術刀〟については目からウロコが落ちること間違いなし。
    さらに刀に込められた信仰や霊性についての考察を交え、
    日本人にとっていかに〝日本刀〟

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    2010年08月11日
  • 戦国武将・人気のウラ事情

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    「戦国武将・人気のウラ事情」 著者:鈴木眞哉



    「篤姫」に続き「天地人」も見ています。



    秀吉が他の武将を評した面白いエピソードが。

    天下を取る三要素のバランスをもつものは見当たらんが

    二つまで持っているのが3人いる。

    上杉家の直江兼続、毛利家の小早川隆景ともうひとり。

    やはり、兼続はすごいんですね。

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    2010年03月26日
  • 戦国合戦のリアル

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    これまでの常識の誤りを指摘し覆す内容。なるほどと感心する反面、ではどうだったのかはわからないという記述が目につき、読後モヤモヤが残った、

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    2022年04月24日
  • 戦国時代の計略大全

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    主に戦国時代の戦の計略について書いた本。

    通説には概ね否定的だが、戦国時代以外の時代や海外の事例なども豊富で、勉強になった。

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    2019年11月16日
  • その時、歴史は動かなかった!? じつにアヤシイ「日本史の転換点」

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    文字通り、『その時、歴史は動いた』についての反証本。

    番組に限らず、結論ありきで考える歴史学者や通説に一石を投じる内容で、面白かった。

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    2019年05月15日
  • 戦国史の怪しい人たち

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    日本史を深読みするとこんなに面白いんだなぁ、と。
    知られていない情報が散りばめられていて、
    かなり面白かったです。
    本当にこの有名人が存在したかどうかって、
    あんまり気にしていなかったことに反省。

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    2017年10月20日
  • 戦国史の怪しい人たち

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    文字通り、戦国史の中で出てくる氏素性の知れない人に対して丹念に追ってる一冊。

    もちろん、“怪しい”にもいろんな意味があり、有名な戦国大名でも氏素性の知れない人物もあれば、そうでない講談なんかで出てくる人物もいる。
    前者は面白いけど、後者は元々物語の登場人物だから今一つに感じた(当方の興味の度合いもあるけど)。

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    2017年08月12日
  • 戦国15大合戦の真相

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    桶狭間の戦いから島原の乱までの80年足らずの間に起きた有名な戦いを、「思い込み」や「思い入れ」を排除して真相に迫ろうというもの。
    といっても新書です。
    ひとつの戦いにかけるページが少なすぎますので、かなり駆け足ではあります。

    とはいえ、信長、秀吉、家康という、天下をとろうとした(家康は取った)人たちが、戦術家としてはたいした戦果を挙げていなくて、戦略や政治で版図を広げていったこととか、明智光秀や石田三成にも勝機はあったが運がなかっただけという歴史解釈は面白かった。

    しかし、私の脳内に湧いて出る彼らは「信長協奏曲」(漫画の方)の人たちなので、どうにも戦いの臨場感にかけるのです。ほのぼのしちゃ

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    2016年05月26日
  • 〈負け組〉の戦国史

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    文字通り、主に戦国時代以降の負け組となった武士について綴った一冊。

    今まではどうしても勝ち組から見た歴史ものが多かったので、非常に勉強になった。
    また、従来の結果偏重主義に異を唱えている点にも共感できた。

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    2014年06月16日
  • 戦国史の怪しい人たち

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    伝えられている出自があやしい。

    経歴が怪しい。

    事蹟や功名譚が怪しい。



    また、同じ出自が怪しいといっても、名門を装っている場合から、正確な記録が残っていない場合まで。



    たとえば、

    桓武平氏を名乗る織田信長や清和源氏を祖とする徳川家康、本当に源氏や平氏が先祖なのか?

