029のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「私が新しい魔王軍の筆頭悪魔大元帥になって、真奥さんを賭けて遊佐さんと決闘します」
ちーちゃん・・・w
現代日本ではたらく魔王と勇者の物語第3弾。
今回は真奥のバイト先の改装と魔王城の修繕で宿無し仕事無しになった真奥たちが、住み込みで海の家で働くお話。
今までももちろんそうだったけど、今回が一番タイトル通りという感じがしたね。
寂れた海の家に客を集めるため、様々なアイデアを出して実行に移す真奥。
こんな上司の下で働きたいわー。
ここら辺は作者の実体験に基づいていたりするのかな?
アイデアの数々やその合理性なんかには素直に感心した。
その後の花火大会含め、どこか文化祭前夜っぽくて微笑ましかったな。
また、相変わらずの「魔王と勇者」という設定を使った小ネタにもにやけが収まらなかった。
特に海の家オープンにあたり真奥の指示通り動く恵美を見た芦屋の
「勇者が…あの勇者エミリアが、全ての悪魔の敵が!魔王様からにじみ出る王者の威厳に触れて、こうべを垂れて魔王様の命に従っているのです!それを見て…私は…私はもう胸がいっぱいでっ!これは一人の悪魔としては小さな一歩かもしれませんが、魔界にとっては大きな飛躍です…!」
ねw
アームストロング船長に謝れw
そして何よりちーちゃん。
バイト先にやってきたサリエルを上手く手玉にとっていて、真奥と共に「強くなったなちーちゃん…」と思っていたところに、冒頭のセリフである。
成長しすぎだろw
ラストの方でエンテ・イスラや魔界天界に関わるゴダゴダや天祢の正体などシリアスな部分も出てきたけど、基本的には終始コミカルなノリであった第4巻。
堪能させていただきました。 -
Posted by ブクログ
現代日本ではたらく魔王と勇者の物語第3弾。
今回は文句なしに面白かった!
突き抜けるような面白さや心を揺さぶられるような感動があるわけではないけれど、
3巻にして既に安心して楽しめる安定感があるね。
突然やってきて、真奥をパパ、恵美をママと呼ぶ1歳位の幼女、アラス・ラムス。
リンゴから生まれた彼女の正体をいぶかしみながらも、大事に世話をし可愛がる真奥、恵美、及び魔王城の面々。
今回のテーマは育児ということで、2巻がややマンネリ気味で次は違うことをやってほしいと思っていただけに、新たなテーマの導入はうれしい限り。
ドタバタしているうちにエンテ・イスラから刺客がやってきて戦って追い返して・・・
というのは1・2巻でもやっていることだけど、1つ新たな視点が入るだけで全然印象が変わるのね。
アラス・ラムスは純粋に可愛いし、それに振り回されながらも親馬鹿っぷりを見せる真奥もまた可愛い。
恵美も、最初は戸惑いながらもだんだんとアラス・ラムスを大事に思っていく様子は微笑ましいというかなんと言うか・・・
家族(?)3人の写真はほんといい写真だわ。
アラス・ラムスの正体については・・・へぇ、っていう感じ。
読者が予想できるようなものではなく驚くような答えでもなかったため、そうなのかぁといった感想しか浮かばないかな。
ラストはどんな形であれいなくなるんだろうなと思っていたけれど、嬉しいことに予想が裏切られ。
今後も真奥の親馬鹿っぷりが見られるのが楽しみ。
アニメもこの巻まではやってほしいなー無理だろうなー。 -
Posted by ブクログ
時系列順にいくとこの話は主人公である魔王サタンが勇者エミリアに敗れ、異界へと通じるゲートへと逃げ込み日本に辿りつくところから始まる
日本に辿りつき半年後、魔王はこの世界のルールに従い、ゲートを顕現させる魔力が補えるまでという条件のもと、ファーストフード店でアルバイトをし、生活費を稼いでいた
そんなある日、魔王を追ってゲートを通ってきていたエミリアと遭遇
完全に腑抜けてしまっていた魔王サタンを見てどうしたらいいのかわからない勇者エミリアは何を思ったか現状維持を提案
いったいどうなる魔王!!
