笹井一個のレビュー一覧

  • 辺境の老騎士 V バルド・ローエンと始祖王の遺産

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    あああ、終わっちゃったなあ。こんな面白い物語はないぜ。生涯の一冊だな。わりとしっかりとほのめかされていたのだが、悪霊の正体が他星からの移民者で、ロボットや宇宙船の内部みたいなものが出てくるのはちょっと違和感があったけどね。デュマ風騎士道物語を貫いたほうがよかったのか、いやこういう世界の真相もあってもいい?魔獣や精霊、いろいろな亜人や種族が出てくるファンタジーの要素もあったし、新味があってよかったかな。バルドは最後は神の領域までいっちゃったなあ。融通無碍の温かい神様だ。バルドの周りのたくさんの人物の物語も面白かった。最後にいろいろ決着を着けた感じだ。カーズの話やジュルチャガの最後も涙なしでは読め

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    2023年03月10日
  • 辺境の老騎士 IV バルド・ローエンと不死の将軍

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    この物語のシリーズは最高だぜ。こんな面白い物語は、アレクサンドル・デュマ以来だなあ。なんで今まで知らなかったんだろう。作者の支援BISさんはもっと広く知られるべきだなあ。大ファンになったぜ。今回も2回に渡る物欲将軍との戦いが凄まじい。結構えぐいのだが、騎士たちの雄々しさとバルドに寄せる敬愛がいいなあ。バルド、愛されてるなあ。そうそう。巫女として踊るドリアテッサも美しい。ジュチャガが村長になって新しく立ち上げたフューザリオンの都市の物語もなかなか熱いぜ。ジュルチャガとドリアテッサの結婚にも驚かされた。最後のレイリア姫を巡るいろいろな人物を巻き込んだ話もいい。どこもかしこも物語の面白さに満ちている

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    2023年03月09日
  • 辺境の老騎士 III バルド・ローエンと王国の太子

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    ドリアテッサが出場する競武会の血沸き肉踊ること。結局、バルトも模範試合に出て、見事に振舞う。ドリアテッサの成長ぶりも眩しい。おっと、出場した騎士たちもすがすがしくてよかったなあ。歌合戦でのバルドをきっかけにした騎士たちの合唱にも涙するぜ。この後、出てくる料理人のカムラーとバルトの掛け合いも楽しいね。「カムラーめ!」とバルトは唸らされてしまう。カムラー、いいねえ。ゴドンの姪のレイリアの恋は初々しいなあ。一服の清涼剤だね。バルトは、魔獣に襲われた砦を助けに行くが、ここでも見事な采配をする。帰路の人々を助ける冒険の旅も素晴らしい。同行のシャンティリオンはこれから重要な役割をするんだろうな。ああ、面白

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    2023年03月09日
  • 辺境の老騎士 II 新生の森

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    老騎士バルド、領主ゴドン、盗賊ジュルチャガに暗殺者ヴェン・ウリル、女騎士ドリアテッサが新たに旅の仲間として加わる。彼らの先には次から次へと事件が現れ、ことごとく鮮やかに切り抜けていく。爽快だぜ。辺境防御の騎士たちや緑の亜人もここへ加わり、彼らとも熱き厚誼を結ぶ。熱いぜ。ドリアテッサとヴェン・ウリル改めカーズ・ローエンとの剣士の訓練、ジョグ・ウォードとの戦い、ゴドンの領地での攻防、どれもこれもいいぜいいぜ。最後の宴で領民たちにバルトとの旅を熱く語るゴドンもいいぜ。「ううむ、バルト殿の周りではおもしろいことばかり起こるのう。わしも旅に同行したいくらいじゃ」と語るリンツ伯には然り。気持ちのいい奴や美

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    2023年03月06日
  • 辺境の老騎士 I

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    無茶苦茶面白かった。とにかく主人公の老騎士バルドが超魅力的!剣士としての技量はもちろん凄いのだが、男気があってひょうひょうとしていて、次から次へと事件に遭遇し、とんでもない働きをする。出会う者たちも魅力的、いい奴も悪い奴も。各章ごとに出てくる料理もまたまた魅力的!それを旨そうに食うんだよなあ。架空の料理が多いかな。凄いな作者!

