あらすじ
史実・講談とりまぜて、戦国時代の合戦に華を添えた名立たる計略を網羅した歴史ファン待望の一冊!山本勘助「啄木鳥の計」、真田幸村「埋火の計」、酒井忠次「空城の計」――戦国の知将が繰り出した策謀の数々。真偽はともかく、後世に伝わる軍記物や講談本を彩る奇計・奇略を一挙に集め、ご存じ三国志やヨーロッパの事例とも対比させながらまとめた、文字どおり「計略大全」。奇襲や伏兵、火攻め・水攻め・兵糧攻めといったおなじみの戦法に加え、味方をも欺く手口、飛び道具や動物を使った作戦にいたるまで、その数は100を超す。「仏のウソを方便といい、武士のウソを武略という」(明智光秀)。知謀の系譜。【知将が繰り出す奇計・奇略の数々】山本勘助――啄木鳥の計/上杉謙信――車がかりの備/真田幸村――埋火の計/酒井忠次――空城の計/朝倉一玄――留守の火縄/島津義弘――島津の退き口/佐武伊賀守――烏渡し/太田資正――伝書犬 etc.
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Posted by ブクログ
戦国時代、といいつつ古代中国から西洋まで幅広い計略を網羅しています。「こんな奇抜なこと創作に決まってるのですが」みたいなスタンスで中々毒っ気な口調で淡々と進められているので、読んでて反感を覚えることも多々w 奇計奇策の基本からマイナーなものまで押えてあるので楽しめましたが。
余談ですが半兵衛は城をとる話と、牛に乗ってる話の2点に触れられていました。
Posted by ブクログ
後世に残っている戦国武将の奇計・奇略の数々が史実として実際はなかったのだという残念な話より、うそでもいいので戦国面白エピソードを盛りだくさんで読みたかったというのが本音。きちんと史実の真偽を調べているこの本が悪いわけではないけど。