029のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
シリーズ16巻はちーちゃんが勇者になる話。
いや、なんというかとても良かった。
ぽろぽろ泣けて来た。
人は嬉しいときにも泣けるんだよなあ(笑)
前半はバレンタインデーをめぐるエミやベルの葛藤というかデレ具合になにやっとるんじゃと思ったけど(笑)アドラメレクの魔槍を手に入れる役目をちーちゃんに振られたところから俄然惹き込まれた。
というか、本当に涙が出て仕方なかった。
射技の舞台上に現れたちーちゃんのりんとした姿を見た途端、たまらなく込上げるものがあった。
彼女のその姿。
好きな人のために、大切な人たちのために、自分にできることがあるなら、何ものも恐れず、怯まず、まっすぐに向かい合うその姿。
それに感動してしまう。
こうと決めた時のちーちゃんは誰よりも強い。
いや全く勇者だよね。
魔王はちゃんと惚れ直しただろうか?
継矢の最中に目を合わせ笑いかけた姿に、魔王同様息を呑んだ。
なんと素敵な娘なんだろう。
そんな今巻の個人的ハイライトは実は射技の場面ではなく、いやもちろんそこもすごくいいのだけど、それ以前のベルたちがちーちゃんに頼みに来る場面。
承諾したちーちゃんを普通の女子高生と不安視するライラにベルが答える言葉
「ライラはまだ千穂殿のことがよくわかっていないようだな。
魔王と勇者を繋ぎ合わせ、セフィラの子に慕われ、勇者の仲間に守られ、悪魔大元帥を拝命し、多くの悪魔が平伏し、法術を駆使して異世界間を飛び回る普通の女子高生などいてたまるか。
彼女はこの世界で誰よりも強い、私たちの仲間だ」
この信頼。この尊敬。
人が人を想うこの気持ちは自分の感動するまさしくツボ。
何度読んでも涙が溢れてくる。
いや、実にいい。
こういうの大好き。
さて、そんなこんなでめでたしと思ったら、ラストで風雲急ですか。
次巻は荒事の回になるのかな?
次も期待したい。
ちなみに北の囲いの長ディン・デム・ウルス媼がいい味出してる。
ちびかまがツボ(爆) -
Posted by ブクログ
ちーちゃんが切れたあ! こりゃ大変だ!
天使やら悪魔やら神様やらエンテイスラやらの全てが明らかになる説明回。
いやそう来ましたか。
ファンタジーにSFチックな味付けを加えたなかなかうまい落とし所だと思う。
冒頭、魔王たちがいなくなるという衝撃の新展開で、その後の回想および世界観説明ストーリーには、なんというか不安感が漂っていた。
しかも真奥が全く登場せず、どこで働いてるんだ?魔王さまという感じ(笑)
そんな沈んだ雰囲気だったんだけど、ちーちゃんのキレキレで全部吹っ飛んだよ(笑)
登場人物のなかでもっとも大物なちーちゃんが切れたらもう、誰にも止められんよね。
アレヨアレヨと言う間に異世界エンテイスラに連れてこられた梨香の混乱ぶりがとても愉しい(爆)
なんか自分も初めて異世界に迷い込んだようなワクワク感を感じてしまった。
その後のいつものみんなのやり取りの楽しさで一気にああ、魔王さまだと思ってしまったよ。
うん、面白かった。
それにしても、そうだよなあ。
アラス・ラムスに願われちゃったら、叶えないわけにはいかないよね。
仲間が異世界に集ってそろそろ終わりに向けて加速していきそうな感じかな。
次巻も非常に楽しみ。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ本編初の連続ストーリーとなった8巻ラストから首を長くして待ち望んだ9巻。一気に読み切りましたが、楽しみながらもさらに10巻へと続く罪作りな構成にはヤキモキさせられます。
9巻では遂にエンテ・イスラを舞台に物語が進むわけですが、それでも本作の売りである「ファンタジー世界」と「現代日本」のギャップコメディは健在。しかもそのギャップを本来異世界の住人であるはずのエミリアや魔王が「日本人」的立場で語るというところが面白い。おまえら日本に馴染みすぎたんや…。
人間関係的にも見せ場は多く、8巻で遂にデレをみせたエミリアは、下手するとヤンデレになりそうな勢いで陥落中だったり、鈴乃と魔王の距離が一気に近づいたりと、萌え処もしっかり用意されているのは嬉しいですね。
アニメの影響もあってすっかりギャグ要員だったアルシエルも今巻では知将の片鱗を垣間見せたりと、各キャラの見せ場が豊富なのも嬉しい限り。
あとは、早く10巻を出して欲しいんですけど、これまでの発行ペースから考えると12月頃になるんですかね?もっとはやく読ませてくれー! -
Posted by ブクログ
ネタバレさらわれた芦屋&ノルドおよび、異世界「エンテ・イスラ」に行ったまま帰ってこない恵美を助けるため、魔王様が鈴乃とアシエスとともに東大陸エフハサーンの皇都「蒼天蓋城」に向かうお話。
なんていうか、相変わらずクオリティが下がりませんねー。
前回の終盤でとうとう真奥や芦屋の正体に気付いてしまった梨香や、今回ばかりは異世界に行けず、ただ待つことしかできない千穂のいじらしさと逞しさとか、細かい部分が丁寧に描かれているので本当に面白かった。
いままで謎だらけだった「イェソドの欠片」についてとか「天使たちの行動・目的」とか、いろいろなことが少しずつ明らかになっていく様はワクワクするし、中でも今回特に心を打ったのが「鈴乃に対する、魔王の告解」部分が印象的でした。
……心なしか、魔王様が某攻略王みたいな感じになっているのは気になりましたが。
ともあれ、今回も本当に面白かった! 状況を打破するためにあえて天使たちの謀略に沿って踊り続けるしかかない芦屋。孤独な立場を強いられる恵美、そして皇都を前に意外な人物との再会を果たした魔王様一行等々、次回も本当に楽しみだ。超オススメ!