ジョナサン・スウィフトのレビュー一覧

  • ガリヴァ旅行記

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    ネタバレ

    第三章、第四章がおもしろい。
    風刺、厭人などで形容される作者だが、
    それを旅行記という形のファンタジーに消化して
    純粋に物語として数百年たっても楽しませてくれるから流石。

    第三章の不死の幻想に対する諦念の流れも
    うまく舞台設定を作ってその辛さが伝わるようになっている。
    また各国へたどり着くと必ず言語の習得経緯の描写がなされる。
    随所で細かいリアルな設定を丁寧に施しているのに
    冗長にならないように描いているから読みやすかった。

    最後の国に出てくる醜穢な生き物ヤフーの描写からは
    スウィフトが本当に人間が嫌いなのが伝わった。
    それでもそのヤフーがいまのyahooの語源であり、
    また家畜人ヤプーズ

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    2014年01月18日
  • ガリバー旅行記

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    人間の負の部分をとっくりと見つめるとこのような作品が出来上がるのだろうか。作品の孕んでいる毒はかなりきつく、よくこれを子供向けにリライトするという判断を下したな、と思った。

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    2013年07月13日
  • ガリヴァ旅行記

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    ネタバレ

    主人公が第一章から第四章まで、それぞれ小人国、大人国、ラピュタ、フウイヌムの国を巡る話。

    旅行記として、小人や巨人や空飛ぶ島などが登場し、それらの国での一風変わった生活も面白かったが、それよりも主人公にとって全くの異国で、人間の悪徳に貶められそうになったり、ことさら人間の悪い部分が強調されているのが印象的だった。

    特に第四章ではフウイヌムという美徳のみを備えた生き物が登場し、それらと共に生活することによって主人公が人間への嫌悪感を強めていく様は強烈だった。

    最後の解説には、作者は「この本は人を怒らせるために書いたのである」という旨の事を手紙に書いているとある。
    一方で、作者は主人公ガリヴ

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    2013年01月27日
  • ガリヴァ旅行記

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    船員ガリヴァの漂流記に仮託して、当時のイギリス社会の事件や風俗を批判しながら、人間性一般への痛烈な諷刺を展開させた傑作。

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    2009年10月07日
  • ガリバー旅行記

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    初版が出たのが1726年
    今が2025年なので299年前に出版(日本は江戸期、将軍は吉宗)なので、こう言う物語が書ける文化的には、驚く差があると感じた。

    こびとの国、大きな人間の国が有るという発想は、いまだに使われている画期的は発明かもしれない。
    天空の街「ラピュタ」もこの物語に出たものだそうで、驚くばかりです。
    物語自体(エピソード)はそれほど面白くないけど、外海にでると言うのが相当危険(命がけ)であった時代だと思えば凄いことです。

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    2025年10月19日
  • ガリバー旅行記

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    当時のスウィフトや時代の考え方、物の見方が感じられて面白かった。やはりこのような古い名作を読んでいかないとと思った。

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    2024年03月29日
  • ガリバー旅行記

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    青空文庫で以前読んだものを柴田さんの新訳で。読みやすく面白い。約300年前の物語なのに古くないのが凄い!

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    2023年08月29日
  • ガリバー旅行記

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    ガリバー旅行記は、子供のころの
    絵本でしか読んだことがなかったです。

    小人の国だけの話ではなかったのが
    驚きました。
    ただ、少し読みづらいというか、何がいいたいのか
    わからない感じの内容です。

    最後の馬の国はなかなか面白かったです。

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    2023年06月10日
  • ガリバー旅行記

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    主人公が訪れるそれぞれの国で失敗と教訓を学んでいるような気がしました。
    それはもちろん主人公側でも訪問国側としても。

    読む前までは色んな土地、場所に行ってたくさん冒険して様々な見聞が…みたいな物語を想像していましたが、読み手次第ではかなり多くのものを得られるのではないかと。

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    2023年04月30日
  • ガリバー旅行記

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    ネタバレ

    船に乗って、旅をする事が好きなガリバー。ところが、大嵐で船が転ぷくしてしまい、流れ着いた所は不思議な国だった!
    本来は長編物語ですが、一応「こびとの国」と「巨人の国」のストーリーが読めてよかったです。後半は空飛ぶ島のラピュータという国と馬の国の話などがありますが、一番気になるのはラピュータの話です。ラピュータと聞いただけで、あの『天空の城ラピュタ』を思い出してしまいますから…。確かパズーがシータに語っているシーンがあったような…。
    『ガリバー旅行記』は前半しか読んだ事がないので、いつかは後半も読んでみたいです。ガリバーがどんな体験をしたのか気になるところです。

