029のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「お前ら、銭湯でなにをやっているんぢゃああっっ!?」
と絶叫せずにはいられない(?)第6巻。
前回の騒動を受けて「危険があった場合、速やかに状況を知らせる手段を身につける」ため、概念送受(イデアリンク)の修行を志願。開始した千穂。
一方働き先であるマグロナルドの改装が終わり、通常運転に戻った真奥だが、最近木崎店長の様子がおかしくて――?
前回いろいろあったことを受けて、さらにこの巻でいろいろなことが動き出すという内容なんだけど、うーん。いつもに比べて、なんだかすっきりしない印象を受けてしまいました。
クオリティそのものは相変わらず高くて面白いし、いままで蚊帳の外に置かれていた天使サリエルが本格的に活躍の場を与えられ、さらには隠れファンが多いと噂の木崎店長にもなにやら不振な動きが出てきて俄然興味と関心をかき立てられる面白い作品に仕上がっているのですが、うーん。
決してつまらないわけじゃないし、笑えるところは本当に笑える。
特に銭湯での修行(誤字に非ず)は、冒頭のように絶叫するほど面白かったですし、その後おっ○いのことでエミリアと鈴乃が激しく落胆。目が死んでるP71のイラストには複雑極まりない気持ちも抱かされましたし。
ただ、如何せん突飛な場面が多い上に、読者不在で状況だけがどんどん先に進んでいるからどうしても「?」となってしまう部分が多い。イルオーン然り、千穂が夢で見た内容然り。
何より「全体的にはシリアス調」なので、中高生にはツライかも。
むしろ20代以上の――いや。もっといえば30代以上の人が読む作品になっている感はしています。なまじ木崎さんの言葉が重すぎるが故に。
この辺りは、様々な面において「仕方ない」とは思います。
元々「『仕事』を柱としている部分」がある以上、今回のような流れになるのはある意味必然だとも思いますし、それでも「面白い!」と唸らされるのは「さすが」といわざるをえない。
アニメ化も決定したし、強力にオススメしたい傑作です! -
Posted by ブクログ
ネタバレ今回は魔王=真奧が働く職場・ワグドナルドが改装の為休業、
更には前回の騒動で大破した住居の改築と、慎ましく暮らす真奧一行に問題がのしかかります。
謎の大家の計らいにより、姪の営む犬吠にある海の家で住み込みで働く事になります。
真奧一行にとっては初めてとなる東京23区外の世界。
そして惨状を呈している海の家を繁盛させようと行動力を発揮する真奧の様子が
とても生き生きと描かれています。
怖れられる存在である悪魔達の地球での健気な生活ぶりとのギャップがおかしいですね。
一応魔王としての見せ場は毎回終盤に存在はしているのですが、
それも中盤までの異世界で力が思う様に使えない中で生活する真奧らの姿を引き立てるものであり
この作品の魅力はそこまでの生活感、細やかさにあるのだと感じます。
勇者・恵美との関係も相変らずつかず離れずなのですが、
それでも日本に住む真奧のバイト仲間で真奧を慕う女子高生千絵が
人間でありながら両者の間に立ち、橋渡し役として良い味を出しています。
こんな女子高生ばかりだったら日本の未来はヲウヲウヲウヲウなのですがね。
何時か親しくなった真奧や勇者の恵美が離れていってしまうとの不安を覚えつつ
真奧に直向きに好意を示す千絵、そして理解を示す母、
かといって無制限に許す訳ではないところ、しかし娘を信頼し気を利かす等の様子が
とてもよい情景にみえますね。決して優等生的にきれいに描かれている訳でもない匙加減が
作者のキャラの活かし方で上手いと感じます。
ぼろぼろの海の家改装やら売り上げ計画の様子が面白おかしく丁寧に描かれます。
そして一方では魔王と勇者の対決の構図から
彼等のいた世界で不穏な情勢、勇者の持つ剣と伏線が何時もより多く出され
今後の物語の展開が日常系からファンタジー系へと舵を切るのか注目されます。
個人的には舞台は飽くまでも日本(地球)に置いた上で彼等の世界の問題も処理して欲しいです。