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    2023年02月18日
  • 辺境の老騎士 V バルド・ローエンと始祖王の遺産

    ネタバレ 購入済み

    老いは、終わりじゃない

    一巻を試しに買い、面白さに残りもすぐに購入&一気読みでした。
    バルド・ローエンの老いてなお学び、深まり、周りを援ける姿が印象に残る爽やかなファンタジーです。

    この作品を読んで、真っ先に思い出したのはグイン・サーガです。
    私は栗本薫先生著の部分までしか読めていないのですが、なんといいますか、グイン・サーガで「一体どうなるんだ……!?」と思っていた部分が
    この作品で少し昇華された思いもあります。駆け足とは思わない、良いラストでした。

    また、世界観や文化がしっかり作られていて、うんちく?も交えた食レポが楽しかったです。
    そういう意味では架空の歴史小説を読んでいる気にもなりました。

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    2020年07月15日
  • 辺境の老騎士 V バルド・ローエンと始祖王の遺産

    購入済み

    面白かった~~❗

    面白かった~~❗を、何べんでも言いたい❗泣いたし、笑ったし、お腹空いた(笑)出てくる料理が、とっても美味しそう。
    久々に、読みごたえの有る本に出合えた❗
    もう、終わってしまったのかっていう、今は、喪失感で、いっぱい……バルトロス……
    一人一人の登場人物が、とても魅力的だし、各々の話が、とても深い。
    SFファンタジーだけど、どこかの国?世界?の歴史書のようでもあり、昔々……って、ずっと語り継がれている過去の偉人達のお話のような……
    各々の子供達は、どんな人生を歩むんだろう……知りたいような、知りたくないような……(笑)
    とにかく、この作者の他の作品も、読んでみなくては❗

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    2020年07月20日
  • 辺境の老騎士 V バルド・ローエンと始祖王の遺産

    mi2

    購入済み

    完結

    この物語がまさかもう終わってしまうとは思わず、終わりを感じ始めて、寂しさから読むペースを落としました。
    情緒に溢れ、キャラクターひとりひとりに深みのある設定も好ましく感じました。
    多くの伏線も繋がりあたたかみのある最後にジーンとしました。素敵な作品をありがとうございました。

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    2020年03月30日
  • 辺境の老騎士 I

    mi2

    購入済み

    圧巻の読みごたえ

    ようやく手を出した作品。前から気にはなっていたが、手が届かず今回の出会いがあった。
    圧巻の読みごたえは格別の喜びでした。通常のライトノベル3冊くらいの深みと読み易さがある作品。
    おすすめです。

    2
    2020年03月23日
  • 辺境の老騎士 IV バルド・ローエンと不死の将軍

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    物欲将軍率いるシンカイ国との二回にわたる諸国戦争メイン。
    外伝『レイリアの結婚』

    いつのまにか四が出てた。登場人物紹介頼りに読みました。

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    2020年01月06日
  • 辺境の老騎士 V バルド・ローエンと始祖王の遺産

    ネタバレ 購入済み

    大傑作

    遂に読み終わってしまった。
    冒頭少々を読んだところで漂い出した終わりの匂い。
    大事にじっくり噛み締めて読んだ。
    バルドは幸せだったんだろうか?
    みんな先にいってしまった。

    作品としてはとてもきれいにおわっている。
    大傑作。

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    2019年11月18日
  • 辺境の老騎士 I

    購入済み

    大人向けファンタジー

    40代になって、ラノベのノリが少し疲れるようになってきたが、本作は主人公が引退を決意した騎士な事も有り、あまりガチャガチャした雰囲気ではなく重厚で奥深い作品に好感が持てる。
    大人がじっくりと読めるファンタジー小説であると言える。
    料理の描写かかなり詳しく、「これは〇〇のことだ」という感じで想像しながら楽しく読めるのも非常に面白い。ただしお腹が減る。

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    2019年11月13日
  • 辺境の老騎士 I

    購入済み

    剣客商売を彷彿とさせる、小気味良く鮮やかな人と食の描写。世に溢れるなろう系ラノベとは一線を画す、確かなバックボーンを感じる文章力(なろう系はなろう系で軽く読めるんだけど)。
    値段の価値は十分にあり。