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    2023年01月25日
  • ガリバー旅行記

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    小さい頃に、小人の国に漂着した件の童話版は読んだことがありましたが、小説としては初めて全部読みました。
    巨人の国、天空の国、研究の国、魔術師の国、馬の国、等、筆者の奇想天外の冒険談には、様々な風刺が利いています。
    後年に精神障害を患い、77歳で逝去した筆者が、59歳の時で発表した作品。

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    2022年02月23日
  • ガリバー旅行記

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    ネタバレ

    思ったより長かった

    当時のイギリスの状況に詳しければもう少し楽しく読めたかなと思う

    フウイヌム国の話はなんだか悲しくなってしまった
    自分はヤフーとは違うと思っているガリバー自身の姿が滑稽に感じた

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    2021年11月23日
  • ガリバー旅行記

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    小人国、大人国、空島、馬の国の四部構成。空島までは知ってたけど、四つ目の馬が猿人(ヤーフ)を統治する国は知らなかった。今読むとすげー風刺が効いてるんだけど、ヤーフのくだりは人間の愚かさ・不気味さを完璧にさしてて、めっちゃくちゃ陰惨…大人になってから読むと、違うなあ。

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    2020年11月02日
  • ガリバー旅行記

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    この本ではありません

    が、紙芝居の、
    「ガリバーうみをわたる」
    という、続き物の2つ目。
    とても喜んで読んでいました。

    707
    4y4m

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    2018年01月12日
  • ガリバー旅行記

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    みんな知ってるガリバー先生の遭難記。小人の国、巨人の国のあたりは風刺や政治批判も控えめだけど、中盤以降のラピュタやフウイヌムの国になるとその表現は過激になっていく。
    最終的にガリバーは人間社会の醜さに絶望するわけだけど、現代的な感覚からすれば、フウイヌムってそんなにいいか?と思ってしまう。あれはあれで少々窮屈な社会に見える。それよりは、三章のラピュタの人々のがまだ魅力的なんじゃなかろうか。

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    2014年07月27日
  • ガリバー旅行記

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    ネタバレ

    最初は有名な小人と巨人の話。
    段々話が進むにつれ、スウィフトの風刺も深くなる。
    特に最終話のフウイヌムとヤフーについては、ガリバーがかなり影響されている。
    行った国の習慣や偏見がガリバーにも根強く残り、慣れって怖いな、と思った。
    有名な古典に日本が、少し載っているのは不思議な感じ。
    ガリバーが歴史上の人物に幻滅するのは、スウィフトの見解かもしれない。
    ガリバーがフウイヌムとヤフーにかなり影響されたことは、スウィフト自身が人間に幻滅しているかもしれない。
    それぞれの国や、ガリバーも井の中の蛙大海を知らず、と言った印象だった。

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    2014年07月24日
  • ガリバー旅行記

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    自分の中で世界の名作を読むシリーズ。実際に読んでみたらなかなか奥深かったガリバー旅行記。
    ただ、何か物語の筋があったりとか、事件があったりという訳ではなく、それぞれの国の特徴を仔細に述べているといった内容のため、わくわくしながら読むというよりも、新たな世界についての歴史や文化、風土を学んだ感じがした。まわさに旅行記を読んでいる錯覚にとらわれ、まるでガリバーが実際にいたかのような感じすら最後はしてきた。
    特に興味深かったのは4章の馬の国の話。ヤフーとして生きる我々がいかに生きるか考えさせられる。
    ラピュタの攻撃の仕方もなんだか素敵。

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    2013年10月06日
  • ガリバー旅行記

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    ネタバレ

    文体になかなか馴染めなかったけど、読み進める内に物語にどんどん引き込まれていった。

    小さい人間の住む国、巨大な人間の住む国、空飛ぶ島: ラピュタ、死者と会話できる人、そしてフウイヌムとヤフー。

    まさか著者がヤフーの匂いに嫌悪感を覚える程洗脳(?)されてしまうとは思っていなかったけど、フウイヌムの価値観に染まり、「ありもしないこと」のない世界で生きることができたら、それ幸せ名のではないかとも思った。

    ノンフィクションではないことが残念でならない。

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    2012年05月11日
  • ガリヴァ旅行記

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    物語としては有名だけど、ちゃんと読んでみるとただの冒険小説じゃないし難しい言葉もいっぱいでてきてびっくり。
    当時のイギリスは愛国心が強いのかなあと思います。

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    2011年11月25日
  • ガリヴァ旅行記

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    読んだことのない人でも、第一篇と第二篇のストーリーを知っている人は多いはずです。
    映画化もしましたし。

    もちろん前半の二篇も面白いですが、それ以上にこの作品の特長は、右肩上がりに増していく「風刺」です。

    ストーリーとしても、とにかく奇想!
    そのスケールの大きさと細かな描写は圧巻です。

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    2011年09月24日