鈴木眞哉のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
教科書で習った日本史について、「実はそうではなかった」「今の通説はこう」という話題を紹介している本。
「長篠の鉄砲三段撃ちはなかった」とか「桶狭間の戦いは谷間への奇襲ではない」とか、そういった話題を扱った本は数多いし、歴史を取り上げたWEBサイトなどでもよく目にするが、この本の特徴は、NHKの有名番組「その時歴史が動いた」へのツッコミを中心に成り立っているということ。
そのため、たんなる歴史ネタの本としてだけではなく、「あのポイントを『その時』と位置づけるのは適切か」といった視点も含んでいるのが面白い。
歴史好きの人が、通勤電車やお風呂での読書で気楽に読める雑学本を、というときに最適な本 -
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Posted by ブクログ
ネタバレ[ 内容 ]
信玄と謙信は互いをどう見ていたか?
金ケ崎の退き口で殿を務めたのは秀吉だけではなかった!?
武田二十四将は適当に決められた!?
名将、知将、勇将、姦雄、忠臣…後世の人間に貼られたレッテルは、武将の人気を大きく左右する。
しかしそこには、事実無根のオベッカや買いかぶり、つくられた功名や悪評が潜んでいるかもしれない。
いまでは意外な存命中の評価がどうして変わったか、武将イメージの“通説”を疑う。
信長・秀吉・家康、だれがいちばん人気があった?
私たちの勘違いが明かされる57のエピソード。
[ 目次 ]
第1章 けっこういいかげんな「天下人」の世界
第2章 買いかぶられた名軍師たち
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Posted by ブクログ
著者には、一般に歴史常識とされている事柄がいかに根拠が乏しいままに流布されているか、「後ろ向きの予言」(結果から原因や過程を遡って解釈する)が歴史解釈をゆがめているかをテーマとする著作が数多い。
本書は、NHK歴史番組「その時歴史は動いた」の視点を検証するものであるが、番組批判は意図していないと断った上で様々な視点で「その時」に疑問を投げかけている。
テーマが多いために、やや掘り下げ不足の感があるが、在野の歴史家らしく、わかりやすく歴史を視るには複眼が必要であることを教えてくれる。
例えば、平清盛の「六波羅幕府」、源頼朝が実は肉親の情に厚いこと、承久の乱の功労者は大江広元など。
特に関ヶ