岡本由香子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
アートについての本やと思ってたら、それよりも考え方の本やし、心理学的でもあるな。
仕事に使えそうな考え方が書いてあったり、外国で起こった出来事とか事件について知れて、それを観察力と絡めてるのがおもしろい。
現実世界での困難には、難解なアートを見た時と同じように対処する。
この視点で自分の仕事に取り組んでみると、それだけで今までと見える世界が違う気がした。仕事でお客さんからのクレームの電話を受けることが多いけれど、その際に、まず事実をじっくり聞き、情報を客観的に理解する。そして相手に伝わりやすいように優先順位を付けて具体的に話す。主観を交えるのではなく、事実だけに注目することが大切と学んだ。
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Posted by ブクログ
アートの読解を通し観察力を磨く、という主旨の一冊で、アートそのものの読解というよりは日常生活における認知バイアスや視野狭窄、フレームをメタ認知するためのツールとしてアートを活用している、と理解した。
後半に行くに従って、アートとの関連性はそこまで高くなく、なぜアートを題材にしているのかという疑問が湧いてきたというのが正直な感想。
一方で、本書の冒頭にある「出くわしたことのない不確実な状況で物事を判断することと初見のアートを観察することに大差はない(大意)」という主張はなるほどと思わされた。であればこそ、アートである必然性もあるのだろう。 -
Posted by ブクログ
邦題に「名画読解」とありますが、名画の読み解き方ではなく、アートを通して観察力を磨く方法がテーマです。
著者はFBI・CIAや大手企業 にアートを通じて観察力・分析力を高めるセミナーを行っています。本書にも様々な絵や写真がカラーで掲載されており、著者のセミナーを受けるのと同じような体験ができます。絵や写真を暫くの間見ていても全く気づかなかった事物の存在を知らされたり、見る人や立場によって見えるものが異なることを実感できたりと、発見が多く飽きることがありません。さらに見たものを伝達する際に事実だけに絞ることの難しさを、いくつかのワークを通じて教えてくれます。
これを読むと、美術鑑賞がさらに面白く -
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Posted by ブクログ
空の旅では何度か大変な目に遭っている。
1度は羽田空港から伊丹空港へのフライト。客室のモニターには横殴り
の雨で滑走路さえも見えない画像が映し出されていた。無事着陸した
時には私も含め、乗客のほとんどかが自然と拍手をしていた。
2度めは羽田空港から真冬の新千歳空港。最終便で新千歳に到着した
後は電車で苫小牧まで移動する予定だったのだが、積雪の影響で
しばらく新千歳上空で待機したのちに羽田に引き返した。
そして、羽田に戻ったら「再度、別の機体で新千歳に飛びます。ただ、
着陸が出来ないようなら三沢に居ります」のアナウンス。三沢に降ろさ
れても困るんだよ~。どうか新千歳に降り -
Posted by ブクログ
ブリティッシュ・エアウェイズの現役パイロット、マーク・ヴァンホーナッカー氏によるエッセイ集。
子供の頃「パイロットになりたい」と答えた少年はたくさんいると思うが、おそらく彼はその夢をかなえた数少ない人物だろう。エッセイのテーマは自身の仕事内容や、飛行中に空から見える景色の事などなど、現役パイロットならではの目線でありながら、とても詩的に美しく描かれている。
数あるエピソードの中でも興味深かったのが、フライトの際ほとんどのクルーが初対面同士、という事が珍しくないという話だ。約20名の見知らぬ同僚が一丸となって、大勢の乗客の大切な命を預かり、快適な空の旅のために働いているという事実には、チョッ -
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米マサチューセッツ州生まれの、ブリティッシュ・エアウェイズでボーイング747を操縦する現役のパイロットが、空を飛ぶことの魅力を語り尽した作品。
原書『Skyfaring:A Journey with a Pilot』は2015年6月に出版され、A New York Times Notable Book of 2015、An Economist Bestseller and Best Book of 2015、A Wall Street Journal Best Book of 2015、BBC Radio Book of the Week、A Bloomberg Best Book of 20 -
Posted by ブクログ
65歳の定年まであと1年。仕事に、金銭面に、考えなくてはいけない段階。
そこで出会ったこの本。期待したのだが、たいしたことなかった、。。
下記目次に書いてある通り。
貯蓄、住宅、年金、支出、医療費、遺言状、、
もうすでにいろいろ学んでいるんだよね。
むしろ、ものの考え方について教えてくれる本かと思ったが、きわめて実践的。
そのくせ日本の仕組みとは違う点も多々あり、、、まとめだけ読んでも大丈夫
私は親の相続もとっくに済ませていて、、、どこに何があるか、何か月もかかった
これはほんと、わかっているほうがいい。
というか、自分の娘たちにしっかり書き残さねば、とは思うものの、、、
なかなか難しいもの