    2
    2019年11月11日
  • 辺境の老騎士 V バルド・ローエンと始祖王の遺産

    購入済み

    本作品シリーズは、久々に表れた所謂ヒロイック・ファンタジーだ。バルド・ローエンこそ英雄で有りその持つ剣も魔法の剣と言っても良い。異世界の物語でありSFでもある。ヒロイック・ファンタジーの要素全てが詰め込まれている。RPG要素もある、言わば新時代の「ネオ・ヒロイック・ファンタジー」だ。ラノベ好きにも楽しく読めると思う。

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    2019年11月06日
  • 辺境の老騎士 V バルド・ローエンと始祖王の遺産

    購入済み

    旅路は続く、人は往く

    個人的には、ファンタジーが実はSFだったと言うのは萎えるのだけど、本書は終始どこかあっけらかんとした空気があり、地の文章も乾き気味なので、それほど気にせず読みきれた。
    最後まであくまでも旅と美食に尽くした主人公達のおかげだ。
    老人の冒険譚がどれほどかと読み始めたら、すっかり虜にされてしまった。
    ややくどいエピローグも、本書にはよく似合う。

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    2019年11月05日
  • 辺境の老騎士 II 新生の森

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    老騎士バルド、さらに同行者も増え、活躍も大掛かりになっていくが、バルドはいたって平常モードなところと、プライオリティは美味しいものというところが可愛らしい。そう、可愛らしい人柄が覗いて好ましい。そして、顔に出さずともまだ枯れきっていない部分も見せてくれる。女騎士ドリアテッサから始まる道中、ヴェンが養子になるシーンは嬉しくて泣けた。エングダル絡みの話ではゾイの部族が先日読んだレンジャーの弟子ででてくる、スカンディア族を思い出させる。そう、世界観がアラルエン戦記によく似て、ウィルの師ホールトとバルドが似たキャラなんやねぇ。好きな系統だということですな。

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    2019年07月21日
  • 辺境の老騎士 I

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    表紙もすばらしく私好み。59歳の異界の騎士バルドが長年仕えた城を辞して、たびに出るストーリー。ほぼ同年代のバルドの活躍に非常に心励まされ、また考えさせられる。バルドに惚れていく人々とシンクロナイズしてバルドに惚れる。老人活劇グルメ本。なんせ美味しそう。バルドのキャラが秀逸、それに出てくる味方になる人々ヴェン・ウリル、ジュルチャガ、エングダル、ゴドン、が大変気持ちよく魅力的で、爽快、ストレス発散になる。月魚を食べるシーンがでてこなかったのが残念。

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    2019年07月21日
  • 辺境の老騎士 IV バルド・ローエンと不死の将軍

    購入済み

    哀悼・笹井一個先生

    あれ?と思った。
    表紙の感じが違う、と。
    挿絵の感じも。

    なにか生臭い事情でもできたのかとググってみて驚いた。

    笹井一個先生、謹んで哀悼の意を表します。

    #3巻に追記とも思ったが、強烈にここに書くべき気がした。
    #菊石森生先生、お気を悪くなされたら申し訳ない。
    #漫画版、いつも楽しく拝読しています。

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    2019年04月15日
  • 辺境の老騎士 IV バルド・ローエンと不死の将軍

    購入済み

    待った甲斐ある一冊

    3巻から2年近く経ての4巻。
    この巻で遂にバルドは物欲将軍と対峙。神話から抜け出したかのごとき異様に立ち向かうは、バルドを頂点にした3ヶ国連合軍。
    いずれ劣らぬ精鋭騎士達はいかにしてこれを撃ち破るのか。
    今回食べ物描写は控えめながら、しっかり物語にアクセントを与えてくれていて、骨太な冒険譚に読みやすさを加えている。

    前3巻のイラスト担当が亡くなられ、コミック版準拠のイラスト・キャラデザになったのは残念。
    そのせいで、間が開いたのかな?

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    2019年04月08日
  • 辺境の老騎士 I

    購入済み

    なんと見事な!

    コミカライズを一気に3巻まで読んだ返す刀で読了。

    たまらない様な叙事詩の開幕から序盤である。
    続巻は既に買ってある。

    早く次を読むのだ。

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    2018年12月06日