【感想・ネタバレ】刀と首取りのレビュー

あらすじ

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戦国時代の合戦場、馬上で白刃を振るう武将、刀で渡り合う武士というイメージは後世に作られたものだった。では、戦場で日本刀はどのような役割を果たしたのか。日本人が白兵戦を嫌い、「飛び道具」志向であったことを明らかにし、特異な風習「首取り」の意味と刀との関わりを解明する。日本刀への幻想を振り払い、戦国合戦の実像が浮かび上がる。

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Posted by ブクログ

歴史好きならば必ず読まないとならない一冊。


武士は刀で戦わなかった。
早い話が、それがこの本の趣旨だ。
武士は刀で戦わなかった。
大事なことなんで二度言いました。

日本には伝統的に遠戦志向がみられる。
接近戦では槍。遠距離では矢。後に銃。
では刀は何に使われたか?
それは書名の〝首取り〟。
は戦場の脇役に過ぎなかった。

映画や小説によって歪められた〝刀〟の実像を
戦国期の一次資料から太平洋戦争での使用例と証言などから分析。
武器としての欠陥や、〝美術刀〟については目からウロコが落ちること間違いなし。
さらに刀に込められた信仰や霊性についての考察を交え、
日本人にとっていかに〝日本刀〟が特別か?について書かれている。

これを読むと、戦国時代から江戸時代にかけての時代劇が陳腐に見えてしまう。。。

0
2010年08月11日

Posted by ブクログ

[ 内容 ]
戦国時代の合戦場、馬上で白刃を振るう武将、刀で渡り合う武士というイメージは後世に作られたものだった。
では、戦場で日本刀はどのような役割を果たしたのか。
日本人が白兵戦を嫌い、「飛び道具」志向であったことを明らかにし、特異な風習「首取り」の意味と刀との関わりを解明する。
日本刀への幻想を振り払い、戦国合戦の実像が浮かび上がる。

[ 目次 ]
第1章 刀についての素朴な疑問
第2章 刀はどう見られていたか
第3章 武器としての刀-幻想と現実
第4章 戦った刀たち
第5章 首取りと刀
第6章 刀と首取りの行方

[ POP ]


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2011年05月28日

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