岡本由香子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ絵画の鑑賞方法というよりは、絵画の鑑賞を通して観察力を磨くことを目的としている。
見ているようで見ていないということは、よくあることだ。
それを意識的に絵画を鑑賞し、優先順位をつけて説明することで、観察力を磨き、他人にわかりやすく伝えることができるようになる。
絵画にはさまざまな情報が含まれている。絵そのものだけでなく、額縁も重要だ。また、さまざまな視点を考えてみるのも有効だという。
絵画の情報を、主観をとりのぞいて鑑賞し、誰がいつどこでなにを、などの情報を収集する。絵画から得られた情報だけでなく、欠けているものはなにか、ということについても考察する。
私達は主観をまじえて物事を判断しがちだ。 -
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Posted by ブクログ
たまには文化的教養も身につけねばということで、最も苦手な部類である絵画に関する著書を読んでみた。その名も「観察力を磨く名画読解」。しかし、読んでみると、人間の認知のメカニズムなどにも触れながら観察力をどう身につけるかについて、解説しており、美術の解説書ではなく、ビジネス書といった方がふさわしい内容であった。今朝オーディオブックで自助論を聴いていたら、細部の重要性を説く一節があったが、本書はまさに細部の観察が、時に生死をわけることもあるほど重要であることを語っている。
「幸いにも、脳は生まれてから死ぬまで、学びによって新しいシナプス接続をつくり、古い接続を強化することができる。つまり学びつづ -
Posted by ブクログ
飛行機好きとしては、これは読まないといけない!と思って読んだ本。
かなり期待して読んだのに加え、ニューヨーク・タイムズのベストセラーとか、エコノミスト誌の年間ベスト・ブックとか書いてあって自分の中でもハードルが上がってしまったのもあると思うのですが、読み終わった感覚は、悪くないのですが周りに物凄くオススメするほどじゃないかなと。
旅客機のパイロットが書くエッセイとしては、日本人パイロットが書いているより親切な本が何冊もあって、翻訳という壁が1つあることも考えると、この本を楽しむなら原語の方が良いのではないかと思います。
BAの747パイロットの著者による溢れる飛行機愛や、フライトにまつわるス