岡本由香子のレビュー一覧

  • 森の鹿と暮らした男

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    フランスの森の中で7年間ノロジカたちと暮らした著者の記録。森の友人を撮った写真付き。子どものころから集団での生活になじめなかっ著者は、19歳の時に家を出て森で暮らすようになる。そこで出会ったノロジカたちとの生き方、サバイバルではなくまさに共存である。
    現在も森の近くにパートナー(人間です)と暮らしながら、自然との共存を目指しているという。

    以前「狼の群れと暮らした男」を読んだときには、驚いたが共感はできなかった。本書は、ひそやかな共感を感じた。その違いは、何なのだろうか。じっくり考えたい。

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    2024年05月07日
  • サナトリウム

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    登場人物もそれほど多くなく読みやすかった。面白かったというのではないけども。まあまあ。
    気になるところが多々あった。警察の仕事を休職している主人公。捜査中にトラウマを抱えるような出来事があったようだが、おもわせぶりに匂わせながら、はっきりさせない。どうしたいんだ。
    主人公の子供の頃、弟を見殺しにしてしまった。その事件を忘れていて、もう一人の弟に罪を被せて、永年恨んでいた。そのところも、弟に指摘され、それで終わり。なーんか、もうちょっと全体的に推敲というか、他者の口出しが入った方が良かったような、と思わせる作品だった。

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    2023年10月16日
  • サナトリウム

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    なるほど、現代を舞台にした「陸の孤島の密室殺人」の敵は、スマホなんだねー。

    スマホで現場の写真撮って、スマホで事情聴取して、スマホで資料取り寄せする。

    だから、孤島に取り残された探偵役が有能だと物語にならないのか、この主人公エリンには随分とイライラさせられる。

    ストーリーは古典的とも言えるほど型通りで、かつ、スピーディーなため、読んでいてストレスがない。
    それに「サナトリウム」という場所だけで、もう物語に期待感が生まれる。

    でも、孤島ものに間違いはないが、作家綾辻行人の館シリーズが一番かも……。

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    2023年07月07日
  • 観察力を磨く 名画読解

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    名画の見方ではなく、先入観によらずものごとをよく見ること、観察のやり方を学ぶために、題材としてアート作品を選んでいるというのが面白いです。

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    2022年12月04日
  • サナトリウム

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    女性作家、現代の~の悪い面が全面的に出たような作品。犯人の動機が煽情的である以上に中心人物エリンのキャラクターが嫌いを超えて不愉快。
    わ~~キャ~的・・コミック的。
    どっかで読んだ気がすると思ったら、筆者が好む小説家がサラ・ウォーターズ・・なるほどね。

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    2022年03月17日
  • サナトリウム

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    舞台設定はいいけど、主人公の推理がイマイチで、毎回その場でその場で考え変えるし、推理を積み重ねたりしないので、意外な展開、意外な犯人の印象は薄め。宣伝の煽り文句が言い過ぎなのでは。

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    2022年02月05日
  • サナトリウム

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    主人公エリンの描写が好きではなかった。やたらに端的に犯人と決めつけたり、自己憐憫に陥ったり。犯人の怨嗟も大量殺人を犯す程の事なのかとすっきりしなかった。

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    2021年12月13日
  • 観察力を磨く 名画読解

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    概ね、普段自分が気をつけていることが書かれていた。自分にとって参考になったのは、客観的に話すこと、見たままを話すこと。会話の中では、真実や正確な情報と自分の考えが混ざってしまうことがある。冷静な話し方というのは、客観的事実と自分の考えは区別しないといけないと思った。

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    2021年07月04日
  • 観察力を磨く 名画読解

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    2020.09.01 とても面白く参考になったが、さらに実践部分(どう読解するか)を多くしたほうが良い気もする。

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    2020年09月01日
  • 観察力を磨く 名画読解

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    ネタバレ

    絵画の鑑賞方法というよりは、絵画の鑑賞を通して観察力を磨くことを目的としている。
    見ているようで見ていないということは、よくあることだ。
    それを意識的に絵画を鑑賞し、優先順位をつけて説明することで、観察力を磨き、他人にわかりやすく伝えることができるようになる。
    絵画にはさまざまな情報が含まれている。絵そのものだけでなく、額縁も重要だ。また、さまざまな視点を考えてみるのも有効だという。
    絵画の情報を、主観をとりのぞいて鑑賞し、誰がいつどこでなにを、などの情報を収集する。絵画から得られた情報だけでなく、欠けているものはなにか、ということについても考察する。
    私達は主観をまじえて物事を判断しがちだ。

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    2020年04月11日
  • 観察力を磨く 名画読解

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    思ってたのと全然違くて、名画の解説とかではなく、いかに気づき情報を得るのか、それをどう分析して解釈して出力するのかみたいなテクニック論。
    割と最初のほうにあった背景のCに気づくかみたいなの、真っ先にそこが変!って思ったので私意外と優秀なのでは??
    思ってのと違ったのでだいぶ読み飛ばしちゃったけど、なかなか興味深い。
    こういう視点や思考を持てるとほんと日常が変わってくると思う。

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    2020年01月19日
  • 観察力を磨く 名画読解

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     たまには文化的教養も身につけねばということで、最も苦手な部類である絵画に関する著書を読んでみた。その名も「観察力を磨く名画読解」。しかし、読んでみると、人間の認知のメカニズムなどにも触れながら観察力をどう身につけるかについて、解説しており、美術の解説書ではなく、ビジネス書といった方がふさわしい内容であった。今朝オーディオブックで自助論を聴いていたら、細部の重要性を説く一節があったが、本書はまさに細部の観察が、時に生死をわけることもあるほど重要であることを語っている。

    「幸いにも、脳は生まれてから死ぬまで、学びによって新しいシナプス接続をつくり、古い接続を強化することができる。つまり学びつづ

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    2021年08月08日
  • グッド・フライト、グッド・ナイト パイロットが誘う最高の空旅

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    飛行機好きとしては、これは読まないといけない!と思って読んだ本。
    かなり期待して読んだのに加え、ニューヨーク・タイムズのベストセラーとか、エコノミスト誌の年間ベスト・ブックとか書いてあって自分の中でもハードルが上がってしまったのもあると思うのですが、読み終わった感覚は、悪くないのですが周りに物凄くオススメするほどじゃないかなと。
    旅客機のパイロットが書くエッセイとしては、日本人パイロットが書いているより親切な本が何冊もあって、翻訳という壁が1つあることも考えると、この本を楽しむなら原語の方が良いのではないかと思います。

    BAの747パイロットの著者による溢れる飛行機愛や、フライトにまつわるス

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    2016年10月08日
  • グッド・フライト、グッド・ナイト パイロットが誘う最高の空旅

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    現役パイロットのお話。空から見た世界の景色や、航空信号などの話、空美のわたしにとってはワクワクどきどきのおもしろさです。
    東京が人類史上最大のメガシティとなっていますが、本当に成田に着陸するときの関東平野はメガシティですよね。

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    2016年05月28日