あらすじ
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戦国時代の合戦場、馬上で白刃を振るう武将、刀で渡り合う武士というイメージは後世に作られたものだった。では、戦場で日本刀はどのような役割を果たしたのか。日本人が白兵戦を嫌い、「飛び道具」志向であったことを明らかにし、特異な風習「首取り」の意味と刀との関わりを解明する。日本刀への幻想を振り払い、戦国合戦の実像が浮かび上がる。
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Posted by ブクログ
歴史好きならば必ず読まないとならない一冊。
武士は刀で戦わなかった。
早い話が、それがこの本の趣旨だ。
武士は刀で戦わなかった。
大事なことなんで二度言いました。
日本には伝統的に遠戦志向がみられる。
接近戦では槍。遠距離では矢。後に銃。
では刀は何に使われたか?
それは書名の〝首取り〟。
刀は戦場の脇役に過ぎなかった。
映画や小説によって歪められた〝刀〟の実像を
戦国期の一次資料から太平洋戦争での使用例と証言などから分析。
武器としての欠陥や、〝美術刀〟については目からウロコが落ちること間違いなし。
さらに刀に込められた信仰や霊性についての考察を交え、
日本人にとっていかに〝日本刀〟が特別か?について書かれている。
これを読むと、戦国時代から江戸時代にかけての時代劇が陳腐に見えてしまう。。。
Posted by ブクログ
例えば鎗働きと言い、
例えば弓馬の道と言う。
だとすれば武士にとって、『刀』とは一体なんだったのか?
25年以上前、ちょうど2000年に刊行されたこちらのご本。まさか今日、これほどまでに刀剣がもてはやされるとは思ってもいなかったろう頃の一冊ですが、実に面白い一冊でした。
当時の、あるいは後代の記録から、戦国時代に刀がどのように用いられ、あるいは用いられなかったのか。そして刀が重要視され続けたもう一つの要因・首取りを通じて、戦国時代の論功行賞がどのようなものだったのかを解き明かし、その神話が近代、旧軍にまで受け継がれていくさまを、淡々と解き明かしていく。
旧軍の白兵戦思想に触れた結びの一節は、いま読むべき内容と言うべきで。興味尽きない一冊でありました。
Posted by ブクログ
[ 内容 ]
戦国時代の合戦場、馬上で白刃を振るう武将、刀で渡り合う武士というイメージは後世に作られたものだった。
では、戦場で日本刀はどのような役割を果たしたのか。
日本人が白兵戦を嫌い、「飛び道具」志向であったことを明らかにし、特異な風習「首取り」の意味と刀との関わりを解明する。
日本刀への幻想を振り払い、戦国合戦の実像が浮かび上がる。
[ 目次 ]
第1章 刀についての素朴な疑問
第2章 刀はどう見られていたか
第3章 武器としての刀-幻想と現実
第4章 戦った刀たち
第5章 首取りと刀
第6章 刀と首取りの行方
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