    講談に登場する「真田十勇士」や「大久保彦左衛門」の怪しい逸話。
    島左近や山本勘助など有名な逸話を持つのに存在が怪しい。



    など、有名な武将から、合戦の一場面にしか登場しない武将まで、逸話と共に解説している一冊です。

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    2011年12月22日
  • 刀と首取り

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    [ 内容 ]
    戦国時代の合戦場、馬上で白刃を振るう武将、刀で渡り合う武士というイメージは後世に作られたものだった。
    では、戦場で日本刀はどのような役割を果たしたのか。
    日本人が白兵戦を嫌い、「飛び道具」志向であったことを明らかにし、特異な風習「首取り」の意味と刀との関わりを解明する。
    日本刀への幻想を振り払い、戦国合戦の実像が浮かび上がる。

    [ 目次 ]
    第1章 刀についての素朴な疑問
    第2章 刀はどう見られていたか
    第3章 武器としての刀-幻想と現実
    第4章 戦った刀たち
    第5章 首取りと刀
    第6章 刀と首取りの行方

    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度

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    2011年05月28日
  • 戦国時代の大誤解

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    著者が定説を馬鹿にしている以外は割と面白い。
    夢をブチ壊したくない人にはオススメ出来ないが、個人的にこういう本は好き。
    当時日本の馬はポニーだった、とかナ。

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    2009年10月04日
  • 戦国史の怪しい人たち

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    鈴木先生の一連の新書は面白いです♪
    しかし、何度読んでもルイス・フロイスの光秀評には驚かされる。
    「裏切りや密会を好み〜計略と謀略の達人〜」ってヤツ^^;
    それほど「光秀=マジメ・実直・保守」と言うイメージが染みついている。
    何故なんでしょうねえ?

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    2009年10月04日
  • 戦国時代の大誤解

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    武田の騎馬軍団などありえない!?信長は桶狭間で奇襲していない!?刀を交えたチャンバラなどそうそうなかった!?テレビドラマではおなじみの名場面が、じつは怪しいとなったなら…。その武将に染みついたイメージ、教科書に当たり前のように載っている事件。私たちが信じてきた通説をいったん疑ってみることの重要性を、学界での最新の議論も交えながら浮かび上がらせる。狸親父風の秀吉とお調子者の家康―こんな発想ができない人は、歴史を見る目がないかも!?全47項目、あなたの"歴史常識"が試される。
    今までそうと思っていたものが違うことが分かりとてもためになった。

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    2009年10月04日
  • 戦国合戦のリアル

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    戦国ロマンの欠片もないリアリティ!鉄砲の重要性が確実視されたのも朝鮮戦争からというから結構カオスだった模様。
    織田軍に革新性が無いのは分かったがそれで天下統一半ばまでいったのはそれはそれで凄い気もする。

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    2023年12月21日
  • 戦国武将のゴシップ記事

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    戦国史の知識が多少ないと内容が難しいかもしれません。大河とか好きでよく観ている人なら楽しめるかも。私は途中飛ばしつつ、知っている武将の話は楽しめました。

    印象に残っているのは...
    織田信長が干し柿が好きだったとか、声が高かったというところか、
    家康の爪噛み癖やNHKが家康のつけている甲冑が西洋式と伝えているけど疑わしいとか。
    秀吉の馬印は千成瓢箪じゃなくて大きい瓢箪一つだけだったとか。「馬印」も「千成瓢箪」もそもそも知らなかったので勉強になりました。
    やっぱり有名な武将のエピソードは理解しやすいし面白みがあるんだなぁ。

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    2023年11月01日
  • その時、歴史は動かなかった!? じつにアヤシイ「日本史の転換点」

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    NHKの歴史番組を批評した本。本書にある通りその時を確定するのは難しいと思われる。また前書きにあるように時代に偏りがあるのも分かった。
    1つ1つが短いのでザックリ読める。何でもかんでも批判するのではなく新撰組の捉え方を褒めていたりと、公平性はある。

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    2019年04月26日
  • 戦国武将のゴシップ記事

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    歴史マニアの人には面白いんだろうか。それとも、マニアだったら知ってるレベルの話なのだろうか。別段、信長が干し柿が好きだったとか聞いてもなんつうことないので。読み飛ばしの部類。
    色々と自分の過去の著書に書いてあるよと引き合いに出すのが鼻につく。
    忘れていたが、この人、日本刀は討ち取った敵の首を取ることにしか使われてなかったとか書いてた人だなあ。

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    2018年10月08日