ってのがあらすじみたいなものですw
まず読んでみた感想ですが、素直に面白かったです^ ^
多少、設定の穴がありましたが、さほど気にせずに読めます
とにかく読みやすく、2時間くらいで読み終わりました
魔王と勇者の会話も見ていて面白かったし、ギャグもさえていました
ただ、魔王という設定を活かしきれてないなぁと少し惜しい気持ちもあります
曲がりなりにも魔王なんですから、もっと序盤の方で人間の身体や世界のシステムに四苦八苦し、悪に手を染めようとする描写とかが欲しかったです
まぁ楽しめたので次も買うと思います -
Posted by ブクログ
あれ?短編集は初めてでしたっけね?
このスタイルはすごくこの作品にマッチしてて、
ここ最近では一番好きかもしれません。
普段の長編も上手くまとめてらっしゃいますが、
作者のまじめさが中盤を退屈にさせている感がありました。
短編だとそこが解決されるんですね。素晴らしかったです。
まず初っ端の詐欺紛いのお話。
冷や水を浴びせられた様にドキっとするお話。
明日にでも自分の身に起こるかもしれない様なお話。
昔は「そんなん引っかかるわけねーし」と思いながら、
取り立て電話相手に暴言の応酬をしたこともありますが、
意外と泣き寝入りしちゃう人って多いらしいですね…
だからなくならないんだろーな。手を変え品を変え。
若い子の勉強になって良いお話だと思いましたw
猫の話、布団の話。
ぞれぞれにテーマがあって、
安心して読めるのが和ヶ原くおりてぃ。
ちーちゃんの出会いの話もそうですが、
基本的にまとめ方が上手すぎですね。
短編何本かいてもこのクオリティ保てるなら、
基本短編の作家さんになれば良いのにって、
ちょっと思ってしまいましたw
アニメ化も楽しみですね。
これからもがんばってください。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ今回は、これまで雑誌などに掲載されていた作品をまとめた「短編集」と言うことで、前回の続きは4月発売の8巻へ・・・というところなんだけど、それだったら「さくら荘」とかと同様「6.5」とかでも良かったような気がするけど、相変わらず内容は面白かったので無問題。以下短編ごとに簡易感想を。
「魔王、誠実な商売を改めて決意する」
2巻のラストからの続き。いきなり芦屋が「暇を」とか言い出すものだから、すわ「新展開かっ!?」と思ったら×××でござったという感じ。
――いや。正確にはウルシバカさんの尻ぬぐいのせいで、魔王様がとばっちりを受けたという話なんですが……訪問販売ってほんと、いいイメージがないんですよね。業界はもっと真剣に対応策を練るべきだと思うのは元村だけかな?
「魔王、捨て猫を拾う」
……良くも悪くも「ベタベタな話」を書こうと思った作者の胆力に脱帽。本当にベタベタすぎて、心底ビックリした。
でも、それ相応に面白いから良いんだけどね。つか、つまらなかったら暴れてた。間違いなく。
それを制止した嫁の挿絵は、マジで諭吉さん数十人分払う価値があると思った。まる。
「魔王と勇者、お布団を買いに」
どう見ても夫婦です。本当にありがとうございました。
……いや、ほんと。感想これだけで充分じゃね? と思いつつ「魔王」と「勇者」の微妙な距離や関係を見事に表現したなかなかの秀作。こういう話をきちんと書くから、ファンであることをやめられない。
ただ、もう本編で充分にやっているだけに、そろそろなにか「変化」が欲しいところかな? と少しだけ思ってしまいましたが。
「はたらく女子高生」
書き下ろし。今度は1巻の少し前……千穂がマッグにバイトしに来たきっかけを描いた話。
単なる「前日譚」では終わらず「千穂が女子高生」という基本的な設定を本当に忠実に。そして丁寧に描いた傑作。
特に「進路についての悩み、不安」と言ったものをきちんと作中内で表現、活用しているところは素晴らしい。
同時に、それに対する木崎さんのお言葉もなかなか。
「進路というのは、明日のために今日、何をするか考えることだよ」
・・・確かにその通りなんだけど、それをきちんとした理由と信念を持って話せる大人に元村は会ったことがありません――というのは言い過ぎかな。反省。
また、内容としては非常に素晴らしい反面、いささかマッグ内における労働環境・雰囲気といったものを美化しすぎているように映ってしまったのは気になりましたが。
※ 取材の成果がきちんと盛り込まれている辺りは、毎度のことながら本当に素晴らしい。
まあ木崎さんが店長なら、むしろそうなって当たり前と言うことで納得できるけど、リアルはどうだか・・・最近トップのせいで評判悪いしね。
いずれにせよ、本当に面白かった! 次&アニメも期待大です!