【感想・ネタバレ】戦国合戦のリアルのレビュー

あらすじ

戦国時代は日本史の中でも特に人気のある時代であり、一面、何でもわかっているような気になる。しかし、実はそうではない。自明のことのように扱われながら、いまだに解明されていないことがいくらもある。例えば、織田信長については、徒歩の鉄砲兵を主体とした新しい軍隊をつくって新時代を切り開いたように述べている人が大勢いる。しかし、実は信長の軍隊にどのくらいの比率で鉄砲兵がいたのか、鉄砲兵をどう集め、どのように訓練していたのか、などといったことを明らかにした人は誰もいない。同様に、「武田家=騎馬中心」と見なされることが多いが、実は確固たる根拠はないなど……。本書は、このように、戦国合戦について、わかっているようでわかっていない問題、俗説・通説のおかしな点を広く拾い出し、どこまで解明されているのかを論ずることによって、リアルな戦国合戦像に迫るというものである。『戦国軍事史への挑戦』を改題の上、加筆してまとめている。

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Posted by ブクログ

これまでの常識の誤りを指摘し覆す内容。なるほどと感心する反面、ではどうだったのかはわからないという記述が目につき、読後モヤモヤが残った、

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2022年04月24日

Posted by ブクログ

戦国ロマンの欠片もないリアリティ!鉄砲の重要性が確実視されたのも朝鮮戦争からというから結構カオスだった模様。
織田軍に革新性が無いのは分かったがそれで天下統一半ばまでいったのはそれはそれで凄い気もする。

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2023年12月21日

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